ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ケグナゴヤ (2) @名古屋市東区・栄

2014年04月27日 | 名古屋(東区・北区)

名古屋・今池で2軒に振られ(1軒は満員、1軒は閉店時間)、少しだけ飲み直そうと帰る途中で寄ったのは久しぶりの「ケグナゴヤ」。栄(さかえ)の久屋大通り沿いにあるオアシス21という施設の北側の路地角にあるクラフト・ビール(地ビール)専門のビア・バー。

遅い時間にも関わらず、店内は盛況。カウンターに座って、「ワイマーケットクラフト・ハートレッド」を注文。最近、柳橋という名古屋駅に近い生鮮食品市場街に出来た醸造所で、名古屋の酒販店が作った「Y. Market Brewing」で醸造されている、正真正銘の名古屋地ビール。ここケグナゴヤとは同系列らしい。あまりお腹は空いていなかったが、新メニューとしてあったイタリア風エビチリ(記憶が怪しいが、確かこんな名前)を注文。ビールはその名の通り濃い赤色をしているが、軽めの口当たりで、爽やかな苦みで旨い。グイっといけてしまうところを抑えて味わいながら飲む。

この店に置いてある冊子をペラペラとめくってみた。一時、ブームとなり、猫も杓子もという感じで様々なものが乱立したけれど、結局玉石混交で自然淘汰されてブームが終わり、軒並み醸造所閉鎖、あるいは販売中止となった感がある地ビールだが、本当に好きな人や、質の高いものを目指す醸造所はしっかりと根を張っていて力を付けている事が分かった。この店を見る限り、この地でも愛好家はけっこう居るようだ。店の人も熱心に地ビールに関する弁を振るっている。

しばらくして、エスカルゴ皿に入れられたエビチリが登場。チリと書いてあるんだから予想しなかった自分が悪いが、一口食べただけで、エビのフリットの上にかけられたソースの刺激が強すぎてビールの味が全く分らなくなってしまった。エビの質やフリットの調理もいまいち。あくまでもビールを美味しく飲むためのつまみだと思って注文したので、このメニューはちょっと失敗。でも、どちらかというとサルサのような風味のこのソース、もう少し辛味を抑えるなり、深みのある味にして、フリットも軽い口当たりにしないと、折角こだわって作られたビールの繊細なテイストが台無しじゃないかな。口直しにもう一杯違うの(「プライム・エール」だったか)を注文して飲んで帰った。(勘定は¥2,000程)

以前の訪問はこちら

CRAFT BEER KEG NAGOYA (ケグナゴヤ)

名古屋市東区東桜1-10-13

(ケグ・ナゴヤ ケグナゴヤ KEG・NAGOYA ケグ名古屋)

コメント
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