ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Twain Shall Meet / Eric Burdon & The Animals

2012年07月04日 | クラシック・ロック

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The Twain Shall Meet / Eric Burdon & The Animals (1968)

ビートルズ(The Beatles)、ストーンズ(The Rolling Stones)と違ってゼム(Them)やこのアニマルズ(The Animals)はいつでも話題に上りにくいバンドだ。特にアニマルズは60年代前中半のヒット以降キャリアの変遷をつかみにくく、エリック・バードン(Eric Burdon)が中心になってメンバーを一新し、ソロ+バックバンドみたいになったこの時期以降は特に日本ではなじみがないのではないか。

でもささっと調べてみたらちょうどこの時期(1968年)に来日し、ヤクザのプロモーターにマネージャーが監禁されてビザの関係でツアーが遅れたことに対して脅されたらしい。しかも開放された後もバンドは全ての機材を置いて逃げ帰ったとか(笑)。多分ネタ元は元ポリス(The Police)のアンディ・サマーズ(Andy Summers)かな。当時アニマルズのメンバーだったはずだ。

このアルバムは、初期のビートバンド、R&Bバンドといった形態と違って、一度解散し、エリックがサンフランシスコに移住したことに伴って、いわゆるフラワームーブメントの中心に居たことから、モンタレーポップミュージックフェスティバル賛歌の「Monterey」や反戦歌の「Sky Pilot」などの重要曲も生まれ、とても充実している。アルバムとしてはちょっと短いが(ただしこのCDにはシングルヴァージョンなど5曲ボーナス追加)やはりエリック・バードンの声は特別で心に残る。この時期のアニマルズを見直した。

今まで知らなかったがプロデューサーはボブ・ディラン(Bob Dylan)やベルベットアンダーグラウンド(The Velvet Underground)で有名なトム・ウイルソン(Tom Wilson)だった。自分はずっと勝手に白人だと思っていたけど黒人だったんだ。ただこのアルバム以降プロデュース作品として知られているものはなさそう。なぜ?

中古店で購入(¥500)

  • CD (2005/5/10)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import, from US
  • Label: Repertoire
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