ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

家庭料理 季菜口 @岐阜県美濃加茂市三和町 (※閉店)

2012年07月01日 | 岐阜県(中濃)

どこで知ったか思い出せないがとんでもない田舎にランチを提供するカフェがあると聞いてナビを頼りに訪問。そりゃぁもう途中で道を間違えたかというような田舎道を通り、ナビの「目的地周辺です」のアナウンスがあってもちょっとした集落があるのみ。かろうじて名古屋ナンバーの車が停まっている所に木製の小さな看板があり到着した。

古い日本家屋(農家)が改造してある。けれど土蔵など朽ちている所はそのままだったりする。手を入れまくっていないところは新鮮だった。玄関を入った土間と続きの間が厨房になっており、テーブルが置いてある。それ以外は全て座敷。大広間なので採光が良く、明るい。丸ストーブが置いてあった。訪問したのはまだ小寒い時期だったので気持ちがいい。

ランチ(¥1,300)は野菜を中心にメインが2種の中から選べるようになっている。どれも量は多くないが、素材を生かしたやさしい味。今、巷を席巻している濃い味付けではないので自然とこちらも一つ一つの素材をじっくり味わうスタンスになる。今日出た食材は菊芋、菜っ葉、わけぎ、蒟蒻、牛蒡、大根など。デザートのケーキ(別途)も手作りのやさしい味だ。もとよりお腹を膨らませに行くお店じゃないので食欲盛んな若者には勧められないけど面白い体験じゃないだろうか。

こんな辺鄙な場所なのに次から次へと客が入るのにはびっくりした。みなさんよく知ってらっしゃる。車のナンバープレートや外の風景写真をたくさん撮っている様子からみると名古屋方面の客が多いのかな。街中から来たらこのシチュエーションにはグッと来るだろうな。夜(予約制)どんなものを出すのか興味が湧く。

家庭料理 季菜口(きっさこ)

岐阜県美濃加茂市三和町廿屋121

※残念ながら平成25年9月に閉店しています

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PASS NOT PAST - EP & Singles

2012年07月01日 | ロック(日本)

Pass_no_pastep

PASS NOT PAST - EP & Singles (2005)

初めて東京ロッカーズを聴いたのはオムニバスの中古アナログレコードで2000円位出したような覚えがある。80年代後半だからリアルタイムより10年遅れ。洋楽中心で音楽を聴いていたから日本にもこういうバンドがいたんだと新鮮だった。後に「坂本龍一」や「ストラングラーズ(The Stranglers)」や「No New York」、「H大学生会館」といったキーワードでバラバラの物が繋がっていったという感じ。当時はまだ値段が高くてオリジナルシングルを集めるまでには至らなかったのでオリジナルアルバムを集めては聴いていた。

最近になってフリクション(Friction)の関係CDが紙ジャケで再発されたり、編集盤やライブ盤、DVDまでもが出て本当に聴き易くなった。

これはPASSレコードのシングルを集めたコンピ。小学生の時にYMO繋がりでエアチェック(死語!)して名前も知らずに繰り返し聴いていた2-1「終曲」(PHEW+坂本龍一)が入っていてびっくり。

フリクション、恒松正敏の1枚目はもうしびれる位かっこいい。そしてあまり聴いたことが無かった2枚目のアーティストもそれぞれ独特の世界を持っていてすごい。今ではこうしたレーベルの「色」なんてなかなか見当たらないし、そもそも日本の自称アーティストは「説教ソング」、「信頼ソング」(←筆者命名)ばっかりでこうしたエッジの尖った音楽は見つかりにくい。

一度でいいから彼らのライヴをライヴハウスや左翼、過激派系列(笑)の大学のせまくてボロい学生ホールかどっかで聴いてみたかったな。

オークションにて購入(¥1,013)

  • CD (2005/5/20)
  • Disc: 2
  • Label: Pヴァインレコード
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする