マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

マイティハート/愛と絆

2008-08-05 11:46:24 | 映画ーDVD
ーマイティハート/愛と絆ーA MIGHTY HEART
2007年 アメリカ マイケル・ウィンターボトム監督
アンジェリーナ・ジョリー(マリアンヌ・パール)ダン・ファターマン(ダニエル・パール)アーチー・パンジャビ(アスラ・ノマニ)イルファン・カーン(キャプテン)ウィル・パットン(ランダル・ベネット)デニス・オヘア(ジョン・バッシー)アドナン・シディキ(ドースト・アリアニ)ゲイリー・ウィルメス(スティーヴ・レヴァイン)

【解説】
2002年にパキスタンで取材中にテロリストに誘拐、殺害された実在のジャーナリスト、ダニエル・パールの妻が著した手記を映画化した社会派ドラマ。事件の真相、夫への愛をつづった原作に感銘を受けたブラッド・ピットが製作を務め、妊娠しながらも懸命に夫を捜す妻をアンジェリーナ・ジョリーが熱演する。監督は、『グアンタナモ、僕達が見た真実』のマイケル・ウィンターボトム。その衝撃と感動のドラマは第60回カンヌ国際映画祭で絶賛され、大きな話題を呼んだ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
2002年のパキスタンで、ウォールストリート・ジャーナルの記者ダニエル(ダン・ファターマン)は、妻マリアンヌ(アンジェリーナ・ジョリー)とディナーの約束をした後、ある取材に出かける。しかし、それを最後に彼との連絡は途絶えてしまう。妊娠中のマリアンヌと友人たち、地元警察などによる懸命の捜索が開始されるが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
アンジェリーナ・ジョリーが7月13日に南仏ニースで男の子と女の子の双子を出産しましたが、今日のニュースにはこんなことが掲載されていました。
こちら
さすが、ですねえ。

これで、アンじゃリーナとピットご夫妻は、6人の子持ちとなったわけです。
成長も楽しみですね。

子育てをしながら、妊娠、出産の合間に、たくさんの仕事をしているアンジー。
スーパー女優ですね。

この作品も、妊娠中にもかかわらず、夫ブラッドのオファーにこたえて出演した作品です。
ブラッドはプロデュースに徹して、出演はしていません。

この作品は、ジャーナリストの夫婦が、妻の妊娠をおしてパキスタンのカラチで取材中、夫が何者かに誘拐され殺された衝撃的な事件を、妻のマリアンヌ・バールが書いた本が原作になっています。

まるでドキュメンタリー映画のように、夫の無事を信じて待っている妻を克明にカメラが追っていきます。
身重の妻は、異国の地で自ら探しまわるわけにもいかず、捜査の動向を耐えて見守るしかありません。

捜査に当たった、パキスタンの警察、CIA捜査官、ウォールストリート・ジャーナルの同僚たち、ホームステイ先のインド人の女性ジャーナリストたちを巻き込みながら、辛い時間が過ぎていきます。
いろんな情報が交錯する中、刑事たちは犯人を追いつめていきます。

祈りを捧げる姿は、イスラム教信者も仏教徒も変わりはないでしょう。
祈るしかないマリアンヌ(アンジェリーナ・ジョリー)は仏教徒らしく、仏壇に「南無阿弥陀仏」と唱えていました。

その祈りも虚しく、夫ダニエル・バールは、アラブ人テロリストによって殺されてしまったのでした。

何が、彼に起こったのか?
アメリカ人という理由で誘拐され、ユダヤ人という理由で惨殺されたダニエル。
そこには、話し合いや人間的な情の通う余地のない、闇の世界が広がっているようでした。

そして、この闇を映画にして、光を当てようとしたブラッド・ピットの試みは、アンジェリーナを主人公に迎えることで、目的を達することができたのではないでしょうか。
世界の片隅にいる私にまで、マリアンヌの思いが届いたのだから。

たぶん意図してだと思いますが、いろんな子供の表情が挿入されていました。
緊迫したシーンの続く中で、ほっとできる時間でした。
子供たちの笑顔をなくしてはダメですね。

現在、マリアンヌは無事アダムを出産し、パリでジャーナリストとして生きていることが知らされて、それがなによりの救いでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。