ーザ・バンク堕ちた巨像ーTHE INTERNATIONAL
2009年 アメリカ/ドイツ/イギリス
トム・ティクヴァ監督 クライヴ・オーウェン(ルイ・サリンジャー)ナオミ・ワッツ(エレノア・ホイットマン)アーミン・ミューラー=スタール ブライアン・F・オバーン
【解説】
巨大プライベート・バンクの陰謀を暴き、国際情勢の裏に潜む闇を描くクライム・サスペンス。クライヴ・オーウェン演じるインターポールの捜査官とナオミ・ワッツふんする検事が、世界を駆け巡り驚がくの真実を浮き彫りにしていく。『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督が、骨太な作品に挑み改めて才能を発揮。実際の世界と重ね合わせて不安をかき立てられる一方、社会派エンターテインメントとして最後まで存分に楽しめる。
【あらすじ】
ルクセンブルクに拠点を置く国際銀行、IBBC。この銀行の不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)は本格的な捜査に乗り出すが、核心に迫ろうとするたびに関係者が消されてしまい……。(シネマトゥデイ)
【感想】
政界、財界、CIAや多国籍企業、海外の闇組織などを全部取り込んで巨額の富を取り込んで膨れ上がる、巨悪の根源のようなメガバンクの悪事に、たった一人で立ち向かうインターポールの捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)の話。
内容が複雑そうで敬遠していましたが、いやあ、なかなか硬派で骨太な作品でした!!
ここに登場するIBBCというメガバンク、実在したBCCIというメガバンクがモデルだそうです。
このバンクの極悪非道さと言ったら、今まで見てきた映画の悪人なんて、「お子ちゃま」と言えそうなくらいの極悪です。
武器商人と紛争地域を結びつけて、多額の融資で戦争を煽る。
利用価値のなくなった人間は、殺し屋に殺させる。
身内にも容赦はない。
頭取さえも使い捨て、あたかもバンク自身が意志を持った悪魔のような存在です。
それに立ち向かうサリンジャーは、ほとんど自分では武器も持たず、愚直なまでに、巨悪に挑み続けます。
そのストイックな彼の行動に心を打たれます。
「いまどき、こんな人、いてないよなあ」と思いながらも、正義がなくなったらこの世は終わりだーと言う気持ちで、彼を応援してしまいました。
今現在のリーマンショックなどを予見するかのような映画でした。
面白かった!!
2009年 アメリカ/ドイツ/イギリス
トム・ティクヴァ監督 クライヴ・オーウェン(ルイ・サリンジャー)ナオミ・ワッツ(エレノア・ホイットマン)アーミン・ミューラー=スタール ブライアン・F・オバーン
【解説】
巨大プライベート・バンクの陰謀を暴き、国際情勢の裏に潜む闇を描くクライム・サスペンス。クライヴ・オーウェン演じるインターポールの捜査官とナオミ・ワッツふんする検事が、世界を駆け巡り驚がくの真実を浮き彫りにしていく。『パフューム ある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督が、骨太な作品に挑み改めて才能を発揮。実際の世界と重ね合わせて不安をかき立てられる一方、社会派エンターテインメントとして最後まで存分に楽しめる。
【あらすじ】
ルクセンブルクに拠点を置く国際銀行、IBBC。この銀行の不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)は本格的な捜査に乗り出すが、核心に迫ろうとするたびに関係者が消されてしまい……。(シネマトゥデイ)
【感想】
政界、財界、CIAや多国籍企業、海外の闇組織などを全部取り込んで巨額の富を取り込んで膨れ上がる、巨悪の根源のようなメガバンクの悪事に、たった一人で立ち向かうインターポールの捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)の話。
内容が複雑そうで敬遠していましたが、いやあ、なかなか硬派で骨太な作品でした!!
ここに登場するIBBCというメガバンク、実在したBCCIというメガバンクがモデルだそうです。
このバンクの極悪非道さと言ったら、今まで見てきた映画の悪人なんて、「お子ちゃま」と言えそうなくらいの極悪です。
武器商人と紛争地域を結びつけて、多額の融資で戦争を煽る。
利用価値のなくなった人間は、殺し屋に殺させる。
身内にも容赦はない。
頭取さえも使い捨て、あたかもバンク自身が意志を持った悪魔のような存在です。
それに立ち向かうサリンジャーは、ほとんど自分では武器も持たず、愚直なまでに、巨悪に挑み続けます。
そのストイックな彼の行動に心を打たれます。
「いまどき、こんな人、いてないよなあ」と思いながらも、正義がなくなったらこの世は終わりだーと言う気持ちで、彼を応援してしまいました。
今現在のリーマンショックなどを予見するかのような映画でした。
面白かった!!
それにしても、メガバンクを操っているのは、インテリの人たちで、家族思いだし、普通の生活をしている普通の人だというのが面白かったわ。
巨悪の象徴の頭取が死ぬ前に「自分を消しても次がすぐに出て来る」と言ったけど、それはそうだと思いました。
企業というのはそういうものね。
感情なんてないのよね。
そこが怖いと思いました。
だから、リーマンなんかが倒産して、全世界が迷惑を受けても、なんの責任も取らないのよね。
そういうことも具体的に見せてくれた気がしましたよ。
この映画 ずいぶん前に観た気がしますが?!
怖くて面白かったのと2人が対決する(?)ラストは目に浮かぶのですが・・・・
悲しいけれど きっとこんなものなのでしょうねぇ・・・
すっかり、見逃していました。
予告編から面白そうだと思っていたのに。
期待通り、面白い映画でした。