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ーさよなら、さよならハリウッドーHOLLYWOOD ENDING
2002年 アメリカ 113分
ウディ・アレン監督 ウディ・アレン (ヴァル)ティア・レオーニ (エリー)トリート・ウィリアムズ (ハル)ジョージ・ハミルトン (エド)
【解説】
ウディ・アレン監督が描くドタバタ・ハッピーコメディ。新作撮影を控えて失明状態になる監督にウディ・アレンがふんし、元妻でプロデューサーのエリーに『天使のくれた時間』のティア・レオーニ。セントラル・パーク、プラザ・ホテル、バルサザールズなどニューヨークのお馴染みの街並が登場している。
【あらすじ】
アカデミー賞に2度も輝きながら、すっかり落ち目になった映画監督のヴァル(ウディ・アレン)は、メジャー・スタジオの話題作の監督に抜擢(ばってき)される。しかしクランクインを控えた夜、ヴァルは心因性の失明状態に落ちいってしまう。(シネマトゥデイ)
【感想】
これぞ風刺映画という感じの作品で、くすくす笑いが止まりませんでした。
落ち目の巨匠ヴァル(ウディ・アレン)を救おうと、元妻でプロデューサーのエリー(ティア・レオーニ)が根回しして、ヴァルにしか撮れない作品がクランクインします。
しかし、その前夜からストレス性の失明となり、ヴァルは目が見えません。
エージェントの入れ知恵で、失明を隠し映画を撮り始めますが、トラブル続出。
最後にはエリーまで巻き込んでのクランクアップとなります。
しかし、ラッシュを見たら最悪。
編集してもどないもならない。
ハリウッドでは、最悪の評判、目が見えるようになったヴァルも落ち込みますが、なんと、パリでは大当たりー!!
という皮肉たっぷりの作品でした。
アレン監督の年譜を見ても、この作品から3年後の「マッチポイント」から、ヨーロッパで制作した作品が多い感じがします。
本音では、ハリウッドには見切りをつけたんだ、ということでしょうか。