マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

コンテイジョン

2011-11-21 09:50:17 | 映画ー劇場鑑賞

ーコンテイジョンーCONTAGION

2011年 アメリカ

スティーヴン・ソダーバーグ監督  マリオン・コティヤール(ドクター・レオノーラ・オランテス)マット・デイモン(ミッチ・エムホフ)ローレンス・フィッシュバーン(エリス・チーヴァー博士)ジュード・ロウ(アラン・クラムウィディ)グウィネス・パルトロー(ベス・エムホフ)ケイト・ウィンスレット(ドクター・エリン・ミアーズ)ブライアン・クランストン(ライル・ハガティ海軍少将)ジェニファー・イーリー(ドクター・アリー・ヘクストール)サナ・レイサン(オーブリー・チーヴァー)

 

【解説】

『オーシャンズ』シリーズや『トラフィック』のスティーヴン・ソダーバーグ監督が、地球全体を恐怖に陥れるウィルスの恐怖を豪華俳優陣で描くサスペンス大作。接触によって感染する強力な新種のウイルスが世界各地に拡大していく中で、社会が混乱し人々が異常なパニック状態に陥っていく様子を映し出す。キャストには、マリオン・コティヤールやマット・デイモン、ケイト・ウィンスレットなど実力派スターが集結。ソダーバーグ監督だけに、一筋縄ではいかないパニック・ムービーに仕上がっている。

 

【あらすじ】

ミッチ(マット・デイモン)の妻・ベス(グウィネス・パルトロー)は、香港への出張後にシカゴで元恋人と密会していたが、せきと熱の症状が出始める。同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。フリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、伝染病ではないかと考え始め……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

コンテイジョンCONTAGIONとは、接触伝染病という意味らしいです。

 

「アウトブレイク」みたいな映画かなあ、と思って見に行きましたが、パニック映画というより、ドキュメンタリー映画みたいでした。

 

DAY2から始まりますが、ラストに示されるDAY1は、この映画の謎解きのような構成になっています。

 

まず驚くのが豪華キャスト!

いきなりベス(グウィネス・パルトロー)が咳をしながら愛人と電話で話していました。

 

ベス(グウィネス・パルトロー)

 

出張で香港へ行った帰りに、シカゴの愛人とつかの間デートを楽しんでいたのです。

自宅へ戻ると夫ミッチ(マット・デイモン)と愛息子が出迎えます。

 

ミッチ(マット・デイモン)

 

そして、次の朝、ベスはキッチンで倒れます。

不気味なけいれん。

病院へ運ぶとすぐに息を引き取って、家では幼い息子も亡くなっていました。

 

東京でもウクライナでも香港でもシカゴでも、同じような症状で亡くなる人があり、病人の数は倍々ゲームのように増えていきました。

 

アメリカの疫病予防センター(CDC)のエリス・チーヴァー博士(ローレンス・フィッシュバーン)は、エリン・ミアーズ医師(ケイト・ウィンスレット)にベスの調査を命令します。

 

エリス・チーヴァー博士(ローレンス・フィッシュバーン)

 

エリン・ミアーズ医師(ケイト・ウィンスレット)

 

また、一方でアリー・ヘクストール(ジェニファー・イーリー)にはワクチンの開発を命じました。

 

スイスのWTOも動き始めました。

レオノーラ・オランテス医師(マリオン・コティヤール)が香港に派遣されました。

 

レオノーラ・オランテス医師(マリオン・コティヤール)

 

☆ネタバレ

CDCから依頼されたカリフォルニアの研究者が、コウモリとブタのウィルスが変異したものだと突き止めるが、ワクチン開発までほど遠い。

危機は世界規模に広がった。

パンデミックだ。

 

さらに、ネットではフリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)が、「ワクチンはあるのに隠している」と国家の陰謀だという風評を流し、レンギョウが効くというデマが飛び、町は大混乱となる。

薬局、商店、スーパーマーケットが襲われ、強盗、殺人まで起こってしまった。

 

アラン(ジュード・ロウ)

 

なぜかワクチンの抗体を持ち感染しないミッチは娘と家に閉じこもる。

エリン・ミアーズは感染して、人々と一緒に隔離施設に入れられた。

 

チーヴァー博士、エリン・ミアーズ医師、レオノーラ・オランテス医師の、それぞれ職務と個人の狭間でどいうい行動をとるのかというところも、見所の一つでした。

 

2003年のSARS騒動からインスパイアされたのでしょうか?

すごくリアルで深刻な作品でした。

 

いちばん最後に明かされる感染経路。

 

手洗い、うがいを励行しようと、固く心に誓って映画館を出ました。

 


ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ

2011-11-21 08:58:13 | 映画ーDVD

ーナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブターNANNY McPHEE RETURNS/NANNY McPHEE & THE BIG BANG

2010年 イギリス/フランス/アメリカ

スザンナ・ホワイト監督 エマ・トンプソン脚本  エマ・トンプソン(ナニー・マクフィー)マギー・ギレンホール(イザベル・グリーン)リス・エヴァンス(フィル)ビル・ベイリー(マクリーディー)マギー・スミス(ドカティー夫人)エイサ・バターフィールド(ノーマン)リル・ウッズ(メグシー)オスカー・スティア(ビンセント)ロージー・テイラー=リットソン(セリア)エロス・ヴラホス(シリル)

 

【解説】

不思議な魔法使い、ナニー・マクフィーが活躍するファンタジー・シリーズの第2作。戦時下のイギリスを舞台に、5人のわんぱくな子どもたちに助け合いと思いやりの気持ちをナニー・マクフィーが教える。ナニー・マクフィーを演じるオスカー女優エマ・トンプソンが、前作に続き脚本も担当。『クレイジー・ハート』のマギー・ギレンホールら、演技派スターたちが脇を固めている。ファンタジーならではの奇想天外なビジュアルと感動のラストに注目だ。

 

【あらすじ】

農場を切り盛りするママ(マギー・ギレンホール)を手伝いながら、戦争に行って音信不通のパパの帰りを心待ちにするグリーン家の子どもたち3人。そんな中、戦火のロンドンからいとこ2人がグリーン家にやって来る。田舎育ちと都会育ちの違いから反発し合う3人と2人だったが、そこへナニー・マクフィー(エマ・トンプソン)が現れ……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この作品は、公開中字幕版が少なかったし、期間も短かったのでDVD鑑賞となりました。

このシリーズ、好きなんだけどなあ。

 

原作はあるようですが、この作品はほとんどエマ・トンプソンのオリジナルストーリーだそうです。

エマはすごい才女ですね。

 

第二次世界大戦中のイギリスの農家グリーン家。

パパ(ユアン・マクレガー)が戦争に行ってしまって、ママ(マギー・ギレンホール)とノーマン(エイサ・バターフィールド)とメジャー(リル・ウッズ)ビンセント(オスカー・スティア)の3兄弟が、農場を守っていました。

 

ママはドカティー夫人(マギー・スミス)が経営する食料品店で働いているので、農場の仕事はほとんど子供たちがしていました。

 

扁平足で兵役を免れたパパの兄のフィルおじさん(リス・エヴァンス)は、博打で借金を作ってしまい、自分も半分の権利がある農場を売ろうとママに頼み込んでいましたが、パパの留守中にそんなことはできないと、ママはきっぱりと断りました。

 

そこへ、ロンドンから疎開していとこたちがやってきました。

シリル(エロス・ヴラホス)とセリア(ロージー・テイラー=リットソン)です。

 

お抱え運転手が運転する高級車に乗ってやってきた生意気なシリルと、高慢ちきなセリア。

最初から、グリーン家の子供たちとうまくいくはずがありません。

出会ったとたんから大騒動、シリルはパパのためにとってあったジャムのビンを割ってしまいました。

 

ここでナニーマクフィー(エマ・トンプソン)の登場です。

 

前回同様、その顔は異様です。

醜いイボに毛まで生えているし、眉毛は一直線、歯も一本が長い。

 

 

でも、このナニー(ベビーシッター)は強力です。

持っているごつごつした杖を地面に突くと不思議なことが起こります。

ナニーマクフィーには、子供たちを教育するための独特の目的があって、完了するごとに美しく変身していきます。

 

今回も、動物たちがすごくかわいいし、タイトルになっている子ブタちゃんはめちゃめちゃかわいいです。

子ブタちゃんたちにブラシ掛けをする機械はとてもすてきでした。

子ブタちゃんたちのシンクロナイズドスイミングも癒されますよ。

 

子供たちもしっかりしているし、かわいいし、ママを助けて大活躍です。

ちょい役にも、レイフ・ファィンズやユアンのような大物が登場して驚かされます。

 

家も衣装もかわいいし、大麦畑も農場も素晴らしかった。

 

最後に、ドカティー夫人が前作の赤ちゃんだったということが明かされて、これもびっくりでした。

 

大人も子供も一緒に楽しめる、とってもステキな作品でした。