ーコンテイジョンーCONTAGION
2011年 アメリカ
スティーヴン・ソダーバーグ監督 マリオン・コティヤール(ドクター・レオノーラ・オランテス)マット・デイモン(ミッチ・エムホフ)ローレンス・フィッシュバーン(エリス・チーヴァー博士)ジュード・ロウ(アラン・クラムウィディ)グウィネス・パルトロー(ベス・エムホフ)ケイト・ウィンスレット(ドクター・エリン・ミアーズ)ブライアン・クランストン(ライル・ハガティ海軍少将)ジェニファー・イーリー(ドクター・アリー・ヘクストール)サナ・レイサン(オーブリー・チーヴァー)
【解説】
『オーシャンズ』シリーズや『トラフィック』のスティーヴン・ソダーバーグ監督が、地球全体を恐怖に陥れるウィルスの恐怖を豪華俳優陣で描くサスペンス大作。接触によって感染する強力な新種のウイルスが世界各地に拡大していく中で、社会が混乱し人々が異常なパニック状態に陥っていく様子を映し出す。キャストには、マリオン・コティヤールやマット・デイモン、ケイト・ウィンスレットなど実力派スターが集結。ソダーバーグ監督だけに、一筋縄ではいかないパニック・ムービーに仕上がっている。
【あらすじ】
ミッチ(マット・デイモン)の妻・ベス(グウィネス・パルトロー)は、香港への出張後にシカゴで元恋人と密会していたが、せきと熱の症状が出始める。同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。フリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、伝染病ではないかと考え始め……。(シネマトゥデイ)
【感想】
コンテイジョンCONTAGIONとは、接触伝染病という意味らしいです。
「アウトブレイク」みたいな映画かなあ、と思って見に行きましたが、パニック映画というより、ドキュメンタリー映画みたいでした。
DAY2から始まりますが、ラストに示されるDAY1は、この映画の謎解きのような構成になっています。
まず驚くのが豪華キャスト!
いきなりベス(グウィネス・パルトロー)が咳をしながら愛人と電話で話していました。
ベス(グウィネス・パルトロー)
出張で香港へ行った帰りに、シカゴの愛人とつかの間デートを楽しんでいたのです。
自宅へ戻ると夫ミッチ(マット・デイモン)と愛息子が出迎えます。
ミッチ(マット・デイモン)
そして、次の朝、ベスはキッチンで倒れます。
不気味なけいれん。
病院へ運ぶとすぐに息を引き取って、家では幼い息子も亡くなっていました。
東京でもウクライナでも香港でもシカゴでも、同じような症状で亡くなる人があり、病人の数は倍々ゲームのように増えていきました。
アメリカの疫病予防センター(CDC)のエリス・チーヴァー博士(ローレンス・フィッシュバーン)は、エリン・ミアーズ医師(ケイト・ウィンスレット)にベスの調査を命令します。
エリス・チーヴァー博士(ローレンス・フィッシュバーン)
エリン・ミアーズ医師(ケイト・ウィンスレット)
また、一方でアリー・ヘクストール(ジェニファー・イーリー)にはワクチンの開発を命じました。
スイスのWTOも動き始めました。
レオノーラ・オランテス医師(マリオン・コティヤール)が香港に派遣されました。
レオノーラ・オランテス医師(マリオン・コティヤール)
☆ネタバレ
CDCから依頼されたカリフォルニアの研究者が、コウモリとブタのウィルスが変異したものだと突き止めるが、ワクチン開発までほど遠い。
危機は世界規模に広がった。
パンデミックだ。
さらに、ネットではフリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)が、「ワクチンはあるのに隠している」と国家の陰謀だという風評を流し、レンギョウが効くというデマが飛び、町は大混乱となる。
薬局、商店、スーパーマーケットが襲われ、強盗、殺人まで起こってしまった。
アラン(ジュード・ロウ)
なぜかワクチンの抗体を持ち感染しないミッチは娘と家に閉じこもる。
エリン・ミアーズは感染して、人々と一緒に隔離施設に入れられた。
チーヴァー博士、エリン・ミアーズ医師、レオノーラ・オランテス医師の、それぞれ職務と個人の狭間でどいうい行動をとるのかというところも、見所の一つでした。
2003年のSARS騒動からインスパイアされたのでしょうか?
すごくリアルで深刻な作品でした。
いちばん最後に明かされる感染経路。
手洗い、うがいを励行しようと、固く心に誓って映画館を出ました。
銃があるからでしょうか?
怖いです。
ホント豪華キャストで面白かったけれど 後味が悪くて・・・
こんなウィルスだと 手洗いとうがいでは無理でしょう?!
そのうちに起こりそうで・・・怖いね!
怖いよね。
生命体の進化は、ウィルスとの戦いの歴史。
結局、それにつきるのかも。