マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ステキな金縛り

2011-11-04 09:16:45 | 映画ー劇場鑑賞

ーステキな金縛りー

2010年 日本

監督=三谷幸喜 キャスト=深津絵里(宝生エミ)西田敏行(更科六兵衛)阿部寛(速水悠)竹内結子(日野風子/矢部鈴子)浅野忠信(木戸健一)草なぎ剛(宝生輝夫)中井貴一(小佐野徹)市村正親(阿倍つくつく)小日向文世(段田譲治)小林隆(管仁)KAN(矢部五郎)木下隆行(工藤万亀夫)山本亘(日村たまる)山本耕史(日野勉)戸田恵子(猪瀬夫人)浅野和之(猪瀬)生瀬勝久(占部薫)梶原善(伊勢谷)

 

【解説】

『ザ・マジックアワー』の三谷幸喜監督と深津絵里が再び手を組み、痛快なドタバタ劇に挑戦した法廷ミステリー。ある殺人事件の弁護を依頼されたダメ弁護士が、落ち武者の幽霊を証言台に立たせようと四苦八苦する姿を活写する。俳優陣も西田敏行に阿部寛、竹内結子に浅野忠信に中井貴一と超豪華。三谷監督お得意のコメディーの要素を随所に散りばめながらも、笑いに涙にサスペンスに幽霊の出現までありの摩訶(まか)不思議な物語にくぎ付け。

 

【あらすじ】

失敗が続いて後がない弁護士のエミ(深津絵里)は、ある殺人事件を担当することになる。被告人は犯行が行われたときに自分は金縛りにあっていたので、完ぺきなアリバイがあると自らの身の潔白を主張。エミはそのアリバイを実証するため、被告人の上に一晩中のしかかっていた幽霊の落ち武者、六兵衛(西田敏行)を証人として法廷に召喚させるが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

豪華キャストによる三谷作品。

もういいかな?という気分だったんだけど、やはり面白かったです。

 

父親の七光りでなんとか仕事がもらえているものの、失敗続きで後がないエミ(深津絵里)が、弁護士生命をかけて取り組んだ事件に、幽霊の落ち武者、六兵衛(西田敏行)をアリバイ証明に頼むと言う荒唐無稽な法廷劇。

 

私は法廷劇画が好きなので、この映画にもすっぽりハマってしまいました。

 

最初に犯人が示されるというサスペンスの手法の始まり方。

コメディなんだけど、王道を歩きたいと言う気持ちも感じられました。

 

エミの一生懸命さと六兵衛の人の良さがちょうどいいバランスでした。

 

無実の罪の矢部五郎(KAN)とか、エミの恋人(TKO木下隆行)とか、山里の旅館の主人猪瀬(浅野和之)とその奥さん(戸田恵子)とか、タクシー運転手(生瀬勝久)とか、ファミレスのウェイトレス(深田恭子)とか、幽霊の見える男(梶原善)とか隅々まで豪華なキャストでした。

 

 

また、「有頂天ホテル」を思い出させる篠原涼子とか、「マジックアワー」と同じ役名の佐藤浩市とか、自分のファンはとても大切にする三谷監督ですね。

 

一番面白いのは科学で解明できないものはないと豪語していた小佐野徹検事(中井貴一)に六兵衛が見えて、それを認めさせる方法でした。

 

でも、幽霊を証明する裁判じゃないと観客も思い始めた頃に、六兵衛の証言の信憑性について歴史を持ち出してくるあたり、検事も切れ者でした。

 

段田譲治(小日向文世)が登場する頃からは、もう疑う気持ちも起きなくて、ただただ笑わせてもらいました。

 

 

オチも幽霊。

竹内結子って、悪女もいいなあ。

 

そして、静かなで心温まるラスト。

 

言う事無いです。

楽しい映画でした。