ーER緊急救命室シリーズー
1994年~2009年全第15シーズン
ようやく、DVD鑑賞終わりました。
私は1950年代生まれなので、アメリカTVドラマ全盛期に育ったと言って過言ではないでしょう。
「ローハイド」「ララミー牧場」「ベン・ケーシー」などは主題歌を聞いたら寝床に追いやられるという悔しい思いをしました。
「サンセット77」はときどき親の目を盗んでどきどきしながら見たように思います。
クーキーが櫛で髪をとかすタイトルバックに胸をときめかせたものです。
私の映画に対する憧れの原点かもしれないなあ。
「スーバーマン」「奥様は魔女」「かわいい魔女ジニー」などは、1週間が待ち遠しかったなあ。
「逃亡者」「刑事コロンボ」「刑事小コジャック」「鬼警部アイアンサイド」懐かしいでしょう?
「スタートレック」は夜中の再放送でファンになりました。
ラブロマンスでは「こちらブルームーン探偵社」「アリー・マイ・ラブ」が大好きでした。
でも、こういうドラマにハマってしまったら、大変。
シリーズが続く限り、見ないと気がすみません。
その代表が「ER」です。
追いかけていたらとうとう15シーズンまで付き合うはめになりました。
アメリカのテレビドラマのどんどん見たくなってしまう面白さ。
なんなのでしょうね。
「ER」の15シーズンは、集大成という感じでしても面白かったです。
懐かしい出演者がどんどん出てきました。
まず、ジョン・カーター(ノア・ワイリー)がカウンティ総合病院に帰ってきました。
腎臓移植を受けたり、念願の貧しい人たちのための医療施設を建設したり、主役級の活躍でした。
ただ、妻のケム(ダンディ・ニュートン)とうまくいっていないのが、残念でした。
ジョン・カーター
ダグ・ロス(ジョージ・クルーニー)とキャロル・ハサウェイ(ジュリアナ・マルクリーズ)のカップルも元気で幸せな消息を聞かせてくれました。
ダグとキャロル
マーク・グリーン(アンソニー・エドワーズ)は回想の中で登場。彼の愛娘のレイチェルは医学部志望の学生として登場して、在りし日を偲べるというおしゃれな設定となっていました。
ERでは、たくさんの医者が亡くなったり去ったりしましたが、「グリーン先生」とつぶやくだけで胸が痛くなるほど、身近に感じるキャラクターです。
マーク・グリーン
スーザン・ルイスとケリー・ウィーバーはカーターの医療施設のオープニングゲストとして登場しました。
ベントン(エリク・ラ・サル)は、カーターの腎移植に立ち会いました。
ベントン先生とカーターの言葉にならない思いも、ぐっときました。
エリザベス・コーディ(アレックス・キングストン)は、ニーラ(パーミンダ・ナーグラ)の面接をするデューク大学外科部長として登場。
グリーン先生との間の愛娘、エラも9歳になったそうです。
問題の多かったアビー(モーラ・ティアニー)もコバチュ(ゴラン・ヴィシュニック)とともにボストンへ旅立ったし、ニーラはブレナー(デビット・ライオンズ)の元を去り、レイ(シェーン・ウエスト)が勤める病院に新天地を求めました。
アーチー・モリス(スコット・グライムス)は、信頼されるスタッフドクターへと成長して、潜入捜査官のディアスと恋愛中。
バンフィールドER部長(アンジェラ・バセット)は人工授精を諦め、自分で子供を育てられないシングルマザーの子供を養育する手続きをした。
その他にも、ウィリアム・H・メイシー、スーザン・サランドン、アーネスト・ボークナインなどが大物俳優がゲスト出演していました。
ERはもっとも人間の極限状態が現れる場所。
そこで働く医師も、看護婦も神や天使ではありません。
ぎりぎりの人間性を日々試されているようです。
そんな熾烈な日々を、超人ではない若い医師が苦悩しながらも乗り越えていくところが魅力的なドラマでした。
スタッフ、キャストの皆さん、お疲れさまでした。
素晴らしい作品をありがとうと言いたい気持ちです。
感動のラストシーン