マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

赤ずきん

2011-06-24 11:22:48 | 映画ー劇場鑑賞

ー赤ずきんーRED RIDING HOOD

2011年 アメリカ

キャサリン・ハードウィック監督 アマンダ・サイフリッド(ヴァレリー)ゲイリー・オールドマン(ソロモン神父)ビリー・バーク(セザール)シャイロー・フェルナンデス(ピーター)マックス・アイアンズ(ヘンリー)ヴァージニア・マドセン(スゼット)ルーカス・ハース(オーガスト神父)ジュリー・クリスティ(おばあちゃん)

 

【解説】

グリム童話の中でも有名なヒロイン「赤ずきん」の成長した姿を描いたファンタジー・サスペンス。危険な恋に落ちるヒロインと満月の夜の残虐な殺人事件をダークなタッチでつづっていく。監督は、『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィック。『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドが大人になった赤ずきんを演じる。赤ずきんをめぐって三角関係を繰り広げる若手俳優、マックス・アイアンズとシャイロー・フェルナンデスにも注目だ。

 

【あらすじ】

赤ずきんことヴァレリー(アマンダ・セイフライド)は木こりのピーター(シャイロー・フェルナンデス)と愛し合っていたが、ヘンリー(マックス・アイアンズ)との婚約を親が勝手に決めてしまう。ある満月の夜、ヴァレリーの姉が何者かに惨殺され、魔物ハンターのソロモン神父(ゲイリー・オールドマン)は人オオカミのしわざだと宣告するが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

監督は、『トワイライト~初恋~』のキャサリン・ハードウィック。

どちらもバンパイアもの。

よほど、好きなのね。

 

いつの時代かわからない、どこの国かもわからない、いかにもおとぎ話に出てきそうな村。

この村には、人狼の伝説があり、人々は毎年生け贄を捧げていた。

ここ20年ほど、その効果があって、人狼が村人を襲うことはなかったのに、とうとうその夜、犠牲者が出た。

 

ヴァレリー(アマンダ・セイフライド)には、親の決めたヘンリー(マックス・アイアンズ)という婚約者がいた。

でも、ヴァレリーは幼なじみのピーター(シャイロー・フェルナンデス)と相思相愛の仲だった。

一緒に村を出る相談をしているときに、村の騒ぎを聞いた。

 

犠牲者はヴァレリーの姉。

両親(ヴァージニア・マドセン、ビリー・バーグ)は悲しみにくれていた。

 

教会では男たちが狼退治に行くといきまいていた。

そして、首尾よく狼はしとめたものの、ヘンリーの父が亡くなった。

 

そこへ、悪魔祓いのソロモン神父(ゲイリー・オールドマン)が家来を引き連れやって来て、「これは人狼の仕業で、しとめた狼は関係がない」という。

 

 

「人狼は普段は人間の形をしていて、村人にまぎれて生活している。赤い月の出ている間に人狼に噛まれたものは、呪われて人狼になる」といい、滞在して、自分が退治すると言い放った。

 

村中の家をくまなく探して、知恵おくれの少年を犯人だと決めつけて拷問にかけた。

少年の姉は、ヴァレリーの友達だったが、ヴァレリーを人狼と話せる魔女だと密告した。

 

ソロモン神父はヴァレリーをおとりに人狼を捕まえようとする。

ピーターとヘンリーは愛するヴァレリーを救うため協力するのだが、ヴァレリーは、村はずれに住む祖母が人狼ではないかと疑い、祖母から贈られた赤いマントを着て、祖母の家に急ぐのだった。

 

そこで、ヴァレリーの見たものは!!

 

「スリーピーホロウ」を思い出しました。

あのときも、金髪の長い髪のクリスティーナ・リッチがヒロインでした。

今回のアマンダも、おとぎ話のヒロインにぴったりでした。

 

ヴァレリーを取り合うピーターもヘンリーもめっちゃイケメンでした。

 

左がヘンリー(マックス・アイアンズ)、右がピーター(シャイロー・フェルナンデス)

 

私はヘンリーがいいなあ。

お父さんは、ジェレミー・アイアンズですって。

お父さんは渋いけど、息子は爽やか系です。

 

怪しい役をやらせたら、右に出る人のいないゲーリー・オールドマン。

魔女でもおかしくないおばあちゃん役のジュリー・クリスティ。

大きな秘密を抱えている母、ヴァージニア・マドセン。

父は、トワイライトでも父親役だったビリー・バーグでした。

 

ラストは、どうなっちゃうのーと心配でしたが、ちょっぴりせつない結末でした。

大人のおとぎ話らしい〆になっていて、よかったーと思いました。

 


テンペスト

2011-06-24 11:16:16 | 映画ー劇場鑑賞

ーテンペストーTHE TEMPEST

2010年 アメリカ

ジュリー・テイモア監督 ヘレン・ミレン(プロスペラ)ラッセル・ブランド(トリンキュロー)リーヴ・カーニー(ファーディナンド)トム・コンティ(ゴンザーロー)クリス・クーパー(アントーニオ)アラン・カミング(セバスチャン)ジャイモン・フンスー(キャリバン)フェリシティ・ジョーンズ(ミランダ)アルフレッド・モリナ(ステファノー)デヴィッド・ストラザーン(アロンゾー)ベン・ウィショー(エアリエル)

 

【解説】

シェイクスピア最後の作品として知られ、2011年に執筆400周年を迎える「テンペスト」を大胆な解釈を加えて実写化。オフ・ブロードウェイで同戯曲の演出経験があるジュリー・テイモアが監督を務め、肉親の陰謀で国を追われたミラノ王プロスペローを女王に置き換え、古典に新風を吹き込む。鬼気迫る演技力で女王を熱演するのは、アカデミー賞女優のヘレン・ミレン。魔法などの視覚的な効果も見逃せない異色のシェイクスピア作品に期待。

 

 

【あらすじ】

ナポリ王アロンゾー(デヴィッド・ストラザーン)、ミラノ大公アントーニオ(クリス・クーパー)らを乗せた船が嵐に遭い、絶海の孤島に漂着する。その島には12年前弟アントーニオの陰謀で大公の地位を追われ追放されたプロスペロー(ヘレン・ミレン)と娘ミランダ(フェリシティ・ジョーンズ)が暮らしていたが、船を襲った嵐は魔法と学問を研究するプロスペローが手下の妖精エアリエル(ベン・ウィショー)に命じた魔法の力によるものだった。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

シェークスピアの原作では、主人公は男性だそうです。

私は、原作を読んでいないし、舞台でも見たことがないけれど、この作品、とても楽しめました。

 

プロスペロラ(ヘレン・ミレン)はミラノ大公の妻だったが、夫が亡くなり、自分が大公を継承した。

ところが、実の弟のアントーニオ(クリス・クーパー)の悪巧みにあい、大公を乗っ取られ、海の孤島に娘のミランダとともに流された。

 

プロスペラは魔法と科学の研究を続け、自分を追放した人たちに復讐の機会をうかがっていた。

 

ナポリ王アロンゾー(デヴィッド・ストラザーン)が娘の結婚式からの帰りに、プロスペラの島の近くを通りかかり、嵐に遭い、船は難破して、乗っていた人たちはプロスペラの島に上陸した。

その船には、アントーニオやアロンゾーの弟、セバスティアン(アラン・カミング)が乗っていた。

 

この嵐は、プロスペラが妖精のエアリエル(ベン・ウィショー)に命じて起こさせたものだった。

魔女によって幽閉されていたエアリエルをプロスペラが助けて、その見返りにいろんな仕事をさせていた。

 

アロンゾーの息子ファーディナンド(リーヴ・カーニー)も一人で上陸し、プロスペラの娘ミランダ(フェリシティー・ジョーンズ)と出会った。

二人は恋に落ちるが、プロスペラは試練を与える。

 

☆ネタバレ

最終的には、プロスペラは復讐を諦め、全員を許します。

 

赦しが、この物語のテーマで、それがヘレン・ミレンだったので、とても感動しました。

ミランダの幸せを一番に考えた結果と思えたからです。

 

芸達者な俳優たちが集まって、人の心の動きを繊細に表現していました。

 

エアリエルもすごくよかったけど、ちょっと頭の足りない怪物を演じたジャイモン・フンスーもどこか哀れでよかったです。

 

やはり、シェークスピアは奥が深いなあと思いました。