マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

パブリック・エネミーズ

2009-12-15 13:56:01 | 映画ー劇場鑑賞
ーパブリック・エネミーズーPUBLIC ENEMIES
2009年 アメリカ
マイケル・マン監督 ジョニー・デップ(ジョン・デリンジャー)クリスチャン・ベイル(メルヴィン・パーヴィス)マリオン・コティヤール(ビリー・フレシェット)ビリー・クラダップ(J・エドガー・フーバー)スティーヴン・ドーフ(ホーマー・ヴァン・メーター)スティーヴン・ラング(チャールズ・ウィンステッド)

【解説】
大恐慌時代のアメリカに実在した伝説のアウトロー、ジョン・デリンジャーと彼の恋人との逃亡劇を描いたラブストーリー。無法者として生きる男とFBIの攻防を軸に、運命の恋人との純粋な愛もスクリーンに焼き付ける。主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップ。その恋人に『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞に輝いたマリオン・コティヤール。美男美女による愛の逸話と、手に汗握るアクションが同時に楽しめる。

【あらすじ】
1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン(ジョニー・デップ)は紳士的な態度と鮮やかな手腕の銀行強盗として注目を集めていた。ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しいビリー(マリオン・コティヤール)に目を奪われる。二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にかビリーは彼の前から姿を消す。(シネマトゥデイ)

【感想】
「2009年度もっともセクシーな俳優」に選ばれたジョニー・デップ。
2度目の受賞、おめでとう!
そして、8日から10日のプレミアのために来日しましたね。
私は、残念ながらお迎えもプレミアにも参加できませんでしたが、ジョニー友達から奮闘記が届いています。
みんながんばって、いい成果が得られたようです。
よかったですねー。

さて、公開初日行って参りました。

あまり喜びすぎたのか、途中眠ってしまって、友達に笑われました。
とにかく、撃ち合いはあるんだけど、淡々としたストーリー運びでした。

当時義賊として、ロックスターのように人気のあったジョン・デリンジャー。
愛称もジョニーだし、連行されるシーンは本物のジョニーのプレミアを思い出させるようなシーンでした。

敵役、捜査員メルヴィン・パーヴィス(クリスチャン・ベイル)の影が薄かったような気がします。
これがもっと憎々しかったら、もっとメリハリがついて、インパクトもあったんじゃないかな?

デリンジャーにするりするりと逃げられて、「腕利きの捜査員を呼んでくれ」とか泣きが入って、頼りないわあ。

そして呼ばれて来たのがチャールズ・ウィンステッド捜査官(スティーヴン・ラング)。
とうとうこの人に、ラストの一番いいところを持って行かれてしまいました。
これでいいんか?

とにかく、ジョニーがめちゃかっこいい映画。
久しぶりにジョニーの素顔が堪能できます。

マイケル・マン監督の映画は、いつも夜のシーンが特別きれいなんだけど、それ以上の感想はないんだなあ。

この作品も、映画として面白いかどうかは、うーん。

もう一回見に行こうっと。

脳内ニューヨーク

2009-12-15 13:53:25 | 映画ー劇場鑑賞
ー脳内ニューヨークーSYNECDOCHE, NEW YORK
2009年 アメリカ
チャーリー・カウフマン監督 フィリップ・シーモア・ホフマン(ケイデン・コタード) サマンサ・モートン(ヘイゼル)ミシェル・ウィリアムズ(クレア・キーン)キャサリン・キーナー(アデル・ラック)エミリー・ワトソン(タミー)ダイアン・ウィースト(ミリセント・ウィームズ)ジェニファー・ジェイソン・リー(マリア)ロビン・ワイガート(オリーヴ)セイディー・ゴールドスタイン(オリーヴ)ホープ・デイヴィス(マドレーヌ・グラヴィス)トム・ヌーナン(サミー・バーナサン)

【解説】
『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』の脚本家、チャーリー・カウフマンが監督デビューを果たすエンターテインメント・ムービー。人生に行き詰った人気劇作家が、自分の人生を再生するため、壮大な芸術プロジェクトの構想を思いつく。主人公をオスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマンが好演する。無限の想像力をかき立てられる予測不能な脚本や、斬新な映像などチャーリー監督の非凡なセンスと独創性に着目だ。

【あらすじ】
人気劇作家ケイデン・コタード(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、ある日突然、妻と娘に家を出て行かれてしまう。そんなとき、マッカーサー・フェロー賞受賞の知らせが舞い込む。行き詰った彼はその賞金を使い、自分の頭の中のニューヨークを実際のニューヨークに作り出すという壮大な芸術プロジェクトの構想を思いつく。(シネマトゥデイ)

【感想】
『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』の脚本家、チャーリー・カウフマンの初監督作品です。
いつもシュールなテーマですよね。

でも、この作品、難しくて途中眠ってしまいました。
だから偉そうな感想は書けません。
印象に残った言葉は、「みんなそれぞれの人生で自分が主役」。
あたりまえだけど、ケイデンは妻と子供に去られるまで、それに気がついていなかったのです。

ケイデンは、自分の脳のなかにある自分の人生を劇化しようとします。
オーディションをして、自分の役の俳優を選んで。
現実と劇中が交錯し、とても複雑な作品になって行きます。

ケイデン自身の変化が見所です。
この作品、もう一度心して鑑賞したいと思います。

ミスター・ロンリー

2009-12-15 13:49:32 | 映画ーTV
ーミスター・ロンリーーMISTER LONELY
2007年 イギリス/フランス
ハーモニー・コリン監督 ディエゴ・ルナ(マイケル)サマンサ・モートン(マリリン)ドニ・ラヴァン(チャップリン)ヴェルナー・ヘルツォーク(神父)レオス・カラックス(レナード)

【解説】
マイケル・ジャクソンのものまねパフォーマンスで生計を立てている青年が、マリリン・モンローとして生きる美女に恋をするラブストーリー。監督は『ガンモ』などが大絶賛された若き鬼才ハーモニー・コリン。主人公の“マイケル・ジャクソン”を『天国の口、終りの楽園。』のディエゴ・ルナが、“マリリン・モンロー”を『CODE46』のサマンサ・モートンが演じている。コリンならではの独特の世界観と衝撃の結末に注目だ。

【あらすじ】
“マイケル・ジャクソン”としてしか生きられない男“マイケル”(ディエゴ・ルナ)。ある日、老人ホームでパフォーマンスをすることになった彼は、会場で“マリリン・モンロー”(サマンサ・モートン)に遭遇。“マリリン”は意気投合した“マイケル”をものまねアーティストたちが集うスコットランドのコミューンへと誘う。(シネマトゥデイ)

【感想】
不思議な映画でした。

マイケル・ジャクソンになりきることで自分を保ち、生計を立てている若者(ディエルゴ・ルナ)が、老人ホームの慰問でマリリン・モンローのそっくりさん(サマンサ・モートン)と出会い、モノマネ芸人たちが共同生活ししている古いお城に入り込む。
でも、ここでの生活はパラダイスとはほど遠い、エゴや孤独と背中合わせの生活でした。
見たくない、残酷な出来事もあります。

また、一方で、南米の村で布教活動をしている尼僧たちのお話。
あるとき、一人の尼僧が生活物資を空から投下する作業の最中、誤って飛行機から落ちてしまうが、奇跡的に無傷で助かる。
これは、日頃の信仰の賜物と、同僚の尼僧にもパラシュートなしのスカイダイビングを提案し、それも成功させる。

喜んだ尼僧と神父はヴァチカンに報告するために小さな飛行機で飛び立つのですがー。

このふたつのストーリーが、どちらも悲劇的な結果で終わります。
ファンタジーみたいなんだけど、暗い結末です。
現代人の心の風景を著しているようですが、悲惨です。

マイケルを演じていた青年は、普通に、自分として生きていく決心をしますが、前途に希望のない映画でした。

今の時勢に合っていると言えば、そうだけど、悲しい!

サガン -悲しみよ こんにちは-

2009-12-15 13:44:21 | 映画ーDVD
ーサガン -悲しみよ こんにちは-ーSAGAN
2008年 フランス
ディアーヌ・キュリス監督 シルヴィー・テステュー(フランソワーズ・サガン)ピエール・パルマード(ジャック・シャゾ)ジャンヌ・バリバール(ペギー・ロッシュ)アリエル・ドンバール(アストリッド)リオネル・アベランスキ(ベルナール・フランク)ギョーム・ガリエンヌ(ジャック・コワレ)ドゥニ・ポダリデス(ギイ・シェレール)マルゴ・アバスカル(フロランス・マルロー)

【解説】
18歳で文壇に華々しいデビューを飾り、生涯を通して自由人であった小説家の人生を追う人間ドラマ。破天荒な言動で世間を騒がせつつも、実は孤独で繊細(せんさい)な彼女の真の姿に迫る。まるでサガンの生き写しのような主人公を演じるのは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のシルヴィー・テステュー。その親友を『ランジェ公爵夫人』のジャンヌ・バリバールが演じている。華やかな社交生活の裏に隠された、彼女の人間的魅力のとりこになる作品だ。

【あらすじ】
1954年、18歳のフランソワーズ(シルヴィー・テステュー)は、処女作「悲しみよ こんにちは」をひと夏で書き上げる。ペンネームのフランソワーズ・サガンとして出版された小説はベストセラーとなり、一躍時代の寵児となった。やがて彼女はダンサーのジャック(ピエール・パルマード)らとともに道楽ざんまいの日々を送るようになり……。
(シネマトゥデイ)

【感想】
若くして名声と富を得た天才作家、フランソワーズ・サガン。
私は「悲しみよ、こんにちは」、身近にあったのに読んでいないのです。
この映画は彼女の自伝でした。

いつも大勢の取り巻きに囲まれて、華やかに見える彼女の生活。
でも、実態は孤独と麻薬がつきまとう壮絶な人生だったようです。

もっとサガンの精神に触れるような内容があればわかりやすかったと思うけど、女友達や男友達が入れ替わり立ち替わり登場する若い華やかな頃。
ギャンブルと自家用車、お酒、恋愛。
その結果の大事故で、きついモルヒネを投与されたことにより、生涯の依存症となったのですね。

友達が亡くなったり、遠くへ行ったりして、どんどん孤独に年老いて行く晩年の惨めさだけが印象に残りました。

決して安住の地なんて求めない、秩序なんてくそくらえ、と主張しているようなサガンの生き方。
なぜ、一人息子を遠ざけてしまったのか、それが謎でした。

愛を求めて得られなかった人生。
天才はそれだけ大きなテーマを抱えて行きているのですね。
大変だなあ。

彼女の作品を読もうかなあ?

フットルース

2009-12-15 13:41:01 | 映画ーDVD
ーフットルースーFOOTLOOSE
1984年 アメリカ
ハーバート・ロス監督 ケヴィン・ベーコン ロリ・シンガー ジョン・リスゴーダイアン・ウィースト フランシス・リー・マッケイン サラ・ジェシカ・パーカー

【解説】
 ケヴィン・ベーコン主演の青春ドラマ。ロックもダンスパーティも禁じられているアメリカ中西部のある小さな町に、都会から一人の青年が転校してくる。彼は自分たちの自由を取り戻すべく、仲間を集めて大人たちへの逆襲を開始するが……。ケニー・ロギンスの歌う主題歌が大ヒット。(allcinema ONLINE)

【感想】
ケヴィン・ベーコン主演の青春映画。

最近のケヴィン・ベーコンからは想像もできないほど、笑顔のさわやかな高校生です。
私でも耳にしたことのある80年代のヒット曲がいっぱいでした。
アメリカでも、田舎はこんなに規則が厳しく、自由に制限があるのですね。
若いエネルギーがあふれる作品でした。