マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ミスター・ロンリー

2009-12-15 13:49:32 | 映画ーTV
ーミスター・ロンリーーMISTER LONELY
2007年 イギリス/フランス
ハーモニー・コリン監督 ディエゴ・ルナ(マイケル)サマンサ・モートン(マリリン)ドニ・ラヴァン(チャップリン)ヴェルナー・ヘルツォーク(神父)レオス・カラックス(レナード)

【解説】
マイケル・ジャクソンのものまねパフォーマンスで生計を立てている青年が、マリリン・モンローとして生きる美女に恋をするラブストーリー。監督は『ガンモ』などが大絶賛された若き鬼才ハーモニー・コリン。主人公の“マイケル・ジャクソン”を『天国の口、終りの楽園。』のディエゴ・ルナが、“マリリン・モンロー”を『CODE46』のサマンサ・モートンが演じている。コリンならではの独特の世界観と衝撃の結末に注目だ。

【あらすじ】
“マイケル・ジャクソン”としてしか生きられない男“マイケル”(ディエゴ・ルナ)。ある日、老人ホームでパフォーマンスをすることになった彼は、会場で“マリリン・モンロー”(サマンサ・モートン)に遭遇。“マリリン”は意気投合した“マイケル”をものまねアーティストたちが集うスコットランドのコミューンへと誘う。(シネマトゥデイ)

【感想】
不思議な映画でした。

マイケル・ジャクソンになりきることで自分を保ち、生計を立てている若者(ディエルゴ・ルナ)が、老人ホームの慰問でマリリン・モンローのそっくりさん(サマンサ・モートン)と出会い、モノマネ芸人たちが共同生活ししている古いお城に入り込む。
でも、ここでの生活はパラダイスとはほど遠い、エゴや孤独と背中合わせの生活でした。
見たくない、残酷な出来事もあります。

また、一方で、南米の村で布教活動をしている尼僧たちのお話。
あるとき、一人の尼僧が生活物資を空から投下する作業の最中、誤って飛行機から落ちてしまうが、奇跡的に無傷で助かる。
これは、日頃の信仰の賜物と、同僚の尼僧にもパラシュートなしのスカイダイビングを提案し、それも成功させる。

喜んだ尼僧と神父はヴァチカンに報告するために小さな飛行機で飛び立つのですがー。

このふたつのストーリーが、どちらも悲劇的な結果で終わります。
ファンタジーみたいなんだけど、暗い結末です。
現代人の心の風景を著しているようですが、悲惨です。

マイケルを演じていた青年は、普通に、自分として生きていく決心をしますが、前途に希望のない映画でした。

今の時勢に合っていると言えば、そうだけど、悲しい!

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