「死に方が分からない」と言う本

「死に方が分からない」と言う本

 

新聞の広告に載っていたこの本にケチをつけるつもりは全くない。しかし死に方が分からないと心配しなくても、死ぬのは必ず死ぬから心配は無用。

 

それよりも、死に方は生きた様にしか死ねないから、生き方を心配した方が良い。

さてどのように生きるかであるが、人生はいつも一人である。人に助けてもらうことも、人を助けることもできない。これは鎌倉時代の一遍上人の言葉にもある。人生の本質を見つめると、そのことが明らかになる。食べることも排泄することも、人に代わったもらうことは出来ない。自分の人生は、自分しかできない。

 

現代の人は、競争に明け暮れ、人生の本質を見ることをしない。また人口が多くなりすぎて、どこも過剰になっている。地球上の人口が80億を超えたと言う。若いころに参加した、地球上の人口を養える量を調べるユネスコの調査では、80-120億であった。現在はその限界に近づいている。

 

動物は環境の許容量に近づくと、ストレスを感じて行動が異常になる。いつもイライラして攻撃的になる。現在の子どもたちのいじめや自殺は、その傾向を表していると思われる。また世界各地で紛争が起き、争っていることもその表れであろう。自分の人生を見つめて、自分自身を守らなければならない時代になっている。

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