サッカー熱

サッカー熱

 

ワールドカップの名残で、日本でもサッカー熱がまだ残っている。

途上国ではどこでも、サッカーが親しまれている。サッカーはほとんど道具が要らず、どこでも楽しめるから。日本の常識では測れない世界だ。

 

タンザニアでは、どこに行っても、子どもたちから大人まで、サッカーを楽しんでいる。ボールは木の皮を剥いた繊維で、その辺のものをまいて使っていたりする。素足で蹴っているが、かなり硬くて痛そうである。しかし素足で生活している彼らはあまり気にしていない。

サッカー場も、斜面になっていることが多い。聞いてみると、中間で交代するから問題は無いと言う。斜面の方が、雨期に水か流れてよいと言う。我々はいつも乾季に行っているので気が付かなかったが、もっともな理由である。 

 

ところで奥地に行くと平たん地が少なく、飛行場まで山の斜面にある。着陸するときは下の方から、出発時には上の方からで、合理的ではある。かなり凸凹していて揺れるが、飛べれば問題は無いのかもしれない。しかし飛行場の上まで行って、滑走路が短くて降りられないなどと言うこともある。そのために振出しに戻ったりする。滑走路にゾウやキリンがいたりすると、上空で待避していることもある。

 

何でもきちんとしている日本からみると、異常のように思われる。しかしそれでも大きな混乱は無いので、良いのかもしれない。

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