歎異抄

歎異抄

 

最近新聞で歎異抄の広告をよくみかける。「無人島に持って行くのならこの一冊」と言うキャッチコピーと共に。確かに浄土真宗の教えを分かりやすく解説していて、素晴らしい本であると思う。高森顕徹さんと言われる、浄土真宗の布教に長く携わった方が書かれている本の様である。この本に意義を述べるつもりは全く無い。

 

しかし私が、無人島に持って行くなら「一遍上人語録」である。なぜならば、深い悟りを得られた一遍上人が、簡潔な言葉で真実を語っている。これこそが重要なことで、いろいろの言い回しは必要ない。読んでもすぐに理解できるわけではないが、読み返していると次第にいろいろ感ずるところが出てくる。歎異抄は、やや理屈が勝っているように思われる。

 

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