無差別殺人

無差別殺人

 

最近無差別殺人事件が多発している。共通テストの会場にまで及んで、皆さん緊張した様だ。早速ニュースでは、学校の対応や政府の対応が出ている。多くは、原因を究明して再発を防止すると言うものである。

 

中学生の同級生殺傷、大阪のクリニックの放火殺人、京都アニメの事件など殺人が増えている。確かに再発防止には、原因を究明して防止するのが正しい方法かもしれない。しかしながら、原因が究明できるかは疑問が残る。

 

いずれの本人も、自分の心の中を率直に見つめたとしても、無意識の世界までは見つめられない。多くの場合に、親との関係があり、問題点に到達することは困難であろう。中学生の刺し殺し事件の時にも書いたが(昨年、12月2日、7日)、不可能なことは無理をせず、現実を見定めなければならない。

 

共通テストの東大会場に来た高校生も、自分の行動のもとは何なのかは説明がつかないであろう。様々な要因が絡んでおり、単純ではない。分かりやすく説明をしたとしても、その説明が次の事件を制御する役には立たないであろう。それほど複雑な内容である。この点に十分注意しなければならない。

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