今年の抱負 2

今年の抱負 2

 

今年は、認知症を楽しみたい。

今日は病院に行って、心臓の主治医に挨拶。

認知症について雑談。主治医のお父さんは、私より5歳ほど上の様だが、認知症になっていると言う。私も認知症が進行していると言ったら、笑われた。

 

昨年の後半には、認知症の判定基準を作った長谷川さんが亡くなった。彼は患者さんを観察して判定基準を作ったが、自分自身の観察はあまり得意でなかったようだ。

 

認知症を自身で観察していると、いろいろと面白いことがある。一般には認知症と言うと、記憶の問題のように思われるが、実際には身体の中ではいろいろなことが起こっている。例えば、視力で言えば、目から入った刺激を、神経が伝達して、映像として構成する。しかしこの過程の能力が落ちると、像がゆがんだり、重複したりする。また脳で考えた行動を、伝達がうまく行かないと行動がずれる。物事を考えて理論を構築するときに、立体の3次元ぐらいから先になると、認知機能が衰えると十分に構成できなくなる。例えば、時間の軸を加えて4次元になるとその先でどのように関係するかが十分に突き詰められない。さらに心の中で無意識の中にどのように落ち込むのかの5次元になると、まとまりが難しくなる。

 

今年は、認知症をゆっくり楽しみたいと思っている。

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