新年の結婚式

新年の結婚式        2009.01.02. 金森正臣

 昨日も結局仕事の後片付けで、仕事場で過ごした。夕方ころ以前にプノンペンで働いていた青年海外協力隊員が家に来てくれ、一緒に楽しい夕食。今朝は、快調に起きて散歩。街角で7時ころにバッタリと結婚式の行列に遭遇。日本では正月2日には、あまりしないと思うけど、カンボジアは、1月1日だけは祝日になっているが、西暦の正月はほとんどしないので通常と同じ。写真中央の盛花を持った男性が、花婿。これから行列と共に花嫁の家を訪問して、花嫁に盛花を渡す。受け取ってもらえれば、結婚成立。

 結婚して、一緒に人生をしようとするのは誤りだよと、若い人に言って来た。人生は個人でする物。生活は一緒に協力したら良いのだが、人生は手伝うことも協力することもできない。それぞれが自分の責任でしなければならない。一遍智真上人の播州法語集に「六道輪廻の間には、伴う人も無かりけり、ひとり生まれてひとり死ぬ、生死(ショウジ)の道こそかなしけれ・・・」と言う一節がある。即ち、生死の世界(人生)には、伴う人は無い。このことをよく考えずに、いい加減な甘い考えで過ごすと、結婚生活は誤りが多くなる。出来ることと出来ないことをはっきりと区別しておかなければならない。自分の人生を努力して切り開けるのは、自分しかいない。多少相性が悪くて、いざこざが有っても、それはまた自分を鍛える格好の材料。あまり相性が良すぎて、何も考えずにうかうかと、一生を過ぎしてしまうよりも良いのかもしれない。

 話は変わって、正月の2日は、初夢。枕の下に船の絵を敷いて寝ると、良い夢を見るとの言い伝えがある。元旦は寝ないで遊ぶことが多かったので、初夢は2日になったという説もある。夢の内容は、「一富士、二鷹、三茄子」が良いとされているが、なぜだか不明。夢分析では、到底理解できない。でも古人はなかなか洒落た遊びをしていたように思う。

 今年もいろいろな事が有りそうですが、張り切って行きましょう。身の丈に合わせて。
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