オーストラリア富士通は、このほど、オーストラリア国立大学(ANU)のスーパーコンピュータシステムを受注した。
同システムは、同社が2012年に提供したスーパーコンピューターシステムを更新するもので、2019年11月より段階的に稼働する予定であり、世界トップクラスの性能を有するものとなる。
同システムは、ANUキャンパス内のNational Computational Infrastructure(NCI)に設置され、オーストラリア連邦科学産業研究機構やオーストラリア地球科学機構、オーストラリア気象局などのオーストラリアの研究者に提供され、オーストラリアにおける科学技術の向上や、地球温暖化などの現在世界が直面している社会課題の解決に貢献する。
同システムは、3,200ノードの高性能計算システム、大容量ストレージシステム、各種ネットワークなどから構成されるハードウェアと、システムを最大限活用するためのソフトウェア群から構成され、現行システムの約10倍の性能を実現し、オーストラリア最速の性能となる予定。