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●科学技術ニュース●TOPPANデジタル、OSTIとサグリ、東アフリカでスマート農業実現に向けた実証を実施

2024-04-03 09:40:19 |    情報工学
 TOPPANデジタル、OS Trading & Investments Pte. Ltd.(本社:シンガポール、OSTI)、サグリの3社は、ルワンダとタンザニアの農園において、スマート農業実現に向けた実証実験を2024年4月より開始する。
 
 同実証においては、衛星観測データを用いた農地の生育/土壌分析や、気象データのセンシングなど、テクノロジーを活用して現地のニーズに適合した、スマート農業ソリューションの開発を目指す。

 OSTIは、東アフリカにおける農園事業「Smart Village Project」を推進している。ルワンダでマカダミアナッツ事業を、タンザニアでは北部Arusha州に保有する1,763ha(中央区の約1.8倍)の広さを持つ農地において、コーヒーを中心とした農園事業を展開している。

 サグリは、衛星データ(SATELLITE)×機械学習(AI)×区画技術(GRID)を掛け合わせ、農業や環境における課題解決を目指す岐阜大学発のインパクトスタートアップ。
 
 一方TOPPANデジタルは、2023年にOSTIと資本業務提携を締結し、TOPPANグループのDX・SXソリューションを活用した、アフリカ地域における現地ニーズや実態に即したスマート農業ソリューションの開発を進めている。

 このような中で、更なるスマート農業ソリューションの強化にむけてTOPPANデジタルとサグリは業務提携契約を締結。これを受け、3社共同でアフリカ地域におけるデータドリブンな農園運営に資する、スマート農業ソリューションの開発に向けた実証実験を開始する。<TOPPAN>

期間:2024年4月~2025年3月
場所:ルワンダ、タンザニアのOSTI運営の農園
目的:現地ニーズに適合したスマート農業ソリューションの開発
概要:・衛星観測データを活用した農園の土壌分析(水分量、ph、CEC、NPKなど)
   ・LPWAネットワーク技術を活用した、現地農園での土壌データや気象データの収集/分析
   ・収穫後の精製条件や加工後のコーヒー豆の品質のデータ分析
   ・データ分析結果を踏まえた、収量アップや品質向上に向けた施策の実行
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