牡鹿半島の付け根付近にある女川湾に東北電力女川原発があります。2011.3.11大津波の被害を受けましたが、幸いにも東京電力福島第一原発のような大規模放射能漏洩・汚染事故はおこしましませんでした。新安全基準に基づく安全対策工事はまだ終わっていません。この工事が終われば女川原発が本当に安全になると誰も言えません。想定外の災害は世の常です。また、再稼動すれば無事故でも微量の放射性物質が大気や海洋に出続けます。放射性廃棄物は確実に増えます。大量の温排水が出て、海水温を上げ、地球温暖化の原因になります。
それなのに宮城県議会は女川原発2号機早期再稼動の請願を採択し、村井嘉浩知事は11月中にも同意すると言われています。早期再稼動請願は恐らく原発再稼動で経済的恩恵を受ける住民から出たのでしょう。
お金のために自分や子孫の命を軽視する貧困負けした人々をみると本当に悲しくなります。被害を受けると、彼らは国や県や東北電力の罪を問います。安全だと言ったではないかと言います。もちろん国や県や東北電力の罪は大きいと思います。しかし被害者は自分の無知の罪をまず問うべきです。