ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

企画実行力のない貧困な地方の人々は自分で自分を騙している

2020年10月09日 | 社会

北海道寿都町と神恵内村が放射性廃棄物最終処分場を誘致するそうです。政府が安全と言うから問題ないと町の人や村の人は言っているようです。東京電力福島第一原発事故を知っているのに、つまり政府は信用できないことを知っているのに政府が安全と言うから問題ないと言っています。貧困に負け、自分を騙しています。本当に誘致賛成者は不幸な状態です。

しかし、無力な地方の町の人や村の人をお金でつる政府は極悪政府です。菅義偉内閣は非常に悪い内閣だと思います。

ところで日本は民主主義です。主権在民です。菅内閣の安全軽視を放置する人々に問題があります。人々の経験知識が具体的な企画実行に活かされていないことが日本の最大の問題と思います。

放射性物質・廃棄物については、原発が止まっていないので増えつつあります。原発を止めることが第一です。次に出てしまった放射性廃棄物をどうするかという問題ですが、放射性廃棄物は、既存の原子力施設の敷地内に保管されています。燃料棒にまだ加工されていない濃縮ウラン状のもの、使用可能な燃料棒の形のもの、使用済み燃料棒の形のもの、形をなさないデブリ状のもの、処理が終わってガラス固化体の形のものがあると思います。政府は、高レベル放射性廃棄物と呼ばれているものをがガラス固化体にして地下数百mに永久安全保管することを考えています。

永久安全保管実験をやるのですが、まず地方の応募地が適地か調査研究します。政府としては実験を急いでいますから恐らく火山地帯、地震が多い地帯でも問題ないと言うでしょう。実験だと言いながら、本格的な高深度地下施設を建設するでしょう。調査研究・実験は数十年の年月をかけて行いますから知らぬ間に実験施設は本当の永久安全保管施設になるでしょう。次から次へと放射性廃棄物がガラス固化体となって運び込まれます。この地方の評判は落ち、放射性廃棄物の町・村と呼ばれ、農業・漁業などは廃れるでしょう。数百年もすると政府の管理がいい加減になり、最後はどうしようもない放射能汚染施設になるでしょう。管理不能となり、土石で埋めてしまうでしょう。人々は町・村のことも地下施設があったことすら忘れてしまうでしょう。しかし、ある時、地上に放射能汚染が生じ、大問題になるでしょう。

放射性廃棄物は、出した原子力施設の敷地内で、地下深くではなく、管理しやすい地上施設で原子力施設が責任をもって永久安全管理を行うことが現実的です。永久安全保管は非生産的であるため、施設の収益性を悪化させると思います。しかし廃棄物の永久安全保管は原子力利用事業の必要コストです。このコストを見込まない事業は事業とは呼べません。もし施設が経営破綻したら、政府が税金で永久安全保管をやるしかないと思います。

地上での保管は、管理がやりやすいが、戦争・テロに弱いのではないか、自然災害によわいのではないかという心配があります。そのとおりだと思います。それを言うなら、政府も人々もすぐ原子力利用をやめる決心をすべきです。いつまでも自分を騙すような思考はもうやめるべきです。