ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

政府が赤字産業を補助金で助けることは限界

2020年10月03日 | 社会

1990年以降の産業の推移を見ると、産業に元気がないことは明白です。労働者の労働対価が上がらず、住宅の貧弱化が進んでいることがその証拠です。政府が、税収が上がらず、借金政治を続けているのもその証拠です。銀行が預金者に金利を払えないこともその証拠です。

技術開発と生産が海外に移転し、第二次産業が空洞化していることが原因です。海外生産をやっている会社は収益を上げていると思いますが、肝心の国内の労働者が第三次産業に流入し、そこで過当競争を強いられており、労働対価は上がっていません。労働者の工夫努力が実るのはやはり第二次産業だと思います。中国が飛躍的経済成長をとげたのは、技術開発と生産を中国が積極的に引き受けたからです。日本も経済成長したいなら海外との競争に勝つとの思いで、労働者が技術開発と生産に取り組むべきです。

既存の会社は収益主義に流れていますから国内技術開発と生産になかなか回帰しません。日本が再び元気になるには国内に新しい事業家・仕事人が誕生し、新しい会社が増えることがだいじと思います。既存の会社が支配的では日本に未来はないと考え、人々が、自分が新事業・仕事をおこすと考えることがだいじと思います。

AI技術とその応用、太陽エネルギー利用技術、水素技術など世界の最先端技術で海外と競争すべきことはもちろんですが、既存のものの改善も重要です。たとえば森林の国日本を活かして木造・木工を見直すこともだいじと思います。外材や西洋家具を輸入する国ではなく、国産材や日本家具を輸出する国になるといいと思います。木造高層建築という考えには賛成しませんが、通常の戸建住宅は狂わない加工を施した国産材を使うといいと思います。林業を大切にするべきと思います。

ウイルス禍で非常に苦しい産業があることは事実ですが、補助金行政でもとに戻ることはないと思います。明らかに現在の産業は修正が必要です。人々も政府の補助金行政は限界がきていると考え、自分で新事業・仕事を考えて生き抜く生命力を持たないといけないと思います。