kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

選択と集中進行中

2010-12-25 10:30:30 | 日記
東芝がシステムLSIの生産から撤退して半導体は得意の
フラッシュメモリーに経営資源を集中したり同じくソニー
は東芝の長崎工場を買い戻してスマートフォンやデジカメ
ように需要の増加が見込めるCMOSセンサーの増産を決
定したり徐々にではありますが、日本企業も事業の選択と
集中を加速しつつあります。

エレクトロニクス業界では韓国・台湾勢との競争激化や
円高でいよいよ企業も重大な決断を迫られることが多く
なりこの逆境をバネにすれば再度日本の業界も復活の足
がかりを掴める可能性もでてきました。

また現在は市場の評価は高くはないですがパナソニックも
三洋電機やパナ電工の完全子会社化で太陽電池やリチウム
イオン電池などの成長分野を取り込み巻き返しのチャンス
を虎視眈々と狙っています。

円高環境下でも建機のコマツや日立建機それにキャノンな
どは新興国中心に売り上げを伸ばし大幅な増益を達成でき
そうです。円高イコール輸出産業はすべて売りという単純
な発想はそろそろ改めなければなりません。

環境が厳しければ厳しいほど企業の実力が試されることに
なります。多くの企業が同じような製品を開発販売し国内
市場では十分な利益を得られないことに日本企業の収益の
問題点があった訳で、ある意味ではグローバルな競争で再
編・淘汰が加速されて強い企業がより強くなり世界の市場
で結果として存在感を増すかもしれません。

ニューヨーク市場の動向や為替などに一喜一憂することな
く企業の真贋を見極める目を養うことがますます必要にな
ります。
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