kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

祝!メルカリ上昇

2018-06-19 05:33:32 | 日記
18日は市場が開く前に大阪で地震が発生しました。米中貿易戦争
懸念が再び強まり米国株も下げたことからもともと軟調な相場展
開を予想する見方がありましたが、地震発生で見送りに拍車がか
かり終日軟調な展開になりました。今日も米国株の下げで一部市
場は軟調が予想されるだけにスター銘柄の登場が待たれます。

今日市場注目のメルカリが新規公開されます。公開価格3000円で
計算すると時価総額は4000億円を超えることになります。メルカ
リが何故ここまで注目されるのかはCO to COビジネスで世界的な
プラットフォーマーになる可能性があるからです。

フリマアプリ最大手として既に国内では圧倒的な強みを発揮して
います。課題は米国事業です。アプリ3月3ケ月間の流通総額は60
億円と日本の930億円と比べると大きな差があります。米国でも日
本で成功したようにどこまで個人間売買市場を開拓できるかどう
かが焦点になります。

米国で成功できれば一気に知名度もアップし世界的なIT企業になる
ことも夢ではありません。グーグルやアマゾンそれにフェイスブッ
ク、アップルを引き合いに出すまでもなく業界でのプラットフォー
マーを握ってしまえば独り勝ちできます。

FANG銘柄がもてはやされるのも貿易摩擦や為替相場に影響されず
高成長を実現できているからです。1社独占による高い利益率は
世界の投資家を引き付けます。メルカリがその仲間入りを果たす
ことが出来るかどうかは動きの速いIT業界ですからおそらく数年
で結論がでるかもしれません。

メルカリは昨年9月に米フェイスブック幹部を米国法人のCEOに迎
えたほか、日本と共通だったアプリのロゴやシステムなどを米国
独自のものに変更しました。広告費用も大量に投入し、米国でも
最大手のフリマアプリを目指していています。あくまで狙うのは
業界NO.I企業です。

足元の日本株は米中の貿易戦争の激化やトランプ大統領による自
動車への高関税適用検討など日本株にとっては懸念される問題が
山積しています。政府による成長戦略の目玉であるインフラ輸出
も新興国特有のリスクが表面化して思うように進んでいません。

安倍政権の成功例は訪日観光客の急増による国内消費の引き上げ
効果くらいです。内外の情勢が不透明な時だから一層メルカリの
ような夢のある企業にマネーが集まるのかもしれません。メルカ
リの上場が成功したからと言って日本株に急激な見直しが起こる
とは思えません。

おそらく市場への波及効果は限定的でしょう。メルカリ人気と市
場の活性化は分けて考えるべきです。逆にメルカリ上場が失敗に
終ることがあるようなら手詰まり感が1部市場にも及ぶかもしれ
ません。

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