アベノミクス相場の再来か、まさかそんな訳はありませんよね。
しかしそんな形容詞が使えるくらい5月25日からの上昇は強烈です。
少なくともこの期間ではNYダウを遥かに超える上昇率なのです。
6割を超える企業が今期業績の見通しを未定とするなど不透明感を
嫌う市場では決して好材料ではありません。また過去の売買代金
は2万2000円台での大きく膨らんでいることから需給面での壁を
指摘する市場関係者もいました。
国内経済は外出自粛の影響で大きく落ち込んでいます。飲食や
旅行、宿泊といった人が多く雇用されている業種ほど深刻になっ
ています。緊急事態宣言が解除されてもコロナ以前に戻るには
果たして何年かかるかという具合です。
自動車をはじめ輸出企業も海外での需要も蒸発して業績が大き
く低下することは避けられません。雇用は守られるでしょうが
夏のボーナスは減少が避けられません。冬のボーナスは2月以
降の景気悪化をもともに受けさらに減少は必至です。
国民の多くは感染第2波懸念もあり先行き不安から消費を控える
でしょう。スポーツや音楽イベントなどの延期や中止で失われる
需要も多いでしょう国内消費市場は少なくとも今年いっぱいは厳
しいでしょう。
そんな状況でも東京市場は束の間の我が世の春を満喫しているよ
うです。売り方の買戻し主導の今回の相場急騰は誰もが予想しな
かったことです。
SBG株を例にとるとアリババ株や通信子会社のSBの一部の株式
売却で1兆5000億円の現金を確保できたとの報道から動意づき6営
業日で12%の上昇を記録しました。市場注目のピジョンファンド
の先行きは依然不透明です。買い材料は自社株買いだけですが
2兆円という巨額な自社株買いが結果的に株価の支援材料となり
ました。
巨額な買い手であるSBGが買ったまま売らない訳ですから需給は
改善します。また海外投資家の指数買戻しで日経平均に寄与度の
高いSBGはファーストリテイリングとともに買い方の対象になる
銘柄です。一方売り方は前期決算での巨額赤字計上やビジョン
ファンドの先行き不安で割高感の強いSBGは空売り対象です。
今回の上昇相場の一つのテーマが売り方の買戻しです。業績面で
不安の多い企業や異常に高いPERの企業はどうしても売りの対象
になります。需給相場の行方を占うのはとても困難です。来週の
メジャーSQ(12日)まで上昇が続くという見方もありますが上
昇ピッチが一段と上がったこの3営業日からはピークはその前に
来るのではないでしょうか。
過去の記事で「株不足は買いか?」を読まれた人数が先週急増し
ています。売り方が何かのヒントで読んでいるのか、あるいは買
い方が投資銘柄の判断で読んでいるのかは定かではありませんが
売り方の買戻しが市場でホットなキーワードになっているのは間
違いなようです。
しかしそんな形容詞が使えるくらい5月25日からの上昇は強烈です。
少なくともこの期間ではNYダウを遥かに超える上昇率なのです。
6割を超える企業が今期業績の見通しを未定とするなど不透明感を
嫌う市場では決して好材料ではありません。また過去の売買代金
は2万2000円台での大きく膨らんでいることから需給面での壁を
指摘する市場関係者もいました。
国内経済は外出自粛の影響で大きく落ち込んでいます。飲食や
旅行、宿泊といった人が多く雇用されている業種ほど深刻になっ
ています。緊急事態宣言が解除されてもコロナ以前に戻るには
果たして何年かかるかという具合です。
自動車をはじめ輸出企業も海外での需要も蒸発して業績が大き
く低下することは避けられません。雇用は守られるでしょうが
夏のボーナスは減少が避けられません。冬のボーナスは2月以
降の景気悪化をもともに受けさらに減少は必至です。
国民の多くは感染第2波懸念もあり先行き不安から消費を控える
でしょう。スポーツや音楽イベントなどの延期や中止で失われる
需要も多いでしょう国内消費市場は少なくとも今年いっぱいは厳
しいでしょう。
そんな状況でも東京市場は束の間の我が世の春を満喫しているよ
うです。売り方の買戻し主導の今回の相場急騰は誰もが予想しな
かったことです。
SBG株を例にとるとアリババ株や通信子会社のSBの一部の株式
売却で1兆5000億円の現金を確保できたとの報道から動意づき6営
業日で12%の上昇を記録しました。市場注目のピジョンファンド
の先行きは依然不透明です。買い材料は自社株買いだけですが
2兆円という巨額な自社株買いが結果的に株価の支援材料となり
ました。
巨額な買い手であるSBGが買ったまま売らない訳ですから需給は
改善します。また海外投資家の指数買戻しで日経平均に寄与度の
高いSBGはファーストリテイリングとともに買い方の対象になる
銘柄です。一方売り方は前期決算での巨額赤字計上やビジョン
ファンドの先行き不安で割高感の強いSBGは空売り対象です。
今回の上昇相場の一つのテーマが売り方の買戻しです。業績面で
不安の多い企業や異常に高いPERの企業はどうしても売りの対象
になります。需給相場の行方を占うのはとても困難です。来週の
メジャーSQ(12日)まで上昇が続くという見方もありますが上
昇ピッチが一段と上がったこの3営業日からはピークはその前に
来るのではないでしょうか。
過去の記事で「株不足は買いか?」を読まれた人数が先週急増し
ています。売り方が何かのヒントで読んでいるのか、あるいは買
い方が投資銘柄の判断で読んでいるのかは定かではありませんが
売り方の買戻しが市場でホットなキーワードになっているのは間
違いなようです。
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