kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

SQトレードは一旦終了

2024-07-13 07:31:35 | 日記
オプショントレードは一服になるでしょうか。チャート的には天井を示しているという記事も
出ています。確かに1033円安という数字だけ見れば警戒感は高まるでしょう。もっとも12日の
値上がり銘柄は1020で値下がり銘柄のほぼ2倍でした。全面安ではなく指数の影響の大きな東京
エレクロロン(6.18%)やSBG(4.4%)、アドバンテスト(5.57%)やこのところ高値更新し
た日立や村田製作など軒並み売られたことです。

もともと先週から始まった急騰劇は多分にSQオプションに絡む売買だったことは明らかです。
売り方の買戻しが上昇に弾みを付けました。イベント通過と米株安、急激な円高が重なり大幅
安に繋がりました。SQ値は4万1531円でした。当日のSQ値を早期に越えなければ調整は長引く
という経験則もありますから来週の相場がどうなるのかが重要でしょう。

米国では景気敏感株に資金をシフトする動きもあります。日本でも同様の動きになっても不思
議ではありませんが、実質賃金のマイナスが続いていています。決算で出ている2~5月期の小
売りや外食企業の業績は一部を除いて厳しいものが目立ちます。今春の賃上げ効果は出てくる
7月以降に期待という見方もありますが、大きな期待は禁物です。

今月末から決算発表が始まります。円安基調の続いた4月以降の状況を考えると輸出関連銘柄の
想定社内レートを10円以上超える円安ですから上方修正は期待できそうです。もっとも銘柄によ
っては市場期待に届かなかったり、あるいは上方修正しても既に株価が大きく上昇する過程で
かなり織り込んでいたりで期待通り株価上昇に繋がらないケースも出てくるでしょう。

日経平均が過去最高値まで買い進まれたので全体的に株価水準は切り上がっています。例年以上
に決算プレイは激しい変動が予想されそうです。もう一度投資の原点に返り業績の先行きはどう
か株価は割高な水準まで買い上げられているのか、過熱感はないのか様々な視点でチェックが
必要です。

次回更新は17日を予定しています。
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