森を見ずに

驚きました！
ダメだダメだと思っていた海運や工作機械などの各社の株価。
よくよく見ると年初から10％前後も上がっているではないですか。
やれメガバンクの増資での需給悪懸念やJALの再建問題、円高懸念
はたまた米国の雇用情勢などの問題どこ吹く風で気づいたら
株価の居所が変わっていました。

四季報を見てもちょっともいい事書いてないのになぜ上がる？
おそらく株価の先見性って言うやつですか。
上昇局面になると得てして後追いでポジティブな内容の記事が
新聞に載るのでしょう。

国際優良株だってホンダやソニー、パナソニックそれにキャノン
気づいたらみな昨年来高値を更新しているではありませんか。
増資と業績悪であんなに売られていた日立や郵船も
12月の安値から2割も3割も上昇してます。

為替とか米国の雇用情勢とか大事な投資材料です。
でも余りにもそればかり気にしていたら大きなチャンスを
逃してしまうことも事実です。
もっと個々の株価の値動きをチェックしてトレンドを把握して
おかないと解説上手だけれど投資下手になってしまいそうです。

もう一度、初心に帰って個々の銘柄の株価のチェックを
やり直さなければと思っています。

今日の前場の終値は97円安に10781円、中国の金融引き締め
90円台の円高、ニューヨーク安、短期的な過熱警戒感で反落。
SQ清算値10798円を挟む攻防。
このところ過熱気味の市場にとっては丁度良い休養か
後場の値動きを見て何か物色しようと考えています。