360年以上の歴史があるといわれている江差町の「姥神大神宮渡御祭」が始まった。毎年、「一度は見てみたいよね。」といいながら足を運べなかったが、やっと「よし行くぞう...。」のかけ声とともに車を江差町に向けて走らせた。
「姥神大神宮渡御祭」はニシン漁で栄えた江差の人々が、大漁を神に報告し、感謝を込めて行われたのが始まりで、北海道でもっとも古く、北海道遺産にも認定されている祭りだそうだ。
町内会が保存している華麗な13基の山車(ヤマ)は神社に赴き「魂入れ」の儀式を行った後、祭り囃子を奏でながら、歴史情緒豊かな「えにしえ街道」から街道沿いの家々をゆっくりと練り歩いた。「えにしえ街道」の街並みは、当時の江差を再現したかのような建物が並び、祭り半纏や羽織姿の人たちはピッタリだ。それこそ、栄華を誇った江差の街....。
山車(ヤマ)は御所車の台車に武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などが乗せられ、豪華な金具で飾られている。見物していた町の人に尋ねると、「修復するにも1台1,000万円もするんだ。昔は町内会も沢山人がいたから良かったが、最近は人も少なくなって山車(ヤマ)を維持するのも大変なんだ。」とのこと。しかし、うちの山車が一番という誇りと先人が残して遺産との思いで引き継がれているようだ。
祭りの主役は子供たち。祭りが近づく頃になると各町内会では、子供たちが集まり笛や太鼓で祭り囃子の練習が始まる。山車の引き手も子供たち、山車に乗るのも子供たち、いずれは笛や太鼓で祭り囃子を奏でることをめざしているのだろう.....。
そして、華やかに彩りを添えてくれる江差の娘さんたち、しかし、見物していたおばあちゃんは「祭りも子供が少なくなったし、娘さん達も帰ってくる人も少なくなった。昔はもっと賑やかだったんだ....。」
山車は、「ヨーイヨーオイ」、「エンヤ、エンヤ」とかけ声をかけながら巡行、この日の江差は最高気温こそ26℃前後だが日差しが強く皆さん汗だくになって綱を引く。ビールも入り気勢も上がる。時折、「一銭けれ♪~ 、一銭けれ♪~ 、一銭貰ってなにすんだ♪~ 」というかけ声も聞く、やはり町内の方に尋ねたが、その方も「よく聞くんだけど、俺は詳しくわがんねな。そのほかに“釣り針買って♪~、棹買って♪~”とも言ったもんだ。」、よく判らなかった......。
この後、愛宕町の商店街に13基の山車が勢揃い。このときは、祭り囃子の笛・太鼓は若者が中心、さすがに経験者(?)とみえて威勢がいい。その囃子に乗せられ踊り出すグループもある。狭い路地に見物者で入りごった返している。しかし、これぞ祭りという感じだ....。
祭りは、この後神社に戻り御輿の宿入れがある。これも見物だそうで、「それ、見ないで帰るの....。」、「ちょっと時間も遅くなったので、これで失礼します。」と闇夜の国道を函館に向けて車を走らせた。
すごい祭りだ。最初は、「着飾った山車が街を歩くだけ...。」ぐらいに思っていたのだが、そんな祭りではなかった。北前船時代の栄華を伝える時代絵巻が繰り広げられ、参加する子供から大人までエネルギッシュな立ち回りに感動さえ覚えた。一度はみたい祭りだったが、何度もみたい祭りになっていた.....。来年は、「宿入れ」も是非見に来ようっと.....。
「姥神大神宮渡御祭」はニシン漁で栄えた江差の人々が、大漁を神に報告し、感謝を込めて行われたのが始まりで、北海道でもっとも古く、北海道遺産にも認定されている祭りだそうだ。
町内会が保存している華麗な13基の山車(ヤマ)は神社に赴き「魂入れ」の儀式を行った後、祭り囃子を奏でながら、歴史情緒豊かな「えにしえ街道」から街道沿いの家々をゆっくりと練り歩いた。「えにしえ街道」の街並みは、当時の江差を再現したかのような建物が並び、祭り半纏や羽織姿の人たちはピッタリだ。それこそ、栄華を誇った江差の街....。
山車(ヤマ)は御所車の台車に武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などが乗せられ、豪華な金具で飾られている。見物していた町の人に尋ねると、「修復するにも1台1,000万円もするんだ。昔は町内会も沢山人がいたから良かったが、最近は人も少なくなって山車(ヤマ)を維持するのも大変なんだ。」とのこと。しかし、うちの山車が一番という誇りと先人が残して遺産との思いで引き継がれているようだ。
祭りの主役は子供たち。祭りが近づく頃になると各町内会では、子供たちが集まり笛や太鼓で祭り囃子の練習が始まる。山車の引き手も子供たち、山車に乗るのも子供たち、いずれは笛や太鼓で祭り囃子を奏でることをめざしているのだろう.....。
そして、華やかに彩りを添えてくれる江差の娘さんたち、しかし、見物していたおばあちゃんは「祭りも子供が少なくなったし、娘さん達も帰ってくる人も少なくなった。昔はもっと賑やかだったんだ....。」
山車は、「ヨーイヨーオイ」、「エンヤ、エンヤ」とかけ声をかけながら巡行、この日の江差は最高気温こそ26℃前後だが日差しが強く皆さん汗だくになって綱を引く。ビールも入り気勢も上がる。時折、「一銭けれ♪~ 、一銭けれ♪~ 、一銭貰ってなにすんだ♪~ 」というかけ声も聞く、やはり町内の方に尋ねたが、その方も「よく聞くんだけど、俺は詳しくわがんねな。そのほかに“釣り針買って♪~、棹買って♪~”とも言ったもんだ。」、よく判らなかった......。
この後、愛宕町の商店街に13基の山車が勢揃い。このときは、祭り囃子の笛・太鼓は若者が中心、さすがに経験者(?)とみえて威勢がいい。その囃子に乗せられ踊り出すグループもある。狭い路地に見物者で入りごった返している。しかし、これぞ祭りという感じだ....。
祭りは、この後神社に戻り御輿の宿入れがある。これも見物だそうで、「それ、見ないで帰るの....。」、「ちょっと時間も遅くなったので、これで失礼します。」と闇夜の国道を函館に向けて車を走らせた。
すごい祭りだ。最初は、「着飾った山車が街を歩くだけ...。」ぐらいに思っていたのだが、そんな祭りではなかった。北前船時代の栄華を伝える時代絵巻が繰り広げられ、参加する子供から大人までエネルギッシュな立ち回りに感動さえ覚えた。一度はみたい祭りだったが、何度もみたい祭りになっていた.....。来年は、「宿入れ」も是非見に来ようっと.....。