JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

海風を頬に感じて....、「飛鳥Ⅱ」で

2008-08-21 23:47:14 | 函館港
 今朝の寒さは尋常でない....、一瞬、ストーブが恋しいくらい。それもそのはず、9月中旬並の気温だったそうだ。そうか、今日は函館港に客船が入港する。やっぱり客船が入港する時は、晴れないのかなあ.....。


 客船「飛鳥Ⅱ」、今年2度目の入港。今回は、横浜から4泊5日で「夏の仙台、函館クルーズ」、乗客は約750人で函館乗下船の区間クルーズを設定され、函館からも何人か乗船したとのこと。

                            
 横浜までは乗船できなかったが、船内見学でいつかの間のクルージングを楽しませて貰った。これは見学者用の「乗船証」。実際の乗船証は客室の鍵を兼ね、乗下船の際の身分証明書で、船内での買物や有料サービスがサインで済ませれるキャッシュカードにもなるとのこと。




 客船「飛鳥Ⅱ」は12デッキ(12階建て)で構成され、タラップは5デッキにあり、船内の入口には金属探知器が備えられ、厳しくチェックされる。しかし、ロビーは船の中とは思えず豪華ホテルにも負けない、ラフなスタイルで来たことに申し訳なさを感じる.....。
                
 5デッキからエレベーターで一気に12デッキに....。いつもはホテルのフロントの役割を果たす5デッキのレセプションで仕事をしているという若い女性の鈴木さんに、12デッキから順に案内をしていただいた。その中で、自由気ままに時を過ごすことの出来る場所を探索してみた。


 陽射しをたっぷり浴びながらスイミングを楽しめる、巨大プール。プールは海水で世界の海を泳ぐことが出来るという....。


    トレーニングマシーンがそろっているフィットネスセンター

    
   パソコンでインターネットやEメールの送受信もできる。メールアドレスは、クルーズ専用のアドレスも貰えるそうだ。

                
              麻雀ルーム。意外に高齢の方が楽しんでいるそうだ。


   こちらはフリールーム。囲碁や将棋が出来る。

     
 ライブラリー、小説から雑誌まで、幅広いジャンルで揃えられている。とにかくデスクやソファが立派でとても落ち着いた雰囲気の静かな図書館だ。
                 
 本場のカジノさながらの興奮と熱気が味わえるゲームコーナー、ただし賭けることは御法度で、あくまでも楽しむこと....。




 この他にも、ダンスホール、シアター、クラブにバーといくら時間があっても足りないという。そして、フルコースのディナーから、地元の食材を使用した料理、そして江戸前寿司など多彩な食事も用意されている。

        
 彼方までつづく水平線を眺めながらのんびりとコーヒーを飲む......、これがクルーズならでの楽しみなんだって.....。しかも、コーヒーや紅茶はいつでも飲むことができ、デニッシュや飛鳥IIオリジナルケーキなども食べ放題....。

 ちなみに、函館から横浜まで2泊3日(途中、寄港はない)で、最低10万円から最高40万円まで7ランクあるそうだが、安いか高いかはどう楽しむかだなあ.....。でも、見学だけでなく一度クルージングに参加してみたいものだ。


 函館港の出港は午後10時、いつもの「イカ踊り」で見送りだ。「飛鳥Ⅱ」の灯りは、ふ頭の暗闇に浮かぶ巨大なホテルという感じで、素晴らしい夜景を映し出している。

  
 早速、函館名物「イカ踊り」の始まり...。多くの乗客がデッキに出てくれており、「イカ、イカ、イカ、イカ、イカ踊り♪~」の音楽に合わせ、手拍子をしたり、大声でかけ声を掛けている。途中、イカ踊りのリーダーから「北京オリンピックで、ソフトボールが米国に勝ち、金メダルで~す。」の声に、デッキの一部から「ばんざ~い...。」の声も聞こえ、一層の盛り上がりを見せていた。


 「飛鳥Ⅱ」は定刻午後10時、大きな汽笛を残し漁り火の見える津軽海峡から、最終寄港地横浜港へ舳先を向けて旅立っていった.....。デッキには乗客の皆さんが名残惜しそうにいつまでも岸壁に向かい手を振っていた.....。
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