JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

横津岳は、秋への準備.....

2008-08-17 21:55:42 | 山登り
 早朝、窓から「横津岳(1167m)」を眺めると、くっきりと姿を出し「おいで、おいで....。」と云っている感じがした。「横津岳が呼んでるぞ、いかなくちゃ...。」とおにぎり持参で、早朝散歩を兼ね出発!



                            


 登山口のゲート前に着いたのが午前7時30分。このとき車の外気温度は12℃、少しヒンヤリするが気持ちが良い。なんと言っても青空に浮かぶ雲はとっても綺麗だ。これを見ただけで早起きして来た甲斐があるというもの。それも、雲は刻一刻と姿形を変えていくので、見ていても飽きることがない......。あれ、頂上の航空管制塔の円形のドームが見えない、工事中かなと思ったのだが、囲ってしまったようだ。






 登山口から頂上まで2.5kmの舗装された登山道を、途中秋の草花を探しながらゆっくり歩き、およそ1時間半ほどで頂上に...、そして、360度の大パノラマを堪能できた。南は、亀田平野から函館市内が見渡せたが、下北・津軽半島はいまいちスッキリしない....。北は、先週訪れた七飯スキー場のゴンドラ山頂駅が目の下に、挟んで向かいには「駒ヶ岳(1131m)」が、さらに噴火湾を越えると「羊蹄山(1898m)」や室蘭の「白鳥大橋」も見渡すことができる。


 山頂で休憩していると、RV車で乗り付けた3人の方が、大きな捕虫網(ネット)を持って降りてきた。子供の夏休みの手伝いかな....、いや、蝶のマーキング調査のために「アサギマダラ」という大型の蝶々を探しているとのこと。
 この蝶は、暖かい地方ではよく見られるが、北海道では珍しく春から初夏に津軽海峡を飛来し、道南地方で産卵、晩夏から秋に南下すると云われている。この蝶が、東京から台湾まで約2000kmを移動したことが、マーキング調査で確認されているが、本州と北海道での移動は一度も確認されておらず、捕獲した蝶にマーキングをして放しているそうだ。


「そんな蝶は、見たこともない。」と話すと、何と下のスキー場で捕獲し、羽根にマーキングをしてこれから放すという。羽根に傷を付けて大丈夫かと聞くと「この蝶は、丈夫で胸を圧迫しなければ、羽根を掴まえたくらいで死ぬことはない。」そうだ。ワイン色の美しい蝶で、この蝶が南の地方で確認される確率は非常に低いようにも思えるが、もし確認されたらと思うと......。それにしても凄いことをしている、山を下りる時もスキー場近くのササヤブに入り、捕虫網(ネット)を振り回していた。捕まえられたかなあ.....。それにしても、いいものを見せて貰った。対馬さん(高校の生物の先生)、ありがとうございました。

           



                              

                
 横津岳は、夏から秋への準備が進められている。ススキに、トンボと目にするものは秋近しを知らせている感じだ。「どんな花が見られるかな?」と楽しみ半分で歩いたが、まだまだ咲いているし、また、秋の花も咲き始めていた。そんな花の中からいくつかをカメラに収めてきた。残念ながら花の名前が判らず興味半減、後で調べてみようっと....。どなたか教えてくれませんか....。それにしても可憐に咲かす横津岳の花々は美しい....。

      
 下山途中、函館港から出港した高速フェリーの航跡、さすがに青函2時間、早い.....。

 久し振りの「横津岳」、天気が良かったこともあるが、身も心もリフレッシュ。紅葉にはまだ早いが、その時期にはもう一度登ってみたい。そういえば、山頂で、小型のストーブでお湯を沸かし、横になって駒ヶ岳を眺めながら一人でコーヒーを飲んでいる方にあった。何と優雅な振る舞い...。いや、羨ましい....、真似してみようかな....。
 学生時代仲間との秋の登山、この準備もしなくっちゃ....。何を!山登りに耐える、体力作り.....。
コメント
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