JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

「函館市臨海研究所」を見学してきました

2008-03-06 21:47:17 | Weblog
 所用があって末広町まで車で出掛けたので、先日ライトアップされた「函館市臨海研究所」をカメラに収めブログにUPしたが、今度は建物の中が気になり見学させてもらった。


 この建物は、「大正15年(1926年)に函館水上警察庁舎として建てられ、昭和27年に函館西警察署と改称し、昭和59年まで利用されていた。函館西警察署の移転に伴い、道内最古の警察所庁舎として保存され、平成元年に函館市都市景観条例に基づく景観形成指定建築物等に指定された。」(旧函館西警察署庁舎の歩みの案内板)
 この函館の歴史的建造物である旧函館西警察署庁舎を、今度は「函館市臨海研究所」として昨年4月に再生オープン。コンブの増養殖などを手がける民間企業に研究室として活用されている。


 研究室は、1階と2階に6室あり窓越しにではあるが、市民や観光客が自由に見学することも出来る。この研究室では、ガゴメコンブに含まれる“フコイダン”という成分から化粧品を作っているそうで、窓の上にある大型ディスプレイで取り組んでいる研究内容も紹介している。
      
 階段は、この建物が建てられたときから使われ続けているもので、材質は「タモ」の木だそうで歴史を感じる。また、窓は洋式で、当時としてはハイカラなものだったのかもしれない。窓越しに函館山の山頂を見た。

        
 大正期に建てられた歴史的建造物が往時の洋風外観のまま復元され、新たな役割を持って再スタートをしたが、新旧が融合したこの施設は函館にお似合いで、是非、大切に使い続けたいものだ。ちなみにこの建物の改築費は約4億円。「高いのかなあ~、いや、活用次第でないかい....。」

        
 ところで、研究所の入口前に「箱館郵便役所跡」の記念碑があった。記念碑には「箱館郵便役所は道内最初の郵便局として、明治5年(1872年)7月、ここに設けられた。郵便制度の創設者前島密は幕末期にこの地で学びを修め、また箱館戦争の幕軍総裁榎本武揚は後に初代逓信大臣になる等、函館は郵政先覚者ゆかりの地である。ここに先人の偉業を偲びつつ碑を建てる。昭和54年(1979年)6月 北海道郵政局長」と、記載してある。なるほど、と頷きながら眺めてきた。函館は、歴史的にもこのような碑が多くあると思うが、これも探し歩けば楽しいかもしれないなあ~。時間があったら......。
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