“ホーバークラフト”で農薬散布．．．

今日の函館は朝から快晴、水銀柱もドンドン上昇し今年初めての20℃越え．．．。夏日には達しなかったものの23.2℃と今年最高気温を観測した。この天気は南から張り出した高気圧の影響で全道各地で晴れわたり、札幌を始め各地では25℃を超えこちらは夏日、いよいよ夏の到来か．．．。

　
　所用で松前町に車を走らせる．．．。途中にある知内町の国道228号沿い知内平野一帯は肥沃な大地で稲作農業も盛んで、この大地で育った知内米“ほしのゆめ”は味本位の高品質米として名を馳せている．．．。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　その田んぼも田植えはほぼ終わり、植えたばかりの稲が整然と並び美しい景観を見せている．．．。そんな中をラジコン遊びかな？と思わせる光景を目にし、車を止め暫し見学．．．。

　
　訪ねると、田植えを終えた田んぼに農薬の除草剤の散布をしているとのことで、「農薬散布用ホーバークラフト」が走り回っている。理屈は高速船のホーバークラフトと同じで水上で浮上させ、遠隔操縦で積み込んだ農薬を水中に散布する仕組みのようだ。稲への影響は水上に浮上しているのでほとんどないとのこと。この機械は４，５年前から使われ出し、価格は１台80万円ほど．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　農薬の散布を依頼した農家の方は「昔は田んぼに入ってすべて人がやったもんだけど、見ての通り一日かかるところを30分もあれば終わってしまう．．．。機械の力は凄いの一言だ。」とホーバークラフトの走りを眺めている。
　ところで農作業の進み具合については、「雪の多い年は豊作といわれており期待もしたのだが、４月に入り低温が続き雪解けが遅れて作業もだいぶ遅れている。ここ２，３日天気が回復したのでこれからに期待だあ．．．。」とのこと。少し天気が続けば取り返せるんだって、お日様、頼みを聞いてあげて．．．。


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