今日は二十四節気のひとつ“夏至”...。言わずもがなの「一年で最も昼が長い日」で、函館の日の出は午前4時2分、日没が午後7時16分、昼の長さが15時間14分...。この“夏至の日の出”を毎年眺めてみたいと思っていたが、なかなか天気に恵まれず、実現できずにいた。幸い、天気予報は「晴れマーク」...、「今年は最後のチャンスかも...」と勇気を振り絞って午前1時半起床、函館山山頂に向かう...・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/7b/62aca61bfe46ad55a71395d8e800d5a6.jpg)
以前から「夏至の時期は、太陽が函館山の真向かいから昇る...。」と聞かされていた。函館山の向かいとなると、市街地を上から照らしながら昇るんだろうなあ...、と思いを馳せ函館山の山頂に立つ...。午前2時...、暗闇に浮かぶ函館の夜景、夕景後の夜景と違ってライトアップされた華やかな灯りは見えないが、静まりかえった街の小さな灯りの繋がりは華やかさはなくとも美しい...。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b1/5f905426e12716059241d66a312a0880.jpg)
午前3時...、車の車外温度計は10℃、防寒対策万全で来たつもりだったが、少し強い風は寒さを連れてくる。Tシャツ姿の若者達は「めっちゃ綺麗...、マジ寒いっけ...」と早々に退散していく...。この頃になって、東側に聳える山並みが白みかけた空にシルエットとなって浮かびあがる...。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/26/308a563fab6d7e1f50c0286c0bdaf20e.jpg)
4時近くになって朝夜景見物に市民も次々と登ってくる...。ところが、函館山の西側海上(入船海岸)で発生する霧が、風に乗って次から次と函館山を掠め、市街地を覆い隠すが、これがまた幻想的な函館の街にしてくれる...。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e5/0e7c54a136aef44228164f90644597a9.jpg)
ただ、幻想的なうちは良いのだが、上空まで昇ると折角の日の出が...。そんな心配をしながら待つと、若い女性のグループが「なんでこんなに人が多いんですか?何かあるんですか?...」と問いかけられ、「今日夏至だから、夏至の日の出を待っている」と応えると、「じゃ一緒に頑張って日の出まで待っています...。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/62/90a9b80004a8ae298d51d322b738d18f.jpg)
日の出時刻から少し遅れて午前4時9分...。函館山の真表面にオレンジ色に輝く太陽が現れ、函館の街を照らし始める。大勢の見物客から一斉に「出たあ!!...、凄い!!...、綺麗!!」などの歓声があがる...。グループの彼女たちも「感動しました。待っててよかったです」とお礼を言って立ち去る...。
時間にして2時間余り...。登る時は「日の出だけ見られれば...」の気持ちだったが、山頂からの刻々と変わる函館の朝夜景に魅せられ、さらに東の空が白んでくる情景と流れる霧に隠される街並みを目にして、寒さも忘れカメラから離れられない気持ちにさせれらた。こんな素晴らしい光景は恐らく再び見ることは出来ないはず...、運がよかったのかも知れない...。
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ただ、幻想的なうちは良いのだが、上空まで昇ると折角の日の出が...。そんな心配をしながら待つと、若い女性のグループが「なんでこんなに人が多いんですか?何かあるんですか?...」と問いかけられ、「今日夏至だから、夏至の日の出を待っている」と応えると、「じゃ一緒に頑張って日の出まで待っています...。」
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時間にして2時間余り...。登る時は「日の出だけ見られれば...」の気持ちだったが、山頂からの刻々と変わる函館の朝夜景に魅せられ、さらに東の空が白んでくる情景と流れる霧に隠される街並みを目にして、寒さも忘れカメラから離れられない気持ちにさせれらた。こんな素晴らしい光景は恐らく再び見ることは出来ないはず...、運がよかったのかも知れない...。
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