JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

ノンフィクション作家に“神山茂賞”...

2016-11-18 22:29:37 | Weblog

 先日、郷土史研究に功績を残した個人や団体を顕彰する“神山茂賞”の贈呈式が、函館市内のレストランで行われ出席してきた...。これは、函館の歴史・文化の普及活動を行っている函館にある文化団体が毎年行うもので、これまで25人・8団体が受賞している。

 

 今年の“神山茂賞”は、函館出身のノンフィクション作家森本貞子氏(91)に贈られた...。森本氏は、函館に生まれ5歳の時に東京に転居したが、夏休みや冬休みなどには毎年祖母の住む函館で過ごし、高等女学校卒業後に函館生まれの地震学者森本良平氏と結婚と、常に函館との係わりが切れなかったという...。

                          

 今回、“神山茂賞”の対象となったのは明治初期の箱館で生きたイギリス人地震学者ジョン・ミルンの妻トネの半生を描いた「女の海溝 トネ・ミルンの青春」と箱館の網問屋の娘で後の島崎藤村の妻冬子の生涯を描いた「冬の家 島崎藤村夫人冬子」の作品が評価されたとのこと...。

 いずれも文学作品として高い評価を得ているが、幕末から明治初期に箱館で暮らした実在の女性の生きざまが描かれており、当時の外国人が自由に往来し、市民生活との交流する日本でも特異な国際的港町箱館の実態を、函館市史など郷土資料を基に調べ上げられており、郷土史研究の上からも注目されているという。

                           

 贈呈式の後、森本氏の「“神山茂賞”受賞記念講演」が「函館近代史の輝かしさに魅せられて」と題して行われたが、森本氏は「なぜイギリス人のジョン・ミルンが箱館の女性トネと結婚したのか?...」に興味を抱き、家事の傍ら何度となく函館に通い続け、10年以上にわたって調べ上げての作品だったいう...。それにしても、講演では91歳という年齢を感じさせない語り口、今でも函館の特性や歴史を紹介するテーマには、率先して各地からの講演依頼に応じているという『郷土函館の応援団長』かも知れない...。

 

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