昨日7日朝、南極観測船“しらせ”が函館港にやって来た...。“しらせ”は第54次観測隊を乗せ南極・昭和基地への航海を前にしての総合訓練を兼ねて、母港の横須賀から横浜、函館、境港、門司、徳山の各港に寄港しながら一般公開している。
今日、係留されている港町ふ頭での一般公開に車を走らせる。岸壁に横たわる“しらせ”のオレンジ色の船体が快晴の青空に映え、多くの市民が見学に訪れている。
早速、船内に...、といっても海上自衛隊護衛艦のように兵器があるわけでもなく、どちらかというと輸送艦といった感じで、甲板には南極から持ち帰った「南極の石」と「南極の氷」が置かれ手を触れることが出来る。
「南極の石」は変成岩で、表面にキラキラとした輝きが見られ、隊員の方は「宝石ですよ...、手で取れたら持っていってもいいよ...。」といっていたが、取れる代物ではない。ただ、現在は南極条例で、石などを持ち出すことは禁じられているそうだ...。
「南極の氷」は密度が高いので解けにくく、氷のなかは人間によって汚される前の大気が詰まっているかと思うと感慨深いものがある。「氷は綺麗なんだけど、汚れた手で触れているので口に付けないで...。」納得...。
南極観測船“しらせ”は、初代南極観測船“宗谷”から数えて4隻目で、昭和60年代に活躍した“初代しらせ”の艦名を引き継いで、平成21年(2009)に就航した。所属は海上自衛隊で艦の分類には「南極観測船」というものはなく、正式な分類は「砕氷艦」となるそうだ。従って、“しらせ”の乗組員は自衛官で、乗船希望が多いという...。
“しらせ”は排水量 12.650トン、全長138m、幅 28m、乗組員は約180名、観測隊員等は約80名...。世界トップクラスの性能をもつ南極観測船だか、前回は昭和基地手前20kmで厚い氷と雪に 阻まれ、昭和基地に接岸できず、物資をヘリコプターと雪上車で運ばざるをえない事態となった。地球の温暖化といわれるが、南極では猛烈な寒波に襲われている...。
“しらせ”の艦橋...。意外に広いのに驚かされる。艦橋までの高さは24mほどということなので6階建てぐらいかな...。
南極・昭和基地へは片道約1ヵ月...。「途中で海賊に襲われたら対抗出来るの...。」と質問をすると、「自衛艦なので表面には兵器はないが、小銃ぐらいは用意してある...。」そうで、ちょっと安心。昭和基地まで航海の安全を祈りたい...。
所々で乗組員の方に丁寧に説明をいただいた。特に竹内さんには少し長い間つまらない質問にも付き合ってもらった。彼は今回初めて乗船で不安はあるが、一方では期待で胸が膨らんでいるようだ。「頑張って...、楽しんできて...。」と声を掛けさせてもらった。
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今日、係留されている港町ふ頭での一般公開に車を走らせる。岸壁に横たわる“しらせ”のオレンジ色の船体が快晴の青空に映え、多くの市民が見学に訪れている。
早速、船内に...、といっても海上自衛隊護衛艦のように兵器があるわけでもなく、どちらかというと輸送艦といった感じで、甲板には南極から持ち帰った「南極の石」と「南極の氷」が置かれ手を触れることが出来る。
「南極の石」は変成岩で、表面にキラキラとした輝きが見られ、隊員の方は「宝石ですよ...、手で取れたら持っていってもいいよ...。」といっていたが、取れる代物ではない。ただ、現在は南極条例で、石などを持ち出すことは禁じられているそうだ...。
「南極の氷」は密度が高いので解けにくく、氷のなかは人間によって汚される前の大気が詰まっているかと思うと感慨深いものがある。「氷は綺麗なんだけど、汚れた手で触れているので口に付けないで...。」納得...。
南極観測船“しらせ”は、初代南極観測船“宗谷”から数えて4隻目で、昭和60年代に活躍した“初代しらせ”の艦名を引き継いで、平成21年(2009)に就航した。所属は海上自衛隊で艦の分類には「南極観測船」というものはなく、正式な分類は「砕氷艦」となるそうだ。従って、“しらせ”の乗組員は自衛官で、乗船希望が多いという...。
“しらせ”は排水量 12.650トン、全長138m、幅 28m、乗組員は約180名、観測隊員等は約80名...。世界トップクラスの性能をもつ南極観測船だか、前回は昭和基地手前20kmで厚い氷と雪に 阻まれ、昭和基地に接岸できず、物資をヘリコプターと雪上車で運ばざるをえない事態となった。地球の温暖化といわれるが、南極では猛烈な寒波に襲われている...。
“しらせ”の艦橋...。意外に広いのに驚かされる。艦橋までの高さは24mほどということなので6階建てぐらいかな...。
南極・昭和基地へは片道約1ヵ月...。「途中で海賊に襲われたら対抗出来るの...。」と質問をすると、「自衛艦なので表面には兵器はないが、小銃ぐらいは用意してある...。」そうで、ちょっと安心。昭和基地まで航海の安全を祈りたい...。
所々で乗組員の方に丁寧に説明をいただいた。特に竹内さんには少し長い間つまらない質問にも付き合ってもらった。彼は今回初めて乗船で不安はあるが、一方では期待で胸が膨らんでいるようだ。「頑張って...、楽しんできて...。」と声を掛けさせてもらった。
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明日の出港、天気が心配ですね、晴れてくれると良いのですが。
sawaちゃんのブログ覗きに行ってきました。素晴らしい写真ですね。
カメラかな、レンズかなとも思ったのですが、やっぱり腕ですね。プロですよ...。
明日の出港、天気は望めないようです。私も日程が入って見送りは無理のようです。残念...。