JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“こゝ本州最北端の地”...大間町探訪

2013-07-02 23:40:56 | 旅行
 「大間町へ“マグロ丼”を食べる日帰りの旅」...、津軽海峡フェリー「大函丸」で大間港に着岸後、約1時間ちょっとをジャンボタクシーを借り上げ、タクシーの運転手さんに「大間町を1時間で廻れるコースで...。」とお願いし、町内を探訪した...。

 

                            
 最初に案内してくれたのは、電源開発大間原発工事現場...。観光地ではないようだが、感心のあるところ。フェリーターミナルから車で10分ほどで、こんなに市街地に近くていいのという場所にある。広い敷地の中に巨大なクレーンが立ち並び原子炉建屋だろうか大きな施設も見える。

  
 運転手さんは「中には入れないので、漁港の方に回ってみましょう...。」と案内してくれたが、確かに漁港の目の前が工事現場...。予定では2015年に稼働の予定だったが、福島原発事故で工事が中断し、2年遅れとのこと。大間原発は海面から12m...、先の大津波が押し寄せたら...、ちょっと気になるところ。我々9人も小さなコブシを突き上げて記念撮影をし、意思を現してきた...。

                               
 次に案内してくれたところは、西吹付山(にしふきつけやま)展望台...。展望台からは大間の町並みや津軽海峡、天気が良ければ津軽海峡を挟んだ函館の街並みも確認できるはずだったのだが....。ここから見る函館の夜景を「横夜景(よごやげ)」といわれている...。

    
 最後は、大間崎...。大間町の先端には“こゝ本州最北端の地”の碑がそびえている。この大間崎から函館の汐首岬まではわずか17.5km...、碑の前にあるおみやげ屋さんのおばさんは、「朝、函館が見えれば“おはよう”って挨拶してるだ...。」と大きな声で笑いながら話してくれた。函館に親戚もあって、年に何度もフェリーに乗ってきているという...。できれば、津軽海峡大橋構想が実現されれば、30分ほどで行き来のできる隣町なんだよね...。

                                  
 この大間岬に薄幸の詩人「石川啄木歌碑」がある...。「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」...、あれ!この歌は函館で詠まれたんでなかったかなあ...、と確かめると、「石川啄木は大間に暫く滞在した。」という記録があり、この歌について、地元では大間崎の沖合にある弁天島のことを詠んだもの、とのことから、地元の有志が弁天島の見えるこの大間崎に歌碑を建立したとのこと。

 わずか1時間ほどだったが、タクシーの運転手さんに効率よく、しかも丁寧な案内で大間町を探訪できた...。運転手さん曰く「今度はまつりの賑やかな時期に来てくださいよ、近いんだから...。」と誘われ、なんかまた行きたくなっちった...。


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