JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

中世の繁栄を伝える“勝山館跡”...上ノ国町歴史探訪(2)

2016-06-22 22:11:33 | 江差町・上ノ国町

 高校時代の新聞作りの仲間9人での「上ノ国の歴史を探訪する一日」と銘打った今回の例会...。最初の「旧笹浪家住宅」でガイドさんの案内に聞き惚れてしまい若干時間オーバー...。次の見学地は、旧笹浪家住宅の隣に建つ上ノ国八幡宮脇から急な坂道を上り“勝山館跡”に...。

                         

                                 (“勝山館跡”から見下ろす市街地)

 夷王山(159m)の山裾にあり、日本海を望む“勝山館跡”は中世の暮らしぶりを今に伝える国指定の貴重な史跡...。蝦夷地開拓者である武田信広が1470年頃に築いた山城で、16世紀末頃まで日本海側での政治、軍事、北方交易の一大拠点とと考えられている...。

      

 “勝山館跡”の敷地は35万㎡、昭和54年(1979)から始まった発掘調査で、中国製青磁や美濃焼腕・皿など約5万点ほどの国内外産の陶磁器や金属製品、木製品等が出土、さらに、館主が使っていたと見られる住居や井戸、橋、ゴミ捨て場跡などが見つかるなど往事の暮らしぶりがしのばせる...。

                              

                                            (今も続く発掘作業)

 また、当時のアイヌの人々が使っていた骨角器が出土し、墳墓群には和人の墓とアイヌ民族の墓が点在し、館の中では和人とアイヌが混在していたと考えられる...。このように、“勝山館跡”は日本海北方交易の様子や中世の生活様式を今に伝え、中世蝦夷島(えぞがしま)を語るに重要な興味の尽きない史跡...。(一部史跡ガイドから抜粋)

      

 ところで、“勝山館跡”を登りきったところに「勝山館跡ガイダンス施設」がある。ここには、模型や映像で案内しており、出土された食器や装飾品など当時使われていた実物の生活用品など展示され、勝山館の成り立ちや人々の暮らし、豊かな北の中世の世界をリアルに語っている...。どちらかというと、最初にガイダンスを見た方がさらに感動が伝わったかも知れない...。

 

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