久々に乙部町への所用が入った...。ここ何ヵ月振りになるので、それじゃ江差から木古内に抜けて走るのも良いかもしれないと、張り切っていたのだがここ何日かの寒気に道行く道路が心配だ...。函館は青空が広がっていたが、中山峠を越えるとスリップの心配はないにせよ、道路は雪で白くなっておりアクセルのセーブが必要だ...。
それでも何時も通りの時間で乙部町に到着し、所用を終えて江差町へ...。江差の知人に「昼、一緒にどう?...」と電話をすると、二つ返事で「じゃ、レストランで...」と誘いに乗ってもらい、役場近くのレストランで待ち合わせることにした...。
積もる話をしながら、メニューを眺めると知人から「何度も食べていると思うけど、江差に来たらニシンだよ...」と“にしん親子重”に指を指す...。確かに一度食べた気がするが、折角の勧めなので「それじゃ、“にしん親子重”を...」とオーダー...。
ほどなくして運ばれてきたトレーの上に、ニシン甘露煮の切り身と数の子がが添えられているお重とお吸い物、それにお新香が並べられている。ちらし寿司風のお重は色鮮やかさには箸を付けるのがもったいないほどの見事さで、係の方は「お好みで粉山椒をかけてください」との説明。
江差の町は江戸時代から明治にかけてニシン漁で栄え「江差の5月は江戸にもない」いわれ、江差の海を群来で染めるニシンを求め大阪から日本海を廻り江差を往来する北前船交易が江差の多くの歴史文化を生み、江差に伝わる江差追分、江差三下り、江差沖揚音頭、江差餅つき囃子、五勝手獅子舞など北海道無形民俗文化財に指定されている民俗芸能はすべて「ニシン」から生まれており、「江差とニシンは切っても切れない間柄」...。
そんな話を知人から教えられる間も、レストランの中には、常時江差追分が流れており、それを耳にしながらゆったりとした気持ちで食事を楽しむことが出来た...。ところが、ノンビリすすぎて時間は30分以上オーバーしてしまい、木古内廻りでは時間が足りないと慌てて来た道を引き返す...。知人曰く、「声を掛けてくれるなら、時間をタップリ取って来いよ...」と諫められてしまった...。
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