JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

いにしえ街道を埋める“雛飾り”...北前のひな語り

2014-02-18 22:53:35 | 江差町・上ノ国町
 所用で江差町へ車を走らせる...。この時期江差町に向かう国道227号中山峠を越えるには勇気が必要だ。と、いうのも以前吹雪に巻き込まれ進も戻るも出来ずに辛い思いをしたことが頭をよぎり、天気予報と相談をしながら行動することとしている。幸い函館は快晴で、江差も予報は「晴れ」ではないものの交通を妨げるような天気にはならない...。
                             
 江差町役場での所用を終え車に戻る途中、役場の1階ロビーには先月訪れた時の「まゆ玉飾り」から4組の豪華な“雛飾り”に変わっている...。“雛飾り”の前にある「第3回江差・北前のひな語り」のイベントを知らせるパンフレットが置かれ、“雛飾り”を展示しているいにしえ街道沿いの民家や商店、施設のマップが記載されている...。

     
 早速、マップを手にいにしえ街道へ...。“雛飾り”は、「北前のひな語り」ポスターと赤いの小旗の目印があるいにしえ街道を中心に町内65カ所で約130組が飾られ、商店のショーウインドーには朱色の毛氈を敷き詰めた見た目にも豪華な段飾り、どれも歴史が感じられるものばかりだ...。

             
 拠点会場の町会所会館...。平日とあって無人の会館の入り口を開けると大小20組ほどの雛飾りが並べられ、人形の目が一斉に向けられているような錯覚に陥るほどの迫力も感じられる...。展示されているものは、町民の方が古くから保存されていたものや、道内や遠くは愛知県などの家庭で大切に保管されていたものを譲り受けたものもあるという。

    
 その後もショーウインドーの中を覗き込みながらいにしえ街道を江差のよき時代を思い浮かべながらの散策...。ただ、気温は-3℃、10m以上の風が吹き寒いのなんのって...、そこで思い切って身体を温めようと赤いの小旗が下げられている街道にあるそば屋さんに...。

                  
 このそば屋さんは、明治後期に建てられたという土蔵を改築した店、天井は剥き出しで歴史が感じられ雰囲気がいい...。そんな中に豪華とはいえないが、趣のある3段飾りのひな人形が置かれており、雛人形と向き合いながら地元江差産の「ゆがのそば」を賞味...。

 
 そば屋の女将さんに町会所の“雛飾り”を見てきたこと話すと、「それじゃ、帰りに壱番蔵も見ていけば...。」と勧められる。壱番蔵は拠点会場の一つで、古い土蔵を改修した施設で観光客の休憩施設として利用されている...。

                                 
 ここにも豪華な“雛飾り”が展示されているが、見学されていたご婦人は人形の顔立ちや衣装などについて話しながらじっくりと眺めている...。そうなんだよなあ...、雛人形はただ「豪華だ、きれいだ...」でなくて、その作りで時代背景を思い浮かべながら楽しむのが本当なんだそうだ。

 
 「北前のひな語り」...、今年は4月6日(日)まで展示され、週末には拠点会場の町会所や壱番蔵で茶会やコンサートなどのイベントも開催されるという...。もう一度天気の良い日にノンビリとお店の中にお邪魔をして話を聞きながら歩きたいもんだなあ...。

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