香雪園の帰途、折角だからと赤川・笹流ダム前庭広場に立ち寄った。広場には約110本のイタヤカエデが植えられ毎年見事な紅葉のトンネルを見せてくれるのだが、木から落ちた葉は地面を埋め尽くしておりちょっと遅かったようだ....。
それでも、赤やオレンジに染まった紅葉は落ちないで頑張っているものも多い...。生憎の天気だが、それでも時折カメラを持ちながら散策を楽しむ市民も見かける。
そんな中、防寒具に身を包んだ女性お二人が紅葉を眺めながら絵筆を走らせている。話しかけると「紅葉の一番奇麗なところは何処でしょうね...。」などと言いながら見る見るうちに素晴らしい絵が出来ていく...。この女性から見るとカメラで写真を撮っているものは“おおちゃくもの”と思っているかも知れないなあ...。それにしても上手だわ...。
ところで、笹流ダムは大正12年に建設された“バットレス式ダム”で日本には6基よりない。既に90年近く経つが、昭和23年と昭和58年の2回改築を行い補強工事が施されているそうだ。ダムといっても下から眺めるとそんな感じをさせない建築物だ。秋は紅葉のスポットだが、今年は少し遅れてしまったようだ...。