JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

郷土芸能たっぷりと...ひろめ舟祭り

2010-06-12 23:52:42 | 椴法華・南茅部
 南茅部ひろめ舟祭り...、午後は南茅部地区に伝わる郷土芸能の発表会や地域の小中学生による吹奏楽やソーラン踊り、そして、歌謡ショー、着飾った漁船が灯りを灯して港内を走る漁り火パレード、最後に花火大会とプログラムは盛り沢山...、どこまで付き合えるかな...。

    
 南茅部地区残っている郷土芸能は神社の例祭などで見る機会はあるが、一度に郷土芸能を見ることが出来るのは、このひろめ舟祭りとのこと。それぞれ地域で引き継がれているが、子供たちが少なくなって各地域とも伝承に苦労されている。この「豊崎手踊り」...、明治、大正時代に出稼ぎに来た者が故郷を思い、酒の席で踊ったと言われている。

                                   
 安浦地区に伝わる郷土芸能「安浦駒踊り」...、馬に乗り、戦に勝ったときの様子を表現しており江戸末期、青森県南部出身者が伝えたと言われている。扇子や刀など色いろな道具を持ち、前後約1m、重さ10kgの色とりどりの馬(駒)を腰につけて勇壮な舞を披露...。

  
 地元の小学生が披露する「ひろめソーラン踊り」...、学校単位で4年生以上の全校生徒が一体となって力強く踊る姿は感動もの...。児童の一生懸命さもさることながら、これまで踊れるまでには指導する先生方の努力やそれを支える地域の方々の力も忘れてはならない。

                                    
  歌謡ショーは、クイズ番組で珍回答を連発して人気を博した香田 晋のステージ...、「もうクイズ番組は卒業し、唄に専念します。」とトレードマークのはちまき姿で登場し会場を盛り上げる。霧が立ちこめる会場で「木曽恋い三度笠」などの持ち歌を観客の手拍子をもらいながら熱唱...。この歌謡ショーは公開録音で収録され、6月21日(月)HBCラジオで「南茅部ひろめ舟まつり歌謡ショー」21:00~22:00の番組として全道に放送される。

 ここで退散...、すっかり陽も落ち結局ほぼ一日南茅部で「ひろめ舟祭り」を楽しんでしまった。この祭り今年が25回目と四半世紀続いた地域最大のイベント...、地域住民にとってはこの後のコンブ漁が始まる前の骨休みなのかも知れない...、飲んで、食べて、おしゃべりをしてどの顔も楽しそうだった...。

 
 ところで最後は、電飾した漁船が港内を走る「漁り火パレード」...、残念ながら見ることは出来なかったが、霧の中を岸壁に係留していた漁船をカメラに収めて...。
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白熱、舟こぎ競争...ひろめ舟祭り

2010-06-12 23:22:47 | 椴法華・南茅部
 豊かな海の恵みに感謝し、豊漁を祈願する「南茅部ひろめ舟祭り」...。昨年は雨に出鼻をくじかれ午後からの参加だったが凄いお祭りのイメージが抜けず、また、「来年は舟こぎ競争の応援に来て...。」と南茅部の知人に誘われたこともあり、朝早くから車を南茅部に向けた。

     
 会場は南茅部・臼尻漁港...、函館を出るときは雲一つない快晴だったが、川汲の峠を越えると海霧が地域を覆い臼尻漁港もうっすらと霧が立ちこめている。そんなの関係ねえ...、とばかり祭りの始まる前から着飾った漁船の前でバーベキューの準備が始まっている。

                               

 
 この祭りの呼び物、「舟こぎ競争」...。木製の磯舟に6人一組でチームを作り漁港内の400m-600mのコースで行われる。今年は初心者対抗や市役所本庁・支所対抗、漁業組合支所対抗などに46チームが参加、優勝を争った。
 見た目にはたかがボート漕ぎなのだが、6人のチームワークが勝負のポイント。スタートしてもなかなか前に進まないものやとんでもない方向に向かうものなど会場の笑いを誘ったが、途中で舟同士が絡み合うシーンも...。

 
 さすがに、地元の漁師さんが出場する対抗戦は迫力満点、勇ましい掛け声と共にテンポ良く水をかき力強い動きで船を進め白熱したレースを展開、岸壁からも地域代表の参加とあってあちらこちらから「それいけ!!、がんばれ!!」の声援も飛び交う...。
 2時間余りの舟こぎ競争...、参加者は疲れの中にも心地よい汗を、岸壁から応援する方も声を張り上げ会場一体となってのイベントだった。

                              
 ところで岸壁には大漁旗や提灯などで豪華に飾られた6隻の漁船が並んでいる。この漁船は南茅部地区にある六つの漁協が用意するもので、この6隻の漁船はいわば地域の代表...。
 この着飾った6隻の漁船は「漁り火パレード」として順次港内を旋回する。ある地域の方は、「あれはおらほの地域のもんだ。この春に出来たばかりで、今日はお披露目みたいなもんで、2日かかって飾り付けをしたんだ。」と誇らしげに話してくれた。昔は、隣の船をこっそり見にいって、それより豪華にと...、競争したそうだ。そういわれれば、船を操る船長さんの舵さばきからも力強さが伝わってくる。

  
 船上で手を振るお母さんたちや子供たちの誇らしげな笑顔が印象的に映る。一家で、地域で南茅部の漁業を支えているのだろう...、このパレードを見てなにかとても頼もしく感じられた。午後は、郷土芸能の発表や歌謡ショー...、これも楽しんでいこうっと...。
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