見田宗介『現代社会の理論』

2011-12-14 20:46:06 | 本の話
新聞広告に岩波書店から『定本 見田宗介著作集』が
刊行されるというものを見ました。

「ん~、懐かしいなあ。改めて読むべきか」という
気持ちになりかけました。
もっとも私は、別名の真木悠介が好きだったので
高い全集を買って読まなかったりしたら大変です。

まずは安い新書を買ってみました。

『現代社会の理論』岩波新書
副題は(ー情報化・消費化社会の現在と未来ー)
¥735ー

第1刷が1996年です。もう古いね。
私が買ったのは2011年4月5日 第28刷

これを基にして全集の第Ⅰ巻が発売されました。
¥2205-
200頁にしてはちょっと高い?

この第Ⅰ巻の岩波の宣伝を引用します。

「すでに古典となった名著が、最新データを増補し
新展開への構想を示す論考を加えて最新版に生まれ変わる」

つまり新書だけを読んでもまずいということでしょうが
大枠は分かるだろうと、例によりアバウト思考です。


新書『現代社会の理論』

勉強になります。必読。

どこかで偉い先生が書評を書かれ、推薦されていました。
学生は、大学1、2年のうちに学部を問わず読んでおくべき
(本当はどなたか調べるべきですが・・)

まったく仰るとおりです。

社会学の基礎の勉強になりますね。


もちろん、これで全てが分かるわけではなく、異論も多い
はずです。

けれども、ものを考えるとはどういうことか
どのような考え方があるのか
それらが見えてくるだけでも700円は安い!

こういう類の文章に慣れない人は初めちょっと乗れない
かもしれませんがしっかりと読むべきですね。


私の勝手なオクソクなのですが
文章を刈りこみ、かつ分かり易くとされたのでしょう
表現が文学的なところが多いのです。
ちょっとキザだし、多少文章が締まらずとも、より分かり易い
表現もできるだろうに、と見田先生がお怒りになる感想を
もってしまいました。

(学問を何と考えるのか!定義とは、命題とは・・)

でもね、大学生の多くは最後まで読んでくれないのじゃないかと
恐れるのですよ。
理系の人でも社会人でも、大勢が読むべきですからねえ。


ところで『定本 見田・・』は買う気になったか?

半々で迷っています。

上記の新書に関する限り「それだけじゃないだろ」という
思いが浮かびますから。

思考から生まれたオプティミズムというよりも
オプティミズムがまずありき、ではないか?

もうちょっと年くって時間が取れるようになればじっくりと
読めるかなあ。(批判も交えつつ)

真木の全4巻は買うつもりです。

冴えない

2011-12-13 21:13:52 | 太陽光通信
冴えない天気が続きます。

今日は我家の辺り、天気が良かった。
12月になって初めて雲が懸かることが少ない一日
でした。
日が差している時は地面にくっきりと影ができてね。

月が改まってほぼ2週間で今日初めて太陽光発電が8kwhを
超えました。(8.6kwh)

11月も前半は天気が悪かったのですが、それでも
13日間で3回(11.5kwh,9.4kwh,8.5kwh)でしたから
今月の冴えなさは顕著です。

あす以降も天気はそれほどかんばしくないみたいですね。
洗濯物が乾きにくいとはカミサンの嘆きです。

私は寒がりですから日が照らないと気が滅入ります。
日が当たればなんとなく落ち着きます。
ネコも同じようで、明るい窓際で気持ちよく眠ってます。


12月の天気、去年はどうだったか、全く記憶がありません。
うかつに生きているものですね。
確か、寒かったとは記憶していますが。

長期予報でも11、12月は日照に恵まれないとか
言われていましたから、来年以降を楽しみにしましょう。
少しは良くなるかなあ。


広島市は瀬戸内のワリに冬、曇天が多いように思います。
晴れていても雲が多いというか。
(山が迫っていれば雲が出やすいなど、場所にもよります)

それに比べて私が生まれた備後は日照が多いですね。
いかにも瀬戸内海。

広島は日本海の大気が滲んでくるのでしょうか。

ま、山間地のことを思えばゼイタクですけれどねえ。


裏のお家はときおりイリコのようなものを干しておられます。
この天気じゃ乾きにくいだろう、と眺めていますが
そばに干した洗濯物は臭わないのかなあ。


とにもかくにも日照が欲しい毎日です。

後出しジャンケン

2011-12-13 11:30:52 | 塾あれこれ
恥ずかしい話を平気で出来るようになると
我ながら「お迎え」が近いかも。
以下、何を今頃、と証拠も何もない話です。


十数年前、ヨーロッパで統一通貨を検討しているとき
私は絶対に実現不可能だと思っていました。
古典的に、国家権力が通貨をコントロールすると
思っていましたから、政治統合が先で通貨は後。

更には政治統合はとてもハードルが高い、とも。

ところが、あれよあれよという間にユーロが誕生
拡大の一途です。

その現実を前に自分の頭の古さを心底反省したものです。

だって、経営者とか資産運用者ならば完璧に負け組で
大きな損失を出していたかも知れませんから。


エアトレードという言葉があればそのまねごとを少し
頭の中だけで先物を取り引きしたりします。
不動産は情報の仕入れ方が分からないので無理ですから
もっぱら新聞などに出る数字のナナメ読みです。

今日ならば金(現物)が下がっていますね。
1kg買っていたら一日で十万円の損か・・
おとろしー世界です。


ユーロの話でした。
(たぶん今日の金の値動きもユーロがらみ)

古典的な、政治>通貨という発想を捨てれば
ドルに対抗できる強い経済圏ができちゃうのですから
私の頭も「固かった」

ところが十年たって、今日何と言われているか。

政治の裏付けがないユーロにはリスクがあった、
そこを国際金融資本やドル至上主義者に狙い撃ちされた
・・とね。

政治統合より前に通貨統一するのはどうだったか・・

話が昔に戻ってるやん。

私もあの頃きちんと勉強していれば事態を予見できたか?
そんなにアタマよくないわな。


いま世界中で最も深刻な課題が「国家」です。
(成立や存続)

ヨーロッパでも「国」がどうなるか切実
イギリスなどは保守的ですよね。

民族の基本は言語ですが、ただ言語や文化を継承すれば
それだけで良いということではありません。
イヌイットやアメリカインディアンのようにされてしまいます。
日本ならアイヌ民族ですか。

国境を超える巨大企業が出来て世界が変わったように
通貨をはじめとする経済システム(政治も)の変化が
実は人々に深刻な影響をもたらします。

日本ではいま喫緊の課題がTPP
これで国が完全に壊れますね。
戦後日本の総決算がこれです。
今までアメリカの思惑通りに徐々に解体してきた日本も
最終段階に入ったようです。

今までの積み重ねがあるので、ほぼ手遅れで
米国の準州のような、参加させてもらう権利はないような。

どうぞクビにしてください

2011-12-11 14:01:33 | 塾あれこれ
私も元気が良かった。

「私はこう思って仕事をしています。
それが山口塾と合わなければどうぞクビにして下さい。」

「で、キミはどうする」と塾長。

「この真ん前に塾を開きます」

・・こんな様子でした。
一度ならずですが、そうなるきっかけを向こうが
振ってくるんだもの。
売られたケンカなら買います。


本当にクビになってたらどうでしょうね?

まあ「クビにできるものならやってみろ」ですから
向こうはそうはしません。

でも何かが起こって・・

そうですね、多分、真ん前どころか人を雇う塾仕事は
していないでしょう。
開く金を母に借りなきゃなりませんしね。

そもそも人さまと商売でバッティングするような店開きは
好みません。
品が悪いよね。

私が小学生低学年の頃オヤジの仕事が珍しく好調な時期が
ありました。
観光客が尾道名物のデベラを買いにきたりしてね。

しばらくして我家より尾道駅寄りに新しい店が出来ました。
大きくて綺麗。
お客はすっかり取られてしまい、また貧乏。
いまだにウヲスエの看板を見ると腹立たしいですね。


50を過ぎて山口塾を辞め、自宅で好きな形の塾を始め
ようというときに、塾長と話したのも小さな折の体験が
あったからかもしれません。

好きなことをさせていただきます。
けれども決して山口塾の迷惑になるような形には
いたしません。

それで生徒数20名程度の井上教室が始まりました。

個別だし、補習の子から受験生まで、通常の進学塾に
通いづらい人を対象です。


月謝は?

周りの水準に合わせたつもりです。

これも万一安すぎたりして他に迷惑をかけないように。

そもそも塾の月謝は何が適正か、誰にも分かりません。

一種の(交換価値)だとは思いますけれども。

よって大手のダンピングは好みません。
本来の自由競争には当たらないから。

またボランティアの活動も営業妨害になれば
否定すべきと考えます。

暇つぶしに「自分のために」するボランティアが
子供を甘やかさねばよいのですが・・・

女講談師

2011-12-10 19:52:11 | 塾あれこれ
TVを見てて驚いた。

NHKが昼のバラエティで講談と演歌のコラボを
していたようで、講談に続けて歌で盛り上げます。
もっとも本式の語りではなく吉良へ討ちいる前を
説明するようなものだったと思います。

「初めは大勢いた人が次第に減り
 とうとう、よんじゅーしち人になった」

突っ込みましたね。

吉良討ち入りは四十七士(しじゅうひち、し)です。

いくら説明の部分であれ、よんじゅうひちし、ではないので
「とうとう、しじゅうひち人になった」と
なぜ言わないのだろう。

わざわざ、引っかかる言い方はないよね。

先代正蔵は、弟子が普段の生活で「お箸」と言っただけで
お客様の前でも叱りとばしていました。

例の震え声でね
「バカやろう~、お、なんかつけるんじゃね~~
 箸だよ、はし」

普段の言葉づかいから気をつけていないと、仕事の言葉が
出来あがらないのです。


上記、よんじゅうしち、の講談師が女性でした。神田Y

今は女性しか成り手がないのですかねえ。

何事も、先鞭をつけるというのは大変です。
女講談師も最初はご苦労があったでしょうし
今では一つのジャンルを作られたようです。

ただね、後から入ってくる人は甘くなる恐れがあります。

それが証拠に皆ずいぶん下手
(浪花節も今の女性陣はヒドイ)

素人芸とさほど変わりませんね。
営業上ではゲテモノの感さえあると思います。
新作で誤魔化してもダメです。

ただ女性だからという時代は終わったでしょう。

もともと女性が寄席芸などをおやりになると
いうことは不思議でも何でもなかった。

女義太夫、新内流し・・・

講談は無かったのかな?

女性ならではの芸を作り上げられるのなら別ですが
女性が珍しいから、だけでは芸を馬鹿にしていますね。


女なんとか、女流なんとか、と「冠」がつくようでは
たぶんダメなんです。
女子アナなんてのもひどい見本です。

今では「女性社長」が死語になりつつあるように
実力さえ付けばね、カンムリは不要なのです。


ところが女性がたのなかには、それをつけてもらいたがる
人もおられるようですね。

甘く生きたい、それが日本をダメにする!
(それだけじゃありませんが)

日本は押し並べて女性が立派ですが
甘くて仕方がないのもまた結構いるようですね。

金出して塾やってりゃ良い、なんて人もそれに通じます。

ネタ無限

2011-12-09 21:34:10 | 塾あれこれ
よく毎日書けるね、あきれたように言われます。
ん~。かもしれないのですが、
家族や会社の人と「よく毎日話すことがあるね」とは
言いませんよね。

毎日、さまざまなことがあります。
よって書くことはテキトーにあります。


天気予報や観測データでは広島市南部の天気
本日12/9はおおむね曇りとなっているハズです。

ところが我家の辺りでは時間によってはかなりの
日差しがありました。
今日一日の太陽光発電が7.5kwh この時期の晴れの
発電量と変わりません。

場所によってかなり天気が違うようだと気づいたのも
太陽光発電のおかげですね。

はやい話、太陽と我家の間に雲が入れば日光は減ります。
空の他の部分が青空でも我家にどうかが重要です。

もしかすると家によって天気が違うってことも
・・・そりゃないか。
少なくとも区ではだめで、町単位では違いそう。

毎日、天気と発電量をメモしていると、今までは
ずいぶんアバウトだったなあと思います。
(女性は洗濯などで男性よりは敏感でしょう)

たぶん、もっと発電の条件が良い家庭では、
地域により細かく天気が違うことまで気にされないかも
しれません。

我家には我家だけの小さな世界があるのですね。


糸子さんが出征するダンナの髪を刈るシーンがありました。

『カーネーション』の中でも一二を争う美しい場面で
あったように思います。

平凡と言えば平凡ですよ、
でもそれを万感込めて描くというのは大変です。
役者さんを初めスタッフさん、すごい。

多くの家庭で似たことがあったハズです。
でも「我家だけの万感」でもあるのです。

泣けました。

もっともカミサンは私がオイオイ泣くので
少しシラケておられました。


手動のバリカン
尾道のジイサンも刈ってもらってたなあ。

髪が切れなくて痛いこともあったらしいですね。

きっと私も刈ってもらっていた。。。
(記憶には残っていないのですが)


尾野真千子さん。

姿も上手いですね。
お腹に子がいる座り方。
少し年食ってきた立ち姿・・

ホントに怒って、ホントに泣いて・・
ええな~


ところで、12時45分から13時の間
ウチへは電話を掛けないでください。
よろしく。

読み散らす

2011-12-08 20:41:58 | 本の話
本は何冊か並行して読みます。
私の場合その方が頭に残り易いようです。

ところが読みかけが沢山、狭い家のあちこちに散らかった
ままになるので綺麗好きなカミサンに叱られる。

でもそれを片づけられると困るんだよなー。
(忘却のドブ河)に永久に沈み込む恐れが大。

最近は昔読んだものまで引っ張り出すことがあります。
読みかけがまた増えて・・

先日、ブログのために本棚から引っ張り出した
芳賀徹著、朝日選書『渡辺崋山=優しい旅びと』
懐かしくてつい再読してしまいました。

読了の感想は「相変わらず(?)名著ですねえ」


以前読んだ時には印象に残っておらず、今回やっと
読みとれたことがあります。

まだ崋山が比較的幸せな人生を送っていたころ
旅先で出会った人々を日記に書き残しています。
その辺りの文章に書いてあるのですが

たとえば『遊相日記』 崋山三十九才
(西暦1831年)
大御所時代、天保の大飢饉が始まる前年。

外国船の来航も頻繁で、モリソン号事件まであと6年
幕府や諸藩財政も苦しさを増しています。

そのような時代に崋山は生き、そして1839蛮社の獄、
1841自刃という運命が襲います。

そのような後半生に至る前、幸せな旅のおりの日記ですが
それに残されている一般の人々の政治批判の厳しいこと。

上記、『遊相日記』でも、かの有名なお銀さまの件りの後に
町医者の蘭斉という人の言が記されています。

役人のひどさを具体的に語っています。
聞かされた支配者側である武士たる崋山は
「余、聞テ愕然タリ」

他の日記にも政治がいかにまずく、役人が御粗末であるか
それらを一般の人間が苛烈に批判しているのです。

あの江戸時代でもこうでした。

あと数十年で幕府が倒壊するのも納得できます。


江戸時代の末期、役人の姿がどうであったか
氏家幹人著『サムライとヤクザ』にも詳しいですね。
(当ブログ'09 5/19に少し書いています)

長期にわたって政権の構造が変わらないと
それを支える役人はとかく腐敗しやすいようです。

もちろん誰もが必ずそうなる訳でもないのでしょうが。

アビとキクイモとチカンの話

2011-12-07 19:54:55 | 塾あれこれ
昨日のこと。

例によって大したことではありません。


散歩で珍しい野鳥を見かけました。
(勝手に珍しいと思っているのですが)

短い散歩時間に歩きながらあたりを眺めるだけですから
ワッチャーのような観察は出来ません。

また、知識がないし、道具も持たないから、
とか言いつつ、でも私には珍しかった。

それで帰宅後、ネットを見るとまずカイツブリが
眼に入りました。
似てるかも。

でも体の大きさが違ってた。

カイツブリは比較的小型のようですが
見かけたのはカモくらいはありましたから。

すっと水に潜るので初めはウかと思いましたが
ホッペタが白く、頭が黒い冠をつけているようです。

アビか?オオハムか?

でもねえ、広島の県鳥で安芸灘などでよく見られたそう
なのですが、近年めっきり姿を見せなくなったとか。

それを見かけたというのは幸運にすぎるでしょう。

何だったのかなあ?


いつも八幡川河口の堤防から水鳥の浜公園を
3時過ぎに歩いています。

ところが一昨日月曜日の4~5時に私が歩くコースで
痴漢が出たとのこと。

私とは時間も年齢も違うのですが、なんかね
流行らない塾のオジサンってチカンでもしそうなイメージ
がありますから・・・


昨日の話に戻ります。

キクイモのおすそ分けを頂戴しました。

頂けるものは何でも有り難く頂戴しますが
キクイモって昨年のことがありますからねえ。

まだご存じない方は昨年11/28の当ブログをお読みください。
(扱いによってはガス爆発の危険があります)

ま、懲りずに頂きますがね。
栄養価は高いし、シャリシャリと歯触りも良いし。。。


明日、八幡川で不審尋問を受けたらどうしよう?

ブログのネタにはなるけれど、
話をしててガスがブ~ブーじゃますます怪しいよね。

因果と丈夫で

2011-12-06 18:26:49 | 塾あれこれ
『かなたへと旅立たれしを淡々と奥様のこと話さる瞳の』

しばらく前、塾の勉強会に参加させていただいたおり
ご自分が大病をされたとか、奥様が亡くなられたとか
いくつかのお話を伺いました。

今までも入院されたという方のお話が出たり
大病で塾を閉じられた方もおありです。

塾も外からはヒマそうにみえてハードな面がある
仕事かもしれませんね。

もっとも、何のお仕事でもそうなのでしょうね。
大変。


12月は母や義兄の亡くなった月です。
むかし教えた生徒が高校の時に事故で亡くなった月でも
あります。

個人的には気持ちが沈みやすいですね。

けれども受験生のテンションは上げなければならず
また、何やかや仕事や作業も入ってきます。

それを口実に家事をしないでいるとカミサンから
「お忙しいでしょうから・・」とかキツイひと言

昔は今より数段ハードな塾勤めをしながら
数の子を一週間かけて戻したりしていました。
時間があったのか、体力があったのか。
はたまた仕事をサボっていたのか。


一週間のどこかでは必ず病院に行くほどの
「通院好き」で(保険制度さん!すみません)
病弱を自認している私ですが、実は入院の経験は
ありません。

まとまった?病気には罹っていないのです。
多病ソクサイってありうるのかしらん。
(多病ウソクサイ?)

もしも私が(入院もしたことがない)という意味で
元気な部類に入るのならコロっといけるかしら?
長患いはヤですからね。

それから痛いのが続くのも勘弁願いたい。

しかしね、日ごろの行いが悪いから
藁人形が山ほど作られていそうで・・・

戦後教育の大転換

2011-12-05 10:59:06 | 塾あれこれ
保護者面談で来年の中学の勉強についてご説明しました。
(いわゆる三者面談はしません。
 また大勢の方に説明「会」をすることもありません)

すでに先行実施で変わり始めてきた中学の勉強ですが
来春からは「ついに」全面変更になります。

多くの塾も「大変だから早くから塾へ」と宣伝しきり
ですね。

入試の競争率が厳しくなるわけではないでしょう。
(競争そのものは相対的ですから)

勉強する範囲が広がり、また深化するので、
入試問題は難しくなるかも知れません。
学校の独自問題も増えそうですしね。

塾などが、大変だから、と言っても、自分たちの営業に
都合がよいことを宣伝しているだけと思われそうです。

けれども実際は「戦後教育の大転換」
良くも悪しくも影響が大きな(事件)の本番の幕が
切って落とされようとしているのです。

もっと関心が高まらないといけないのに。

ここは本当はマスメディアの出番ですね。

ところがそれほど報道されていません。

少なくとも、生徒や保護者にどれほど理解が深まっているか
疑問に思えるフシがありますね。

塾が「大変だ」と騒いでいるのが誇大なことに
思われてしまいそうですね。

もしかすると、大変だと騒ぎたくないのかもしれません。

オカミのなさることにハナから反対はいけない?
(どうせ矛盾は噴き出すし・・)

経済界の意向にそった今回の改革ゆえに
マスメディアも及び腰かもしれません。

今のマスメディアってひどいからね、
警察と同じで、何か起こってからでないと動きません。

被害者が出ることを防ぐよりも自己防衛が先!


学習内容がグンと増えます。(教科書も学習時間も)

項目が増えるだけではありません。
原則としては歯止がないのでどんどんと進むこともアリ。

現実問題として容易に見通せることは
出来る子には伸びる道が開かれるけれど
出来ない子が置き去りにされそう。

大量の「おいてけぼり」が・・・
自助努力不足とレッテルを貼られ格差社会に沈みます。

教育だけではなく10年後には社会の大問題になり
経済界もホゾを噛むでしょう。
(外国から優秀な人間を入れるだけでは済みません)

自助努力の足りちゃってる財界ジジイたちは
10年後どうなるかなど、どーでもよく
そのころはハワイで優雅な老後を楽しんでいるか?