『カーネーション』さすがに演出もお疲れ?

2011-12-22 20:03:28 | 太陽光通信
カミサンに言わせると書くことがないものだから
ブログに『カーネーション』ばっかりだそうです。
アタリだね。

割合に木曜日が盛り上がる(←私が)ことが多かったの
ですが、今日はふつーでした。

更には、演出が(多少ではありますが)これまでより雑!

映画のスクリーンが位置も大きさも現実とは違います。
これは「イメージではそんなに大きく見えた」という
演出かもしれません。

では、客席を前から取っている場合、映画はどこから
映写されてるんだろう?
らしきものが映っていません。光のスジすら。

いろいろリクツはつけられそうですが淡白で説明不足です。

ビラ配りを警察(?)が逮捕するシーンも手抜きだし。

今まではこんなことはなかったですね。


昨日のフィルム逆回しシーンは面白かった。
遊び心がありますよね。
ただ、できればヒッチコックばりにノーカットの長回しを
しておいて、それを逆回しだともっと良かったのに。


で、例によって手際の悪い仕事をしていると早くも日没、
今日は冬至でした。

広島では日の出7:13日の入17:04
日照時間が10時間しかないのです。

夏至だと14時間半もあるのに。

天気は曇り時々晴れ。
さーっと明るい陽がさすと午後2時でも1.7kw発電しました。

雲が多く、時折小雨も降る不安定な空模様で
1.6~1.7の次の瞬間0.3~0.4くらいに落ちます。
ぐんぐんと落ちてゆくのではなくて、瞬時に。
パワコンの間違いかと思うほどでしたねえ。

結局、今日は4.8kwh
黒い雲がうろうろしていた割には頑張った?

日没5時直前でも動いていました。
ただし0.0kwh


単純な三角比の計算をしますとパネルに当たる太陽光の角度が
10度低くなると10%程度エネルギーが下がると思います。
(真正面から当たる場合)

夏至と冬至では50度近く高度の違いが出るので
これから夏至へ向かって太陽光発電さんには頑張って
もらわなきゃなりません。


消費電力削減も思うようにはならないし~
腹のメタボも改善しないし~

両方とも冬は鬼門です。


追伸

『カーネーション』ですが放映の順に撮るのではなく
シーン毎に撮るのでした。
したがって、演出が中だるみかどうかは分からない。
失礼しました。

思い出したのですが、先日ちらとだけ映った電報ですね
「ゼンサク」と続けてあり濁音の後が1字分空いて
いなかったように見えたのですが
本来なら「ゼ ンサク」ですよね。

朝鮮半島のゆくえ

2011-12-21 20:43:25 | 塾あれこれ
このところ、ド素人のくせに政治のあれこれを
生意気に書いてしまっています。
オヤジが生きていたら得意の一言「噴飯ものよ」と
鼻さきで笑われてしまうでしょう。

でも、ネタギレの折からもう一回書かせて下さい。
子供たちの未来図を描けないで、どーすると
思うのですよ。
多くの保護者の方からは「塾は受験でいいの」と
言われそうですがね。


北朝鮮の今後を大勢の方が占っておられます。
でも情報が極端に少ないハズですから、とりあえず
さもありぬべしを推測しているにすぎません。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。

こういうときはド素人も参加できます。
もし万一当たれば威張れますしねえ。

どなたも仰られますが当面の大きな変動はないでしょう。
多くの人が(外国の政権も含め)まずは現在までの態勢を
維持しようと考える筈ですから。
いまがチャンスと「先手を打つ」のは危険すぎます。

もし動きがあるならば早くて半年後
あれ何か・・・という感じで始まる。

ただそれも、顔ぶれが動くだけで大きな体制は動かない
少なくとも何年かはそうではないでしょうか。

5年後とか10年後とかは難しい。
金正日が継承したようにはなりづらいでしょう。
周りが激変していますしこれからもそうでしょうから。


今までの北朝鮮は、対中国に米国カードをちらつかせて
いたわけです。
「おれがコケれば朝鮮半島はどうなる?」として
中国の庇護及び援助を引っ張り出していました。

つまり2大国の対立や緊張、利益誘導があっての
ギリギリの国家だったのです。
平和で緊張がなくなると金王朝がつぶれます。

韓国をいつでも米軍が守れるような体制が
実は北朝鮮をも守っていたと言えるのです。

金総書記以外の誰がトップでも北朝鮮としては
そうせざるをえなかったし、これからも多分。

∴ 大きな動乱はないとしても小さな事件は続くでしょう。

また北朝鮮が潰れてしまうことも近い将来では
考えにくいことです。
大量の難民があちこちへ溢れ出るのも、ないでしょう。
(今までの頻度と変わらない程度)

米中も韓国も(別にいつでもどこでもなんですが)
政治に関わっている連中は大きな変化を嫌うのです。

東ドイツが潰れてしまったような不安定は好ましく
ありません。(リスクがまったく無いわけではない)

少し長めの時間をとると中国の社会自体がどうなって
いるかが大きいですね。
現在より更に資本主義的な傾向が強くなると
北朝鮮もその方向に引っ張られざるをえません。

そうすると南北統一もありうる。
(そのとき日本の拉致問題も解決します)

ただし一気には統一されない。混乱が大きすぎる。
東ドイツでみんな勉強していますから。

香港をそのままにして中国が呑み込んだように
北をなるべく温存したまま別扱いで「統一」し
少しずつ同化してゆくのではないでしょうか。
大きすぎる蛙を呑みこんだ蛇みたいにね。

それでも暫くの間は国の勢いが出ませんがいずれ
回復すると日本と並ぶ規模の「大国」が誕生します。

日本と朝鮮という条件が似た二国が共存できるか?


日本が生き残るのはアメリカと同盟を組みつつ
中国との関係をどう構築できるかにかかります。
今までのようにアメリカ一辺倒では「大韓国」に勝てない。

日本の政治に中国と渡り合える力はありません。
経済は?技術は?・・頑張ってほしいけれどねえ。

日本と競合する(統一韓国)とは?

人的に負けそうだねえ。

かの国と我が国との違いは、文化!
優位に立つ資源は文化と自然くらいでしょう。

文化としての日本の高い民度・・・今後の若者にねえ・・・・


追伸
軍備拡大の競争は激しくなりそうです。
経済の活力が衰える国には負担が重い。

安い散髪屋

2011-12-20 20:45:14 | 塾あれこれ
JR五日市駅から東へ進み川を渡るとすぐ
交差点のところに塾の目立つ看板があります。

たしかその看板のビルに最近できた散髪屋さん
「安いが丁寧」とのうたい文句です。

本当にそうだった。
カットだけで税込1000円にしては仕事が丁寧
これからもお世話になりそうです。

我が家からはもっと近くの国道沿いにも安い店が
ありますが、チェーン店の悪さが見えます。
また反対方向にいくと区役所の前にもあります。

探せばたくさんあるんでしょうね。

上記、八幡橋の「安いが丁寧」さん
比較的若い男性がオーナー店長らしくサービスも
一生懸命でした。

ただ、何やかや話しかけてくる、私はこれが嫌
「黙ってるから刈ってくれ」派です。

ただ一生懸命なのに無視もできませんから
相槌を打ったり話をしたり
なんかの加減で景気とか価格競争の話になり
千円の店もそれしかないからやってるが低価格は
大変みたいな話をされていました。

そうですね、サービス業で低価格はきつい、
勢い、仕事が雑になりがちです。
数で勝負しなけりゃなりませんからね。


私は逆の話を申し上げました。

散髪はみんな必要としているから廃りは無い
けれども不景気だと・・・

たとえば、わざわざ少し遠くに買いにゆく珈琲屋
昨年からの豆の高騰についに今年の春値上げを
されました。

大変、ピッキングが丁寧で美味い珈琲豆ですが
その分少し高めです。
以前はブレンドが100g525円でした。
今年4/1からは550円にちょっとだけ値上げ。

でも心持、品質が落ちたように思うのです。
品質を維持すると価格が高くなりすぎるのでやむを得ず
そうなったのではないでしょうか。

何しろ珈琲って無くても良いものだから
すぐに消費量を落とされてしまいます。

ただね、品質が落ちるとわざわざそこまで買いに行かなく
なるのです。
ただでさえ不景気で消費を減らす傾向にあるでしょうに。

生活に欠かせないものはまだ強いですね。


昔はかなりの家庭にバリカンがあり散髪屋に行く回数を
減らしていました。
もっと不景気になるとそんな時代が巡ってくるかもしれ
ませんが、クダンのおにいさんには言いません。

ご存じでしょうし、知ってても言われて気分は良くないし。


塾ってどうですかね?

一応必要だけど通う時間が減っているのではないでしょうか。
安売り店も増えたしね。

学校の勉強が難しくなるので多少追い風もあるでしょうが
基本的には厳しい業界です。

私のように散髪は短くなればよい、という客が増えたように
塾は受験を請け負えばよい、教育などおこがましい、という
保護者も多いのではないでしょうか。

塾業界に限って言えば子供が心配ではあります。

訓練と詰め込み、マニュアル全盛で質が下がった労働・・

家でバリカンを準備する時代が来ているかもしれません。
Eラーニングで有効だものねえ。

さて、どう生き残りますか?

風船地球儀と金総書記

2011-12-19 21:34:37 | 辞め塾通信
塾の風船地球儀がしぼんだので(冬はねえ)
ぷーぷ~膨らませていたらNHKのラジオが
金正日総書記の死亡を伝えました。

まあタマタマなんですが妙にジャストな
タイミングだったような気がします。

長年使っていただけにもう耐用年数を超えているのでしょう。
すぐにへこんでしまいます。

(風船は軽いし安価だし塾には有り難いモノでした。
地球をあちこちから見るのにも便利です)


リーマンショックは今となれば大地震の前触れにしか過ぎな
かったことが良く分かるこの一年でした。

よく言われる来年の政治経済の激動を前にして
金総書記の死はそこに新たな要因を加えてしまった。

多分すぐには動きはないものの、半年たち一年たちして
どんどんと不安を増すのではないでしょうか。
(専門家でも見通しづらいことですから素人は引っ込め?)

はっきりしていることは、世界の政治経済の不安定化。
よほどしっかりしないと長い周期の経済恐慌が襲ってきます。
そうなるとハイパーインフレになるでしょうね。

貯蓄が多い金持ちが困るだけだ、などというバカ者がいる
そうですが、情けない。
・・まあ、なってみたら身に沁みます。

貧乏人はテがないのですが、自転車と同じで動きを止めると
倒れてしまいます。
ある程度の収入を確保出来る道があれば多少安心でしょう。

ところがここに折角の収入の道を自ら断とうとしているバカ
がいます。→私

新規入塾をお断りし現在通塾中の方がニーズを終了すれば
塾が自然消滅します。
今秋に生徒の保護者に案内をしました。
(機会があった一部の塾の先生にも話しました)

来年私は63になり、その時に小4の希望者がおられると
向こう6年間は塾を続ける覚悟でお引き受けします。
それは大丈夫かもしれませんが69あたりで受験指導・・
今までと同じクオリティを保証できるか?
もしかしたら死んでるかもしれません。

そんな仕事は無責任でしょう?
いくら自分に金が必要でも。
自分のために生徒の人生の足を引っ張ってはいけません。

かくして、インフレになる確率が高いのに収入の手段を
断とうとするバカモノが出来あがりました。


暇になったらボケるかなあ。
カミサンが逃げるかなあ。
どうやって生活しよう?


サラリーマンを辞め塾なる怪しげなギョーカイに入る時
死ぬまで多少の収入の道があるし、年寄りが子供に
遊んでもらうのも悪くない、
ともかく、たとえ一人でも生徒がいれば・・
などと考えていたのが甘かったようです。


金総書記死亡のニュース後しばらくして風船地球儀が
ほぼ完全にダウンしました。しわしわ。

チャプリンの『独裁者』では弾けましたねえ。

風船が我家の未来を暗示するものでなければよいけれど。

これを機に生徒の皆さんお辞めになるかもしれない・・ハハハ

歌の日曜散歩で平井英子さん

2011-12-18 11:06:04 | 塾あれこれ
さきほど『歌の日曜散歩』で平井英子さんの
歌が流れました。

童謡の歌手です。
いかにもレトロで懐かしい。

このブログで『うさぎのダンス』に触れていますが
今日の♪しょ、しょ、しょじょじ・・
これも懐かしくて良いですね~。


『歌の日曜散歩』は視聴者の年代がきわめて高く
我々世代にはとても有り難いものです。

懐かしい歌も多く流れるし、ラジオネームでは受け付けず
自分の名前で投稿すべし、というセンスもgood

NHKらしさが残る貴重な番組です。


NHKらしさを改善し成功することもあります。

たとえば『龍馬伝』

それから『カーネーション』
戦後になっての空気を出すのに音楽はどうするのかな
安易にヒット曲を流すなんてことはしないでしょうが
今から楽しみにしている私です。

でも、『カーネーション』で平井英子が流れてたら
という気がするのも事実なのですが
素人っぽい感想かなあ?


追伸
思い立ってユーチューブを覗いたら平井英子さんも
たくさんありました。

ただ『うさぎのダンス』は音が悪かった。
特に私のPCは音が良くないので。
NHK浜松のレコードの音は素晴らしいね。

♪『キューピー・ピーちゃん・・』
はかなり音が良いように思います。
あの可愛らしい声で
♪どんと波ドンと来てどんと帰る・・

懐かしいでしょう?


初音ミクも『キューピーピーちゃん』を歌ってた。
平井英子には勝てないねえ。

李ラインの無軌道を忘れてはいけない

2011-12-18 10:36:19 | 塾あれこれ
断言してもよい。
野田はまた韓国に譲歩する。

なぜなら官僚の言う通りの操り人形だから。
それだけの器量しかない人物を国のトップに祭り上げた
官僚の勝利であり、国民の不幸である。

政治家として震災復興のビジョンを打ち建てられたか?
不幸なことではあったが国家設計をするチャンスであった。

外交家としてTPPの見返りを獲得しているか。
沈みゆく米大統領に気に入ってもらうことだけか?
アメリカの後ろについて途上国から吸い上げるのか?

「平成の開国」というならばビジョンを示しているか?
これをきっかけに良くなるって?
今までもダメだったのに・・

国家の運営者として税の大変更を機に
社会機構の大改造を発信できているか?

震災後、多くの国民は大きな改善を前提に増税やむなしと
していた、それがなぜ昨今増税反対の流れになっているか?
ひとえに政府が展望を示さないまま、ただ増税を言うから
ではないのか。

国民の考えに政府は、すべてNOではないか。
無能としか思えない、NOだ。

そんな首相が弱腰外務省の引いたレールの上で
韓国大統領と何をどう話できるというのだろう。

たしかに従軍慰安婦の問題は重大である。
戦前戦中の日本を思えば占領国民に何をしたか
無謬であろうはずがない。
戦後の処理もあれでよかろうハズがない。

しかし現在の外交としては別である。
韓国大統領がセビルこと事態、失礼の極みであろう。

補償費を食いつぶした韓国にこそ問題がある。
口を拭ってまたぞろ騒ぐ神経はいかにもあの国らしい、
譲歩しても譲歩してもまた次を言ってくるハレンチ。
騒げば相手は折れると見越してふっかける様子は
アホの金持ちにくらいついたヤクザと同じ。
こんなヤカラには譲歩してはいけない。

首相は、人間関係が出来ているというが今回どれだけ
役立つか拝見したいものである。


黄海の漁業で、今は中国漁民に銃を向けようとしているが
その銃口がいつ日本に向けられるか
譲歩してばかりの国には発砲し易かろう。

李ラインで韓国が何をしたか
なぜ日本のメディアは官僚・政治家は黙っている?


感情的な反発だけでは事態が悪化するだけ。
それは大前提ではある。

しかしながら、相手がそう考え反応すると見越しての
汚いヤリクチばかりならば、きちんと物申す必要がある。

冬至が近い

2011-12-17 18:53:21 | 太陽光通信
寒さが増してきましたがあと少しで冬至ですね。
本日、太陽光発電は9.0kwh
久しぶりに9kwhを超えました。

この前はいつだったかというと
11/26(土)に10kwhでしたからマル3週間ほど
9を超えることがなかった!

冬至が近いとはいえ今年は天気が悪いのが
発電量を押し下げてるようです。
太陽が南中する頃、雲がよくかかるのです。
日が傾いてから晴れてもねえ・・

今月の後半はどうなるでしょうか。
先月の様に盛り返してくれればよいですが。


今日、善作さんが亡くなりました。

ウチのオヤジより2つ長生きだったようです。
年頃からいって日露戦争に従軍されているかな?

朝ドラにすっかりハマったせいか
思いだすことなどの多いこと。

祖母が亡くなったときのこと、祖父の時、叔父、
親爺の死などなど
まさに走馬灯。

不思議なこともありましたねえ。


冬至といえばカボチャ

今のカボチャはホクホク甘くておいしいけれど
昔はベチャベチャで味も不味いのがありました。

サラリーマンになってしばらくして独身寮から
出ました。好きに暮らしたくて。
その代わりに安月給の三分の一が家賃、
生活が苦しいの何の。

アパートの近くでカボチャを買ったことがあります。
それも大きいのマルマル一つ、
バカですねえ、三鷹の地元のカボチャ・・これがベチャ。

どうやって食べきったんだか。
まずくて喉を通らなかった。
捨ててはいないハズです。
自分で煮たのですからね。

あのころは時折オフクロに電話して調理法を
訊いていました。
東京広島間が3秒で10円の時代です。
カボチャも訊いたんだけど。

あのころ酒は一升瓶で買っていました。
善作さんの時代と変わりません。
部屋の隅にゴロゴロしていましたね。

『万葉集を解読する』

2011-12-17 10:30:40 | 本の話
爽快です。
月並みな表現ですが、目からうろこが落ちます。

これから万葉集の歌に出会うたびに
この本のことを思い浮かべるでしょう。


NHK BOOKS『万葉集を解読する』佐々木隆著

じつは以前この本の1,2頁程度で挫折していました。
最近ふとまた読み始めて、ハマった。

論証がウルサイ気もしないではないのですが
どうしても必要な部分ですから暫くして慣れました。

以前は自分勝手に「万葉集の歌をいくつか解説してある本で、
味わいかたを学ぶものだ」
と思いこんで読み始めたのです。

予想と違う本でしたので心理的に遠ざけちゃった。

頭が固い証拠です。

出遭いは大切にすべきですね。
でないと一生パスしたままになっていたかもしれません。
なんて勿体ない!


国文学の授業、半年分を一冊にされたと書いてあります。
こんな勉強もあったのですね。
(学生時代に出会っていたら苦労したでしょう)

万葉集は全てを漢字で表記してあります。

万葉仮名で、アならば必ず阿、などと決まっていれば
だれも苦労はしないのですが、音読みの字、訓読みの字
から始まってさまざまな「言葉遊び」まで表記は
大変に複雑なようです。

この本は漢字だけで現された歌をどう読むか、から
歌の解釈、観賞までの関係を述べてあります。

単なる思い付きで、こうも読めるではダメですから
厳密な考証が必要であり、かつ、文学的な能力も
要求される、という大変高度な学問のようです。

一般向けのこの本でも結構とっつきにくいのですが
噛めば噛むほど味わいが増しますね。

難しい部分はナナメ読みして取敢えず読んじゃう
という手が効きません。
その代わりに解説をじっくりと読んでいくと
古代人の感覚、心、ユーモアなどが次第に見え始め
いつの間にか幾首もの万葉歌を観賞出来ている
そういう本なのです。

もちろん、日本語の勉強、歌の勉強にもなります。
何度も読み返さねばならない本でしょう。

漢字と読みと解釈、この三つがあって初めて
万葉集が分かり始めるようです。
本当はそこからきちんとしないと日本語のセンスが
育たないかもしれません。

ん~、大変だね。

「やさしい虐待」

2011-12-16 11:03:59 | 塾あれこれ
NHKで「やさしい虐待」という言葉が紹介されました。

改めて言われるまでもなく、現場ではその危険は
うすうすでも認識されていたことです。

肉体的な乱暴、言葉による虐待、などは明確に
否定すべきこととしてすぐに捉えられますが
それら以外に、子供に良かれと思ってするシツケが
過剰になり過ぎたり、教育で強いストレスを与えていたり
こういう「親ごころ」が過度になりすぎると、結果として
子供を傷つけてしまうことがあるのではないか。

子供も親の期待を正面から受け止めようと努力をしますが
ぎゃくにそれが一定域を超えると期待に応えられなくなり
無気力になったり、自己否定を強くしたりして
例えば、不登校や引きこもりになってしまい
また親も精神的に参ってしまうのです。

(もちろん、不登校が悪いことか、は別問題です。

 多くの人がそれを良くないと思い、悩む
 そういう面では少なくとも避けておきたいことです。

 本当は、不登校を悪いと思うことから解き放たれる
 のが良いのですが)


塾も上記の親に似た状況を作る恐れが常にあります。

子供に良かれと行う指導が行き過ぎていたりして
彼らの足を引っ張っていることはないか?

甘やかしはいけないと逆に厳しすぎることをしていたり、
はないか?

「やさしい虐待」は自分たちのリスクでもあるのです。
特に、甘やかしはいけないという立場の塾ならばそうです。

(友達感覚が営業的にはよろしいので、こういう厳しい塾は
 現在すでに少ないかもしれません)

私も毎日毎日悩むことで、シンドイ。
個別であれば、もっとも神経をつかうところでしょう。 


「やさしい虐待」という状況は無くさなくてはなりません。
当然すぎる話です。

それには、悩んでいる人をケアすることがまず一番です。

それを絶対の前提として、以下の話になるのですが
TVの番組内で言われたことはすべて認められることか?

「良い親」が「良い子」を追い詰める時
その親たちは、彼らの親から育てられたのと同じことを
子供たちに繰り返していると言われました。
(良くも悪しくもそういうことは昔から多かったハズです)

親たちが祖父母からしつけられていたときに
嫌なことを強制させられていた筈なのに、いつかそれを忘れ
自分の子供たちに、また同じ嫌なことを押し付けるのです。

その親の気持ちを解放することが問題解決の第一歩だとして
臨床されるわけですね。

子供への過度な期待は嫌なことだった、と確認し
親が精神を解放されると子供に良い影響が出るのです。

状況が良くなればよいのですから、理屈は二の次でしょう
けれど・・ちょっと待った!

で、クダンの親たちはその親から過剰なことを押付けられて
不登校になってたのでしょうか?
普通に立派な大人になられたのではありませんか。

では、同じように育てて、なぜ今の子供だけが不登校に?
他の要因もあるのではないかと私は思うのです。

自分の子供が思うようにいかないからといって、自分を育てた
親の責任にしてラクになろうってのは如何なものでしょう。
(言い過ぎてスミマセン)

子供が不登校になっている親が悪いというのではありません。
(神様じゃないんだから無謬ではないかもしれませんが)

加減を間違えていたかもしれません。

しかしその塩梅を誰が分かると言うのでしょう。
きっとみんな間違えたことがあるはずです。
神様じゃないんだから。

それを子供が許してくれていたのです。
かれらはごく繊細であると同時にしなやかでタフです。


昔から間違いは数多くあったし、決定的に傷ついた
子供も多数いたはずです。
外国だって同じでしょう。

ではなぜ今子供が不登校に?

そう、
当時は不登校ってほとんどありえなかったから。

社会の状況、環境を忘れるわけにはいかないのです。
すべてを子供たちの環境のセイにするのも良くない
ですが、親が全てを背負込む必要もありません。

特に、昔の社会では環境の部分で子育てに応援が
多くありました。
多世代家族、多くの兄弟、親戚、ご近所・・

今はそれが少なくなり本人にじかに響いてきます。

一番大きな要因は文化の変質だと思いますが
それはまた別の日に書きます。


社会=環境、や情報により子育てが影響を受けると
いうことはご家庭と周囲との違いが大きすぎると
ストレスがおきやすいということにもなります。

残念ながら今日ではあまり「きちんと、甘やかさず」
ということを強く出しすぎるのも難しいでしょう。

そのうえで親の思いは十分に伝えねばなりません。
NHKの番組が何を言おうが、子供に責任をもつのは
一人一人の親だから、ビビらされてばかりでは駄目。

行きすぎには十分注意しながら
社会にも目を配りながら
きちんとした日本人に育てましょう。
甘やかしはダメです。

周りが駄目ばかりならば、立派さが際立つはずですし
国際人としても通用する人間ができるのです。

バス運転手のトイレ

2011-12-15 18:04:50 | 塾あれこれ
神奈川でバスの運転手が勤務で運転中に
コンビニのトイレを借りたというニュース
「何で新聞に載るのだ」と疑問の嵐だそうです。

まったくその通りですね。

新聞は何を言いたいのでしょう?

けしからん、というのでしょうか?
たるんでる?
ありうる話題?

その辺りがはっきりしません。

まるで、ニュースというものは新聞が載せたらそうなるし
無視したらニュースにならないのだ、という
(とんでもないけれどもホンネ)が見えるようです。


渋滞でやむをえない、などの事情があったのでしょう、
プロは仕事に気をつけておられますが、体調が悪いことも
ありえますよね。

私など腹が弱いせいか、プロの体調コントロールには
常日頃から尊敬することしきりです。

運転で何時間もトイレにいけないかた、食事その他の
体調管理はすごいでしょうね。

もちろんほかの仕事でも・・たとえば寿司屋さん、
仕事中にトイレには行ってほしくないですよね。

「手は洗っていますから・・へい、なに握りましょう?」

「石鹸などでは洗いません。石鹸臭い寿司は、ねえ・・。
 へい、何を握りましょう?」


私は学生時代、広電の車掌をしていました。

一年目は夏休みのバイト募集でしたが、3年くらいからは
のべつ勤務していましたね。
勉強もせず。

当時は冷暖房がついていない電車も多く
夏等は窓を開けっ放しで運転していました。

あるときは風で帽子を飛ばしてね、電車は走ってるし
困ったまま勤務が一回りしたら帽子の方が先に戻ってた。

もう一度の失敗がトイレです。
仕事中にお腹がどうにもならなくなって運転手に頼み
トイレに行かせてもらったことがありました。

近頃の若い者は、なんて思われたでしょうね。

でも本社の人たちは、体を心配してくださって
叱られませんでした。

以後、体調管理、水分管理、乗車前のトイレなど
かなり気をつけるようになりましたね。

でもね、あまり水分を取らないのも体には良くない。
仕事も大事、体も大事、バランスが難しいですね。

ついでにトイレ話を続けますと
塾に勤めてた頃、お腹が悪いこともありました。
(前夜、飲み過ぎたかな?)

生徒に「これ、やれ」ってプリントを配ってトイレに
駆け込みます。

戻ってくると、有り難いことに生徒は騒ぎもせずに
真剣に取り組んでいました。

勿論、手は石鹸で洗いましたよ。


それにしても例のバス運転手さん、かわいそう。

新聞に書かなくてもよいですよねえ。

銀行強盗のニュースが流れるとそれからしばらく
銀行強盗が流行ったりします。

近頃では刃物事件ですかね。

マスメディアはそこにも配慮して報道すべきです。

トイレのニュースも、ちょっと違うとはいえ
(仕事中にお腹が)なんてときに新聞記事が
頭をよぎるのですよね。


テレビや新聞が妙に煽る話、もう一回続けます。