冬至が近い

2011-12-17 18:53:21 | 太陽光通信
寒さが増してきましたがあと少しで冬至ですね。
本日、太陽光発電は9.0kwh
久しぶりに9kwhを超えました。

この前はいつだったかというと
11/26(土)に10kwhでしたからマル3週間ほど
9を超えることがなかった!

冬至が近いとはいえ今年は天気が悪いのが
発電量を押し下げてるようです。
太陽が南中する頃、雲がよくかかるのです。
日が傾いてから晴れてもねえ・・

今月の後半はどうなるでしょうか。
先月の様に盛り返してくれればよいですが。


今日、善作さんが亡くなりました。

ウチのオヤジより2つ長生きだったようです。
年頃からいって日露戦争に従軍されているかな?

朝ドラにすっかりハマったせいか
思いだすことなどの多いこと。

祖母が亡くなったときのこと、祖父の時、叔父、
親爺の死などなど
まさに走馬灯。

不思議なこともありましたねえ。


冬至といえばカボチャ

今のカボチャはホクホク甘くておいしいけれど
昔はベチャベチャで味も不味いのがありました。

サラリーマンになってしばらくして独身寮から
出ました。好きに暮らしたくて。
その代わりに安月給の三分の一が家賃、
生活が苦しいの何の。

アパートの近くでカボチャを買ったことがあります。
それも大きいのマルマル一つ、
バカですねえ、三鷹の地元のカボチャ・・これがベチャ。

どうやって食べきったんだか。
まずくて喉を通らなかった。
捨ててはいないハズです。
自分で煮たのですからね。

あのころは時折オフクロに電話して調理法を
訊いていました。
東京広島間が3秒で10円の時代です。
カボチャも訊いたんだけど。

あのころ酒は一升瓶で買っていました。
善作さんの時代と変わりません。
部屋の隅にゴロゴロしていましたね。

『万葉集を解読する』

2011-12-17 10:30:40 | 本の話
爽快です。
月並みな表現ですが、目からうろこが落ちます。

これから万葉集の歌に出会うたびに
この本のことを思い浮かべるでしょう。


NHK BOOKS『万葉集を解読する』佐々木隆著

じつは以前この本の1,2頁程度で挫折していました。
最近ふとまた読み始めて、ハマった。

論証がウルサイ気もしないではないのですが
どうしても必要な部分ですから暫くして慣れました。

以前は自分勝手に「万葉集の歌をいくつか解説してある本で、
味わいかたを学ぶものだ」
と思いこんで読み始めたのです。

予想と違う本でしたので心理的に遠ざけちゃった。

頭が固い証拠です。

出遭いは大切にすべきですね。
でないと一生パスしたままになっていたかもしれません。
なんて勿体ない!


国文学の授業、半年分を一冊にされたと書いてあります。
こんな勉強もあったのですね。
(学生時代に出会っていたら苦労したでしょう)

万葉集は全てを漢字で表記してあります。

万葉仮名で、アならば必ず阿、などと決まっていれば
だれも苦労はしないのですが、音読みの字、訓読みの字
から始まってさまざまな「言葉遊び」まで表記は
大変に複雑なようです。

この本は漢字だけで現された歌をどう読むか、から
歌の解釈、観賞までの関係を述べてあります。

単なる思い付きで、こうも読めるではダメですから
厳密な考証が必要であり、かつ、文学的な能力も
要求される、という大変高度な学問のようです。

一般向けのこの本でも結構とっつきにくいのですが
噛めば噛むほど味わいが増しますね。

難しい部分はナナメ読みして取敢えず読んじゃう
という手が効きません。
その代わりに解説をじっくりと読んでいくと
古代人の感覚、心、ユーモアなどが次第に見え始め
いつの間にか幾首もの万葉歌を観賞出来ている
そういう本なのです。

もちろん、日本語の勉強、歌の勉強にもなります。
何度も読み返さねばならない本でしょう。

漢字と読みと解釈、この三つがあって初めて
万葉集が分かり始めるようです。
本当はそこからきちんとしないと日本語のセンスが
育たないかもしれません。

ん~、大変だね。