NHKTVで百歳のまどさんを放映されました。
偉大な詩人を(さん)でお呼びするのは失礼かも
しれませんが、なぜか「まど先生」というイメージ
ではないですよね。
当ブログの08年1/11
阪田寛夫さんが書かれた評伝「まどさん」について
簡単な紹介をしています。
(これは名著ですね)
○
今日はその続き。
テレビに映る百歳のお姿はさすがにお年を召されたと
いう部分もありますが、詩の世界はしっかりとして
おられます。
まどみちおさんのように、削り込む詩を書く場合には
頭を使うことと思います。
創作意欲が枯れる、書くものが無い、・・などという
ことには無関係な世界に生きていらっしゃいます。
生きること=書くこと
○
一見、誰でも書けそうですよね。
『ぞうさん』
幼稚園の子でも書きそうじゃないですか。
でも、ここまで削るのは至難でしょう。
どこまで書くか、削るか
その見極めが詩人の命です。きっと。
もちろん詩人を成り立たせているのは上記のセンス
だけではなく、語感、言葉の豊かさ、自由な発想
豊かな心、音楽・・などなど
しかし、繰り返しますが
どこまで書くか、削るか、そのセンスは凡人には
分りません。
分っていたら詩人になっちゃう。
絵の世界でも同じですよね。
なぜこれは未完で、これは出来たか、
素人にはさっぱり分りません。
デッサンなんてどれも途中に見えちゃうし。
きっとよく似たことが詩にもあるのです。
○
まどさんが虹の絵を描いておられました。
単純に明るい色を横に引くだけの絵です。
それを見ていて、小野竹喬の世界に通じるものが
あるように思いました。
方や山口、方や岡山で200kmほどの距離はありますが
いずれも南に瀬戸内海を望んで育っておられます。
山口の訛りが抜けないのも彼の詩の世界と切り離せない
からに違いありません。
いつも明るい世界につつまれて、ひとりぽっちの。
偉大な詩人を(さん)でお呼びするのは失礼かも
しれませんが、なぜか「まど先生」というイメージ
ではないですよね。
当ブログの08年1/11
阪田寛夫さんが書かれた評伝「まどさん」について
簡単な紹介をしています。
(これは名著ですね)
○
今日はその続き。
テレビに映る百歳のお姿はさすがにお年を召されたと
いう部分もありますが、詩の世界はしっかりとして
おられます。
まどみちおさんのように、削り込む詩を書く場合には
頭を使うことと思います。
創作意欲が枯れる、書くものが無い、・・などという
ことには無関係な世界に生きていらっしゃいます。
生きること=書くこと
○
一見、誰でも書けそうですよね。
『ぞうさん』
幼稚園の子でも書きそうじゃないですか。
でも、ここまで削るのは至難でしょう。
どこまで書くか、削るか
その見極めが詩人の命です。きっと。
もちろん詩人を成り立たせているのは上記のセンス
だけではなく、語感、言葉の豊かさ、自由な発想
豊かな心、音楽・・などなど
しかし、繰り返しますが
どこまで書くか、削るか、そのセンスは凡人には
分りません。
分っていたら詩人になっちゃう。
絵の世界でも同じですよね。
なぜこれは未完で、これは出来たか、
素人にはさっぱり分りません。
デッサンなんてどれも途中に見えちゃうし。
きっとよく似たことが詩にもあるのです。
○
まどさんが虹の絵を描いておられました。
単純に明るい色を横に引くだけの絵です。
それを見ていて、小野竹喬の世界に通じるものが
あるように思いました。
方や山口、方や岡山で200kmほどの距離はありますが
いずれも南に瀬戸内海を望んで育っておられます。
山口の訛りが抜けないのも彼の詩の世界と切り離せない
からに違いありません。
いつも明るい世界につつまれて、ひとりぽっちの。