日本ちゃちゃちゃ

2008-08-10 11:20:38 | 塾あれこれ
審判がいるものはイケませんね。
まあ仕方ないとして五輪が始まっています。

開会式、チャンイーモーでしたね。
カラーというかワンパタンというか。


五輪を平和の祭典と言います。
願いを込めてでしょう。

いまグルジアで戦争をしながら選手派遣とは?

本来、国が戦争をする代わりをスポーツで
というのですから、国同士は争うものだという
前提が五輪にはあるともいえます。

つまり国や民族の対立をあおるという危険性も
あるのですね。
国旗国歌を避けると違うかな?

ショーバイには反しそうです。

商売だけでなく各国政府も利用していますし・・


いったん横道に逸れます。

(名著)があります。
伊東俊太郎著 『近代科学の源流』中公文庫

西洋科学の発展には前史として長い積み上げがあり
ダヴィンチもコペルニクスも突然に現れたのではなく
多くの先行者がいたということを教えます。
アラビアも橋わたしだけではなく発展させていた。

もとは30年以上前に書かれた本ですが、
一流の学者が自分の仕事を包括するのですから
厳密かつ網羅的です。

しかもわかり易い。
明晰な文章、バツグンの筆力のおかげでしょう。
無駄がない文を書かれる方ですねえ。

その第5章が「アラビア科学の発祥」
まずアラビア科学とは何をさすか、定義されます。

かの地域では人種、言語、宗教など様々であり
対立も厳しいものがあるようです。
伊東先生は(アラビア語で説明されている科学)
と定義し、書き進められています。

今でもアラビア語を使う地域=アラブとなって
いますね。

油がでるからアラブかなあ?
すっげオヤジ・・

失礼いたしました。

ただしそれは一つの考え方ですから、現実は違う
考えもありえます。

たとえば現在イランでは「我々はアラブではない」
と主張されています。
(ナショナルジョオグラフィック今月号)
言語ではペルシア語、宗教はシーア派であると。

伊藤先生の本ではアラブだったのに。

イランだけではありません、シリアも別格。
きっと他にもたくさん違いがあるでしょうね。
決して一色ではありません。


叱られることを覚悟して申し上げますが
東アジアからみれば、やはりあの辺り全体アラブで
我々には区別がつきません。

逆にアラブから東アジアを見れば同じではないか。
日本も韓国も中国も一緒。

違いは多くあれど、それを言い立ててツノつきあわせ
ていても所詮一緒。
あそこはウチとここが違う、は重要ですがそれで
排他的になってはいけません。

対立する感情をあおっては危ないのです。

中国は冷静になれず餃子中毒事件の科学捜査に失敗
自国民に重大な被害をもたらしています。
かーっとなってると危ない証拠ですよね。

日本も相手のレベルに下がることはありません。

コメンテーターはあおっていますが、あれは商売
もしくは芸能ニュースのイロモノ。
言いたい放題ですから過激なほうが面白いのです。
彼らが責任をとってくれるわけではありません。


オリンピックから離れすぎました。

国家、民族といっても所詮同じ人間です。
かーっとなってはいけません。

とはいえ、身近を応援するのも人の常。
日本ちゃちゃちゃ、といきたいですが
「精一杯やりました」とばかり聞かされると
自分だけの五輪かい!と突っ込みたくなります。

けっこう、かーっとなってたりして。。ハハハ


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