塾におまかせします、はどうだろう・・・

2012-05-21 10:35:14 | 塾あれこれ
小さな家でおこなう塾ですから
懇談「会」は開けません。

一般的な話を行うのも、大きな塾ならば必要でしょうが
小さな処は日ごろから細やかなメッセージを出していれば
改めての「会」は不要でしょう。

(一般的なメッセージをわざわざ時間をとって、ねえ・・)

その代わりに個別の懇談はなるべく多くしております。
塾を始めた当初は年6回でしたが、さすがにシンドクて
年5回に落ち着いています。

もちろん強制ではありませんからお出でにならない方も
おられます。
日時の御希望にはなるべく沿います、としていますが
ご遠慮があるかもしれません。

「行っても仕方ないよね。年寄りはいつも同じ話だし」
という方もおられるに違いありません。

一対一での面談が苦手という方もおられるかもしれません。
何しろ一回30分では済みませんからね。
(できれば1時間以内にお願いしたいのですが)

もちろん「来いと言われるから仕方なく」と
毎回お出で下さる方もけっこうおられます。


一度、仲の良いご家庭が2軒で一緒にということが
ありました。
一人では言いづらい話かなあ、と思っていたら
普通の内容でした。

だったら別個の方がつっこんだ話ができるでしょうに。
「いくら仲が良くてもそこまでは」というレベルがあるかも
しれません。
こちらはどこまでが許されるか分かりませんから話が浅目に
ならざるをえませんね。

ところがこの時が懇談時間としては最長。
3時間くらいはかかったのではないか・・・


何々は?
と訊かれて、私が一生懸命おしゃべりをします。
「ボール支配率」は90%かな。

もっと相手にボールを預けても良いとは思いつつ・・


一人の生徒に何年も通っていただき、兄弟もまた
ということになると、一人のお母さんと何年お話をする
ことになるのでしょう。
流石に10年はなかったですが・・

逆にお出でになってもせいぜい年1回あるいはそれ以下
というかたもおられました。
お忙しいですからね、それはやむをえません。

ただ「塾におまかせします、だから・・」ということに
なると問題がある場合もありました。
おおむね結果が思わしくならないのです。

ただ合格してもそれでよいというわけではありませんから。

最悪、途中でお辞めになる方もおられます。

任せたんじゃないの?と言ってみたい気もしますが
「任してこれじゃ仕方ないでしょ」と切り返されるに
決まっています。

喧嘩をするのが目的ではありませんから
「力及ばず申し訳ありません」・・・


訓練系の「○文式」とか算盤教室とか、これはお任せする以外に
なかろうと思います。

でも、普通の塾は受験や成績アップは最低限のことであり
つねに教育ということに関わっております。

その場合、お任せはありえない、と思うのです。
ご自分の子供の教育を放棄されるのですか?

それはないでしょうから、実質は(信用していない)
「言っても対応できるハズがない、どうせどこも似ている・・」

実はそれが子供を伸ばさないのですよね。
塾はダメかもしれないけれど、どんな小さなチャンスでも
我が子のためならば・・・とはいかないのかなあ。

たとえ一言でも訊きたいこと、伝えたいことはないのでしょうか?
「自分はこう考える、塾も分かってくれ」はないのでしょうか。

昔は学校の懇談なら「人質に取られてるから、損がないように
顔だけでも出しておこうか、忙しいんだけれど」という方も
おられたと思いますが、それも子を思ってのこと。

今は(何をお任せするのか、どうお任せするのか)すら
よく分からない場合もありそうです。
「信用してないんだから別に・・・」なのでしょうねえ。
「通してくれればよいんだよ」と。

家庭内で微妙に子供にも伝わるのですが・・構わない?


「親はもう教えられませんから」というお気持ちは分かります。
学校の先生だってお子様を塾に通わされます。
血が濃いと教えにくいものですよね。

私は(家で教えてはいけない)と考えます。基本です。
したがって「ご家庭でこれこれをなさってください」などという
よくある依頼は塾としてはかなり低レベルの懇談だと思います。

では懇談で何を話しているのか?
どんな効果があるのか。

へへ・・・・・ひ・み・つ

というのは嘘でいずれまた書きます。


保護者から「お前と話を何度もしたがちっとも役に立たない」と
突っ込まれそうですねえ。


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