メディアはある意味で常に嘘をつく

2012-10-18 18:10:58 | 塾あれこれ
地方局のTVなど、番組のネタがないものだから
いわゆるグルメ番組とか美味しいものコーナーを
のべつまくなしにやっておられます。

彦麻呂さんみたいなグルメレポーター的な仕事を
若い人が慣れないままにやっておられるのは
可哀そうでもありますね。

毎度ワンパタンで「ん、おいしぇ~」

きっとそれなりに美味しいのでしょう。
カップ麺だってずいぶん美味いのがありますからね、
それを思えば食堂で頂いて不味かろうワケがありません。

ただ誰しも経験があると思いますが、たまには
例え有名店でも「ん~???まずくね?」ってことが
ありますよね。
あるいは縁うす~い友達に薦められて、ガクっときた、とか。

趣味、好み、の問題もありますが確かにマズイものもあり!

であるのに何故TVのレポーターは常に「おいしぇー」のか?

殆どの視聴者は「嘘ついてることもあるだろ」
「仕事だから、不味いとは言えないよな」と了解しています。

「懐かしい味」「食べてゆくとハマってしまいそう」・・
などという言い方や表情からホントかどうかを見抜こうとします。


食べ物にかぎりませんよね。

「これ可愛い」「素敵だね」と誉めているものは
本気で言っているかどうか。
自分の感性に合っているかどうか。
ショッピングで騙されることがないように!

TV局は「価値感は人により様々ですから」と逃げますが
常に良いものばっかりを紹介しているわけではありません。

自分の趣味に合わないからといって「嘘!」というのも
言い過ぎかもしれませんが、基準線を私の側に引き寄せれば
「それ、ウソでしょう、どこが良いんだか」とも言えますよね。

「あんたの塾に行かせたけれど、言うようにはちっとも
 よくならないじゃん、ウソツキ」と言われるのと同じです。


ではお堅い処ではどうか?

TVのニュース番組でアンカーの隣に座るコメンテーターが
「この背景には沖縄への米軍基地の集中があります。
 我々も日本全体の問題として考えてゆかねばなりませんね」
などと仰います。

そんなことなら俺でも言うぞ、と思いましたが
「待てよ、いつからこんなコメントを聞かされ続けてるんだ」
と思い直しました。

何十年、同じことを言ってるんだ。

今、多くの沖縄の方は、すでに怒りを通り越しておられる
のではないでしょうか。
よって、先のコメントは「大嘘」と分かるのです。

何でも「おいしぇ~」ならばまだ可愛いもので
「皆の課題として真剣に考えてゆかねばならぬところに来ています」
と片づけてしまうことは、その言葉自体が突っ込まれないために
逆に犯罪的でもあるのではないでしょうか。

佐藤時代から米軍は何にも変わっていないんだもの。
(装備は新しくなりますが)

地位協定を改めることこそ同盟の深化につながるのに。
人心の離れゆくところにパートナーシップが育ちますか?


相手がこちらを対等の人間、国家と見ていないのです。
米国が日本に向かって、中国カードを切り易いように
尖閣でしかけたのではないかと疑いうるのです。

中国は承知で乗っかった=騒いでみせます。
プレッシャーをかけるチャンスだから。


例によって話が大きくなりました。

本当を伝えないということは「嘘つき」と言いうる、
こう思うのですが、如何ですか?


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